記事No | : 2009 |
タイトル | : 猿は巣をつくらない。 |
投稿日 | : 2013/04/26(Fri) 11:43:17 |
投稿者 | : 桃青 |
人間は何故垂れ流すのか。
を生物学者が考察していた。
そ・れ・は、
人間が猿だから、だ。そうだ。
人間の遠い祖先は、現在の猿の何種類かがそうであるように、樹上で生活していた。
樹上生活する猿は、枝から枝へと移動しながら、催したらその場で糞をする。
すなわち、常に垂れ流し状態。
これは、猿が巣を作らないことも関係しているのではないか、とも言われる。
巣をつくる動物は、巣の中には糞をしない。
たぬきのように、決まった糞場を持っている動物もいる。
すなわち、糞をして良い場所と糞をしない場所の区別がある。
猿は定住の巣を作らない。なので、ゴリラの一夜限りの寝床は稀有な例としてよく紹介される。
つまり、猿には、糞をして良い場所とそうでない場所、の区別をする必要がないので、所構わず、したい時にする。
のだそうだ。
そう言えば、室内で買われているペットの猿はリハビリパンツみたいなものを履いているね。
人間は認知症になると何故糞便を垂れ流すようになるのか。
それは、人間社会で身に付けたものが消えてしまって、猿と同じ祖先の形質がただ、現れて来る。
つまり、人間の肉体を持つ故なんだねー。
そう、ただ、人間だから。
認知症になったひとは、「あなたや私に、受持・読・誦・解説・書写する機会を与えるために、わざわざ認知症になって垂れ流しておられる」わけでもない。
ただ、人間だから。なんだよね。
仏教の諸法実相とか、諸法無我とか、無自性とか、を観じて
人間を観れば、そこには「ただ、人間」が居るのだ。
あなたも、わたしも、ただの人間。
そこから始めようよ。