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記事No : 2029
タイトル Re^2: 提婆達多品
投稿日: 2013/05/14(Tue) 10:54:18
投稿者桃青

> 僕は、母が女性であるから提婆達多品を読んだのではない。
> 悪人成仏を願って読んだのではない。
> 三千一念 十界互具 だから読んだのですね。
>

私は、最初、師匠が私にダイバダッタ品を読ませるのは、
私を絶望のどん底に落としたあるひとを
「あなたを法華経に導いた仏菩薩だと思いなさい。」
と、諭すためだと思い、読むのが本当に嫌で嫌でたまりませんでした。
法座の体験談では、先師たちが自分に仇をなしたひとを
「あの時、あのひとから酷い仕打ちをうけなければ、今の私はなかった。
 あのひとは、私を導いてくれた仏だった。」
という話をされるかたが何人もおられましたので、
「さあ!貴女も先師のかたがたのようになりなさい。」
と、諭されているのだとしか思えなかったのですね。
実際、そういう方々はダイバダッタ品をひいて御話をされましたし、今、現在でも、ダイバダッタ品をそういうような話だと理解されているかたは、たくさんおられます。

「お母様は誰もが嫌がる認知症になってまで、あなたに受持・読・誦・解説・書写する機会を与えてくださった菩薩なのです。」

という発想も、「あなたを酷い目にあわせたひとは、実はあなたを仏法に導いた仏なのです。」
という発想も、同じです。
同じですから、ダイバダッタ品を「あなたに悪を為すひとは、あなたを法に導く仏、」と解説されるかたと、「お母さんはあなたを導くために認知症になった。」と、私に言われるかたは同じかたです。

そして、そういうかたは、ダイバダッタ品を「悪人の成仏を説いている。」「女人の成仏を説いている。」
と、読みます。

「悪人の成仏を説いている」、も、「女人の成仏を説いている」も間違いではありません。
ただ、それを言われるとき、なんだか「十界互具」が頭からすっとんでしまっているようにしか私には聞こえないのですね。

人間なんですよ。
母も私も。十界互具の。
だからこそ、いつか、そう、いつか、仏に成るんです。


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