記事No | : 2285 |
タイトル | : 仏に任せる。も、また方便なのだろう。 |
投稿日 | : 2013/10/10(Thu) 10:28:26 |
投稿者 | : 桃青 |
私の見るところ、「仏に任せる」の「功」は、なんといってもえも言われぬ妙なる「安心感」が得られることでしょう。
俗に言われる「人事を尽くして天命を待つ。」心境もまた、得も言われぬ安心感に満ちたものでしょう。
その心境は「仏にまかせた。」「神の御心のままです。」と相通じるものではないかと思われます。
私は、「仏に任せる。」を入口として、安心を得たわけではないのですが、空や無自性やら、十界互具やら、中観やら、を学んでいるうちに、ふと気がつくと、いつの間にか、仏は常に此処にいます。という大きな大きな安心を得ていることに気がついたのですね。
私がたどり着いた安心は、「仏様に任せています。」と言われるかたの安心感とそうは違わないと思います。
入口が違うせいか、私は問題の解決を「仏に任せる。」という気持ちにはなれません。
代りに、私がこけつまろびつ、何とか問題を解決したい。と足掻いてる全てを仏は大悲の眼で御覧になっているのだから、これからも安心して足掻いて行けばよいのだ。という安心感。