エアコンのない家
輻射冷暖房と空気循環ダクトによるSE構法3階建
漆喰壁塗りのDIY
ダイニングからリビング、外のウッドデッキ
外壁はガルバリウム鋼板を横貼りしています。1階部分の外壁と出窓部分を白い左官材を採用。間口に対し縦に長い建物になるため、外壁を分割することで周囲に対し巨大なボリュームにならないようする意図があります。また左官材なのでもしもヒビなどが入ってもメンテナンスが容易なようになるべく地上に近い位置を左官材としました。
バルコニーのフレームは亜鉛メッキしたスチールで耐候性を高め、目隠には天然木レッドシーダーを横に貼って浸透性の防腐塗料を塗りました。フェンスも同じデザインとしました。
バルコニーの屋根面には太陽光パネルを電源とする電動のスクリーンがついています。
各窓面には窓の外に手動のスクリーンを設置。過度な直射日光からの熱所得を押さえる工夫です。
南東から
裏面のサービスバルコニー
斜めの屋根〜外壁まで同じ素材、ガルバリウム後半で仕上げています。1階のガレージドアはレムコの製品、玄関ドアは引戸です。
建物の裏面にもサービス用のバルコニーがあり、ここにも他と同じ素材を使いました。通風と目隠を考慮して斜めに貼っています。床は透明なFRPグレーチング゙を使って、下階が暗くなりすぎないように注意しました。
地階個室 窓の奥はドライエリア 床はアカシヤ 壁の仕上げは漆喰
みんなで協力して壁仕上
パテ&シーラー処理(建主さん施工)
素人の左官仕上 ラフ
左官屋さんのラフなフラット仕上げ
この写真の中だけで10人!建主さんの人徳
みんなで寄ってたかって左官屋さん(笑 )
ダイニングからリビング、奥にタタミスペース
家族がいる中心はリビング・ダイニング・キッチン。高さ制限のかかる部分は吹抜けで斜めの天井にしています。
一部の柱と梁はそのままあらわしています。床は幅広のウォールナットです。
奥に予備室を兼ねた小上がりのタタミスペース。畳の下は引出し式の収納ボックスになっています。左が階段室、正面奥が洗面室になってます。
オリジナルのキッチン
カウンターはクォーツ 特注ステンレスシンク
タタミスペースからリビング、ダイニング方向
リビングからウッドデッキへ 畳4枚分くらいはあります
タタミスペースからリビング、ダイニング方向
リビング 2階の階段室を見たところ 壁はアクセントで濃茶に
洗面室 陶器製のダブルシンク
浴室天井にトップライト
3階の共有スペースから個室を見る
3階は写真のように斜めの天井で大きく切られる空間です。ふたつのベッドスペースと子どもたちだけの共有の空間をつくりました。
それぞれのベッドスペースにはベッドと洋服、その他の収納を置けるようなサイズです。
それだけでは机を置いた勉強する場所がないので共有空間をつくりました。机や本棚、電子ピアノなどが置かれます。
斜めの天井には開閉式のトップライトをそれぞれ用意。室内窓で他のスペースとつながり、上部からの光も取入れられる空間です。窓下の壁の厚みの中にはニッチな本棚スペースも作りました。
3階の床は明るいカバザクラ。壁と天井は漆喰の仕上げです。
子ども室ふたつの仕切り 冷暖房パネル
3階の共有スペース スノコ上がロフト
3階の共有スペース
ベッドスペースは閉じられるようになっています
共有スペースからベッドスペース
ガラスの洗面ボウル
3階にもトイレと洗面スペース
室内窓 壁の厚みでニッチな本棚
2階の吹抜けと斜め天井の部分 3階から
吹抜けの奥にもスペーすあり
吹抜けに浮かぶ空間
ロフト
ロフトと子どもスペースにも引戸があります
ロフトから外部に出たところ
建物最上部の空気循環ダクト
空気循環ダクト 地下へとつながります
空気循環ダクト 地階の吹出口
建物上からの夕景 遠くに富士山のシルエット
建物概要:
大岡山の家3
ED-House
木造3階(SE構法) 地下1階建
延床面積:154.51m2
設計 大庭建築設計事務所 /大庭 明典
外壁:ガルバリウム鋼板、ジョリパッド
屋根:ガルバリウム鋼板
床:ウォールナット、カバ、アカシヤ
ロックファー
壁:漆喰
天井:漆喰、シナ合板、木毛セメント板