平成9年(1997)                           5月16日〜6月3日

                          創刊号

                  十菱麟から全人類に送る親書
                                 

    1.新規希望者には誰にでも2000円以上の自由価(愛のお供え)で送る。    
      『天神だより』以来の読者は今までどおりです。お賽銭は0〜∞。
    2.発行日は予測できない。
    3.すべての事務は次の発行人が引き受ける。
      松嶌徹(まつしま・とおる)
      562大阪府箕面市白島2−21−34パラマウントヴィラ302
      電話&ファクス0727−24−7694
      松嶌徹郵貯口座番号:14190−68085001
    4.著者への来信・来訪・来電は随時歓迎。
      634奈良県橿原市鳥屋町1−5錦荘6号室
      (近鉄橿原神宮前駅下車西口からタクシ−で4分)
      ご寄進は下記に
      南都銀行神宮前支店普通預金:360721ジュウビシリン
      郵便貯金14560−3271641ジュウビシリン
      (著者は生活保護9万円/月から離脱したいのです。)



やっといい題が
                                      在橿原970516/1525
 これは天啓というものです。最初、私の住んでいる錦荘の一字を使おうと思った。それから、深い瞑想に入った。午後2時にチャイムが鳴った。隣の4畳半の壁掛け時計からである。つづいて、2時7分にまた鳴った。これは、一昨日来訪された奈良の小石さん(私はペブルと愛称)がセットを間違えたからである。ペブルは自分のアドレスも電話番号も書き残さないで去った。私も『人生ある記』というノ−トに書いてもらうのを忘れた。
 梅雨が早めに来たような小雨ぱらつく日だったので、ふたりともポオッとしていたのだろう。
 彼女は、私の第一結婚からの長女・ひとみと同い年の寅。離別した最後の妻・愉美子より一つ上ということだった。ウサギの愉美子は、消費税アップが響いて、彼女が自営している健康食品通信販売の売れ行きがパタッと止まって困っていると、私に電話で報告した。彼女とは、1994年11月以来一度も会ったことがない。彼女とのあいだに生まれた6人の子供の顔も、この2年半見たことがない。寂しいなあと溜め息をしていると、天の神さまが、心優しい女人をときどき寄越してくださる。
 ペブルと一緒に来た女人は、7歳年下の山城さんだった。ともに寡婦。今は京都に住んでいる山城さん(子持ち)は、近くペブルの家に移って、楽しく一緒に暮らすそうだ。
 私は彼女たちの車のなかで呟いた。「いいなあ、女の人は! 男はすぐ喧嘩を始めたりして、男同士の同居共住はむずかしいのですよ。来世はオンナに生まれようかな。」
 すると、小石ちゃんが、「どうして?」と訊くので、「俺、オトコに飽きてしまったのかもしれんよ」と答えたら、二人の未亡人は笑っていました。
 それにしても、「未だ亡くなっていない人」というのはイヤな感じの漢語ですね。宮崎美恵さん(ワコとともに京都から橿原に移住したが、ワコが私から去ったのをきっかけに疎遠になっている人)は、「寡婦」という言葉を好んでいました。「後家」では古すぎますしね。


2年前の『明日香だより』を読んでいます
                                      在橿原970516/1745
 1995年5月10日現在のイチ同胞登録人口は800人と書いてあります。私はすっかり忘れていましたが、あれから2年経って、100人ほどに減ってしまったのか。こないだ、松嶌徹さんと電話で話をしていて、「新陳代謝で、また縁のある人が入りますよ」と慰めておきました。
 事実、このまえ和歌山市から来た熊本節子さんなどは、牧野元三がまだZA托鉢していたころ、南紀州の彼女のお店で二人がバッタリ会ったと言いますから、10年も前からの縁です。ペブル+山城の二人の寡婦さんも、私がまだ大分県清川村に住んでいたころからの縁ですから、これも3年前の縁の復活です。去年、明日香マンションに来たKKK(京都の甲斐恵子)などは、船井さんの本ではなく、東京でPHPの雑誌で私の名前を知って連絡してきた人です。まことに、縁は異なもの、味なものです。
 アサハラ狂祖は95年の今日逮捕されたと、この『明日香だより』に記録されてあります。裁判中の彼は相変わらずシラを切っていますが。


ああ、もう6時1分か! 
                                      在橿原970516/1802
 網戸を入れるのに1万5千円かかるということが分かったころ、山形の円心(オリンピックの年に富士宮で開いていた道場"幸福心理研究所"で霊的トップだった人)から、3万円の寄進があったので、そこから読売新聞の滞納代金を払ったりしました。網戸もOKで有難いことです。やはり、蚊とゴキブリの襲来をまともに受けるのはたまらない。
 実は、ヨミウリ代金がなくてペブルから3000円を借りた直後に、円心からの喜捨が封筒でポトンとドアから落ちたので、二人の寡婦さんもびっくりしていました。それで、橿原神宮参拝の案内をしたあと、二人を織田作之助(1913〜47)の名作『夫婦善哉』に因んだ同名のぜんざいを出している店「さと」にお連れすることもできました。
 あの日は、溜まった出し手紙の切手代もなく、客人の接待もできないと弱っていたのでした。神さまは何もかも巧く計らってくださり、来週(きっと5月22日)に、私が二人寡婦(ニホン語としては固いね)をKKKに紹介することになっています。場所は、京都岡崎西のKのマンションです。そのとき、私はランド−ンの「無意識解放」と、松居松翁先生から亡父が伝授された「霊気療法」を伝授するつもりです。3人のカフさんたちは喜ぶことでしょう。
 「無意識解放」は、スブドのように憑霊の危険性がないし、私も安心してイニシエ−ト(伝授)できます。「霊気療法」の伝授は20分ほどで済みます。正座合掌で簡単です。「霊気療法」と「無意識解放」については、今朝がたKKKKに書いた手紙があるので、ここに転記します。
 縦書きになって読みにくいかもしれませんが、勘弁してください。
錦のたまづさ