根本的にはミロク(369)で生活していますが、その合間合間に4と7が入ります。7は「七つの灯台」として黙示録に出ていますし、エドガ−・ケイシ−はこれを「七つのチャクラ」と解釈しておりました。
 私の家紋は七曜です(大本は九曜)。7に基本・調和・開始の意義をもつ3を足すと、完成・到達の10になります。十全という言葉は病院にも使われ、「気」について多数の著書を世に問うた河野十全氏とは、むかし親しくしていたことがありました。この人との縁はすでに切れていますが、私が清川村に暮らしていたころは、新宿にマンションを用意するから「一緒に気の仕事をやらないか」と誘われたことがあります。
 私の貧窮を知っていた同氏は、無造作に10万円を新聞紙でくるんだものを普通便で送ってくれました。それは旅費ということでしたが、私はその大金を愉美子に生活費として渡した上で、牧野元三と例によって無銭ZA旅に出ました。東海道をゆっくり東に向かううちに、浜松あたりで、何か河野氏の生き方と思想とに強い違和感を覚え、電話で断りました。私の背後霊団が彼との協同作業を許さなかったのです。
 四の「善悪理分け」が、あの場合にも働いていたのです。その後、私は河野十全氏の著書を一冊も読んだことがありません。私の「蒼古気道」と根本的な食い違いがあるからです。詳しくは、いずれどれかの本で明らかにしようと思っています。

 たまづさは手紙・消息などの美称です。漢字では「玉梓」と書きます。『錦のたまづさ』は、私の住んでいる錦荘から発せられる便りという意味であるとともに、錦を着て帰るべき故郷もない私ではありますが、あの美しい絹織物のような文章がいつかは書けますようにという私の祈りをも含んでいます。
 どうか、あなたの「たまづさ」もお気が向いたときに錦荘にお寄せください。出来るだけお返事いたします。                                         拝具

                                                   十菱  麟 
                              634 奈良県橿原市鳥屋町1−5錦荘6号室                               電話&FAX07442−8−4731
やまと時代;リスト
錦のたまづさ・創刊号