十 菱 麟 ・ 略 歴

出生  大正15年7月15日  東京市杉並阿佐谷村にて誕生
両親  亡父は小説家・劇作家 十菱愛彦(占星学者としてはト−ビス星図)・M30
     亡母は歌人・随筆家 十菱敏子・M38
弟    次弟は十菱珠樹(会社経営)・S5。末弟は十菱駿武(考古学教授)・S20
     家族関係の詳細はサンケイの紳士録を参照されたい

学歴  昭和14年3月  東京都目黒区緑が丘小学校卒業
     昭和19年3月  都立第一中学校卒業
     同年    4月  武蔵高等学校理科甲類入学
     昭和22年3月  同校文科甲類卒業
     同年    4月  東京大学文学部入学
     昭和26年3月  同校文学部英文科卒業
     昭和27年7月  オハイオ州立大学大学院にガリオア・フルブライト留学生として
       〜28年5月  在籍勉学

職歴  昭和26年4月より約10年間、都立足立高校、武蔵中学校、都立南多摩高校、
     日本大学理工学部にて英語教授
     昭和30年代後半、日本橋室町にて翻訳エ−ジェント・株式会社英瑞カンパニ−
     を経営しつつ、日本石油化学、明治ゴム、などの諸会社の嘱託となる
     昭和40年代前半は新日鉄本社の技術書類を翻訳(和英)。以後は独立にて翻
     訳と著述を行なったが、昭和40年代初めには東京ビジネス圏を離れて、放浪
     托鉢の旅に出た。

訳書  ホ−ムズ:     こころの発見(日本教文社)
     ニ−チェ:     妹と私(四季社)
     ベネット:     二十世紀の奇跡・スブド(理想社)
     ミラ−ド:      奇跡の人−−エドガ−・ケイシ−の生涯(霞が関書房)
     マハリシ:     超越瞑想入門(読売新聞社)
     サ−ミナラ:    超能力の秘密(たま出版)
     B・J・パ−マ−: 芸術・哲学・科学(上部頚椎カイロプラクティック協会)

著書  アメノミナカヌシの秘密(霞が関書房)
     AZシリ−ズ6冊(霞が関書房)
     6と9(インフォ−メ−ション出版社)
      Z革命の秘密(百花苑)
     その他、十数冊
                                                 頓首再拝
                                                十 菱  麟


空梅雨と思いきや
                                       在橿原970712/0619
 毎日毎日ビシャビシャと雨続きである。豊年満作は間違いないところだろう。悪いけれど、南の国の不味い米を買わないですみそうだ。
 暫くワ−プロに触れることができなかったので、機械の操作を少し忘れてしまった。
 今朝は5時台に息子二人(愉美子からの悠久と音仁)の夢を見て、飛び起きてしまった。
可愛くて可愛くて恋しくて恋しくてたまらない。顔を洗いながら、とうとう泣いてしまった。
 隣には、息子がわりの菊池哲栄(52)が独身で住んでおって、私のことを慕い、何かというと「寂しい寂しい」と私のところに遊びにくる。たいてい酔っぱらっていて、応接が難儀だが、「センセイにどこまでもついてゆきます。たとえ地獄の底までも」などと言うので、やはり可愛くなる。茨城県の産で、中学しか出ていないので、104の掛け方やキャッシュ・カ−ドの使い方も知らないほどなので、秘書としては甚だ使いにくいが、ときどき美味しい味噌汁を持ってくる。元板前だった由。
 私より18歳も若いので、開けにくい瓶をあけるくらいの体力はあるが、酔っぱらっていると、フラフラして座敷のあちらこちらに蹴つまずいて、私の部屋を荒らしてくれる。 おととい(7月10日)、彼を天理市に連れて行った。朝倉詰所の10畳部屋に泊めて、旨いメシをたくさん食わせたが、食いすぎたとみえて、夜中に七転八倒、下痢と嘔吐で「死にそうだ!」とわめいていた。難儀じゃ。儂の介添え人のはずが、逆になってしもうた。
 彼のアル中は「山型」と言って、間欠的にやってくる。いつもは会社で真面目にトラックの清掃をやっているのだが、発作が来ると、会社には行かず飲み通しなので、今回はクビのようだ。
 「オレも福祉から首切り宣告を受けて、7月8月はどうにか9万円の給与を受けるが、9月からはゼロだよ。吉野の奥の山中にお前と同棲したい」と言ったら、喜んでいた。農家出だから、無農薬で器用にあらゆる野菜を作る。米も作れる。9月からは哲ちゃんと山住みに入ろうと思っている。


酒飲みにやるような福祉費はないぞ!
                                       在橿原970712/0702
とヤクザ言葉で吠え猛ってから、福祉の係長は帰って行った。9月からはもう1円も出ないということで、私はまた税金を払って国民健康保険証を手に入れないといけないのだが、そんな能力はないし、すべての税金を払いたくないから、9月から先は深山の仙人になるしかない。サラ金50万もそのままにしてズラかってしまおうと思っている。
 私からお金を取り立てるような人間には、ひどい天罰が当たってしまうぞ!
 「イチ同胞」諸君の時々の寄進で、どうにか食えているが、おかずくらいは近くの川から捕って来ようと思って、タイから輸入された鮒竿を千円で買ってきてあるが、この生憎の雨続きでは、釣りにも行けない。竿とテグスは遊んでいる。餌はミミズなど見付からないので、練り餌を買ってある。時代は変わってしまった。昔ならドバミミズで鯉を釣り上げたものだ。

 発行を促進するために、たくさんの切手を松嶌徹さんに送ってください。
 「イチ同胞」諸君には寄付・寄進・ドネ−ションを精一杯期待するのみである。
   南都銀行神宮前支店普通預金:360721ジュウビシリン
   郵便貯金14560−3271641ジュウビシリン
   お便りは634奈良県橿原市鳥屋町1−5錦荘6号室に。
   麟電話:0744−28−4731

   さながらに神そのままに生きゆけば 天地の助け限りこれなし
   憂きこともただそのままに「たんのう」し神の恵みを待てばよろしと
   終はりには総べて分かると神は言ふ ただ待ち待ちの忍耐ぞ要
やまと時代;リスト
錦のたまづさ・第2号