サスペンス立花陽介と言うたかて
                                       在橿原970624/1603
 こんなものを見るのは、働く男ではなく、ヒマだらけの主婦か、失業中の男だろう。水谷豊の強い影響で、グラリと来た妻は、午前様にそういう話もしたいけれども、相手は乗るはずもないので、夫婦はバラバラ、しかも、「失楽園」というアホなワタナベ・ジュンイチ作品が、映画やテレビにはびこっている。本のほうは中年サラリ−マンもせっせと読んでいる。女房も映画やTVで追いついている。
 不倫を美化する運動はだいぶ前から盛んになっているが、「銀婚離婚」とやらが、倍増して24%となっている現代日本。小児殺人は9560件にも増加しており、神戸生首事件は長期化の様相を示している。
 つまらん男女がスクリ−ンや紙面に舞い踊っている。日本だけではないけれども、モノカネ豊からしい日本では、それが鮮明に現れている。
 私のように、真の妻を求めて70年努力した人間でも、時勢には勝てず、一番損な役回りをして、体がヨタヨタしてきた。
 KKKには間違いなく大恋に落ちたけれども、「結魂」はできても、結婚ができるような間柄ではなく、彼女は彼女自身の定め(前世からの約束)をせねばならないので、ヤマトのセンセイからのアプロ−チもときどきはうるさくなる。若いのである。やはり愛嬢でしかないのか。


村井英人再来・涙
                                       在橿原970626/1217
変怪風雲数26はたちまち働き、私が正午ごろトロトロとしていたら、ムライがまた来た。「よう、来たのう!」感、無量である。彼は疲れ切っていた。まんなかの四畳半にノウノウと寝かした。
今日は自転車泥棒をせず、橿原神宮前駅から炎天下を歩いてきたという。「シャブはやめにやあかん!」と向こうから言い出した。「カミサンって、やっぱあるもんかのう。」それから、「センセイには50歳くらいのオンナを送るよ。身の回りの世話にの。」シャブ抜きの真面目女人のようだ。欲をいうなら、18歳がいいが、彼の真心にはそういうことは冗談でも言うべきではない。
人妻はやはりアカン。和歌山のフリ−マ−ケットで頑張っている熊本節子は、米人との籍が切れていない。40女だし、よほど彼女に白羽の矢をと思ったが、ワコで懲りた私はもうほとんど人妻恐怖症になっている。泥棒のなかで人妻ドロボ−は最悪である。男の念をかぶる。そのあと碌なことはないし、相手の女にも碌な運命はめぐってこない。人生70年、そのことだけは骨身に染みた。独り妻というものは、オヤサマ・カミサマがくださるものである。「それがこの世の始め出し」である。


錦鶏
                                       在橿原970626/1241
今日はどこにもゆくなと、私の奥の心が囁いたのは正しかった。神の声が人の声になっている。
キンケイというのは、キジ科の美しい鳥で、鳥屋町にもいない。翼長20メ−トルほどある。羽の色は金と赤。中国南部に分布しているが、好事家は世界中でこの雉を飼っている。この鳥はあまり飛ばないで、地上で昆虫と種子を食べている。とても、鳳凰のような派手な鳥ではない。私に似合った鳥だのう。時計草の垣根のなかに自然飼いとしよう。 値段? そんなもの知るか!


村井英人はシベリウスを聞いてスヤスヤ
                                      在橿原居970626/1531
洗濯その他の家事をやりながら、疲れ果てたムライにシベリウスを聞かせておいた。こちらもそのうち疲れて、自室で眠り、彼に「開魂」をおこなった。起きたら、4時26分だった。どこまでも26である。その直後、市役所の保護課から村井田さん他一名が入来(ジュライ)した。ムライが寝ている部屋を通り越して、私の部屋に入れと言ったが、向こうは遠慮して玄関先の立ち話。「今月、いくら寄付があったか?」とそればかり。そんなことは記憶していないと突っ撥ねた。向こうは食い下がる。「数字申告が必要なのだ。来月のアタマまでに、6月分の寄付額全額を数字で出してくれ。そうしないと、福祉として打ち切りも継続もどうにもできん。」役人はどこでもかくのごとく四角四面である。どうせ不正直覚悟で、ニセ数字申告をすることに肚を決めた。精霊長のヒソヒソ声が私の耳に残っている。経済はまとまるのだろう。そして、今福祉から受けている9万円は消えてしまうのだろう。
ムライはスヤスヤ。よく寝かせてやろう。財布に2000円ほどは残っているから、彼が腹が減ったら、近くの労働者食堂に連れて行って食わせてやろう。福祉の役人は、上がりがまちにおいてあったHIニッカを責め立てた。「酒はやめなさい!」単純思考のバカモンだ。シャブ中やニコ中や阿片中やアル中のことなど、何もご存じない。「意思でやめるのだ!」の一点張りである。
ああ、人間意思ひとつで全てが決まるなら、現在の世界中の悲劇はないだろう。アル中のエリツインも、あの偽善顔でG7なんどに出てくるものか! エリはもうすぐ地上から消される。時間の問題だ。中国が大きく世界のモノカネ戦場に出てくる。USの軍力などで抑えが利くものではない。 世 界 大 乱である。
しかし、カミサマはその直前にこの地球そのものを大整理してくださる。早いのだ。1998年。
私はチョボチョボと市役所の厚生省下部機関とケンカしているだけ。もうやめよう。負けるが勝ち。勝ち負けなしの神いくさである。


このヘンなイチ棒を消すことができない不器用さ
                                      在橿原970626/202 ─
 ここには0を置くべきである。ところが消えないものは消えない。マニュアル(便覧)とかを見れば、きっと、その消しかたが出ているのだろうが、面倒くさい。万事めんどくさい。メシを作るのも、ウンコをするのもメンドくさい。俺(泣く性者)に助手が要るのに、女房がいない。学僕がいない。下男がいない。
 いま、おれの長男が勤めている厚生省の下っぱである市の福祉小役人と戦争中である。
 しかし、第一長男・龍は厚生省にこびりついて、今はNYCに出向中である。出世するのだろうう。


気が向いて私の履歴書を挟むことにした
                                        在橿原970712/0611
自分で自分の履歴を忘れることが多いので、まえに作っておいたのを次に掲載する。

錦のたまづさ・第2号