ALISUN!
                                      於天神920818/1834
 台風上陸となれば停電です。それまで、せかせか傘張りする気なし。家内台風でくたびれていますが、眠気は来ない。歴史的文書をしたためます。
 「他人」の台所にコ−ヒを作りに行ったら、 は作ってくれると言う。「他人に悪いね」と言ったら、「とんでもない」だって。どうなっているのだろう。人類愛みたいなものなのだろうか。私としては、堂々とチョンガ−。ただし、カネの障りがあって、別居できない。どちらかが出てゆくことにはなっています。人数から言って、私ひとりがどこか都会のアパ−トに出るのがpracticableでしょう。今のところ、傘張り下宿人というところです。
 登仙あての千レタ−、よければ登仙から見せてもらってください。あれを に見せたのが、ヒステリ−→離婚届の始まりだったから、何かあったのかもしれない。オンナの心理はあまり憶測したくない。しても、分からないのは変わらないから。男は勝手に女の心理解釈をする。男社会であるからして、柔軟な女は、アタリとかチガウワとか、適当なことを言うだけで、決して本心は言いません。言ったところで、こちらには通じません。向こうさんも、不通性の必然を承知なのだろう。
 私にとっては、結婚とは私側の「一夫一婦」の決意表明でしたが、いつも失敗だったところを見ると、私は結婚に不向きなのかもしれないから、"愛美コミュ−ン"では「結婚無視」を規則とします。無視だから、したいものは勝手にさせるが、無視は無視です。夫婦の一方がコミュ−ン内で「不倫」をしても、それは不問に付します。責めることがありません。結婚の根本は誓いか約束か決意か契約なのですから、この四つがみなあやふゃであることを「組員」が全部納得すれば、その先は明らかです。
 「愛美組」という反社会的(ある程度)名称はお嫌いですか? バタ臭い"愛美コミュ−ン"のほうがナウいですか。だが、あれかこれかの選択はやめて、両方使おう。「愛美組」のほうがピッタリ来るという人もいるだろうから。どんな社会にも首長は必要です。デモクラシ−の国でも、大統領が居る。戸主という言葉はなくなったかもしれないが、筆頭者くらいの名は残っているのでしょう。「愛美組」の組長は千がいい。私は総長とでも呼ばれよう。またはトウサンです。
 4年間、組長を牢屋に留学させます。その留守にオヤジ=トウサン=BABA=PAPAは何をしようか。体験と思慮と研究の年月とするしかない。一人では何もできない。根回し、人と人のネットワ−クでもポツポツ作るか(今までもやっていたが)。血縁の子らとその母( 母子と簡単に言おう)の窮乏を放置するわけにはいかないから、傘張りと楊枝削りは続けるだろう。世間ダルマに伴う義務感では充分の動機にならない。MERCYが私を動かすだろう。それは自家製ではなく、やはり上から下りてくるものです。
 にもかかわらず、母子が窮乏したら仕方ありません。世間並みに、あるいは世間以上に、かれらを物質的に豊かにすることなどは、私の人生目的ではないから。行きたい子は、苦学してでも大学に行くでしょう。(昔の、龍や聡や睦たちがそうであったように。)親馬鹿チャンリンのリンではライオン教育はできないのです。
 新日鉄時代、まじめだった私は早死にの危険を背負って精励していたら、天の配剤で、織子がオリックに浮気をしてくれて、東京ビジネス圏バイバイになりました。こんども、 が離婚の大英断をしてくれたので、義務感は大いに縮減されました。少なくとも、生活保護の十数万円分は、私の傘張りの仕事量が減って楽になります。他人が私に「せめて高校まで出してやって」と言ったところで、私は首を横に振るだけでしょう。学歴と本人の幸福は全く無関係なのです。
 けさ、私を訪れた31歳のAUSSIEだって、学校など出ていないが、無貨幣社会のサンプル・ネットワ−クみたいなエネルギ−の無償相互提供の仕事を全国的に始めようと言っていました。私は応援するつもりです。 はそういう夢物語にはそっぽを向きます。性格の不一致どころではない。人生観の背反です。レ−プされて6人を生んだと思い込んでいるらしいが、どうかしています。ヤキモチ甚だしかった頃などを、どう思っているのかしら。枕を外してのけ反ったのは、セックス快感に騙されただけなのでしょうか。それとも、女は現在に合わせて過去を再構成する天才なのかしらん。
 いいんだ、そういうことは。もう未練はないのだから。けさは、しらふだったが、思い切り怒鳴ったよ。4年分を一度に噴火させた。私の怒りは、 からの「聖母マリヤも普通のオンナよ」の一言でした。「何でああいうことを言ったのか」と詰問したところ、千尋の手紙がアタマに来たから「坊主憎ければ...」だと。しかし、千ちゃんとマリア様とどうつながるのだろう。わからん!  はサイババの恩寵か霊的指導でも受けているのかなあ。ただのファンにしか過ぎないか、私の代用品(特に質のよい)をサイババに見つけたのか、そんなところでしょう。
 「天国では娶り嫁ぎなどせず」というイエズスのお言葉は、別に死んでからのあの世のことを言っているのではあるまい。スウェ−デンボリの天国は、一夫一婦です。結婚制度はなくても、ある日ある瞬間、そういう一対の男女が天国を歩いていたというのなら分かるがね。マグダラのマリアがイエズスと二人で仲よく深く美しい語らいをしていたときは、あの二人は霊的夫婦ではなかったのか。婚礼も挙げなかったが。二人にセックスはなかったとクリスチャンは信じていますが、私は疑っています。また、聖母マリアの処女懐胎も私は信じません。素晴らしいグルが彼女を孕ませたのです。許婚者のヨセフはそれを知っていて、有難く胎児を頂いたと思っています。そして、マリアは操を立てて、一生ヨセフと交わらなかったか、一説によるように弟を生んだのか、私は知りません。イスキリという弟がいて、十字架の身代わりになったという説は例の竹内文献にあるが、私はイエズスが仮死状態からヨギとしての実力で蘇生したという説を信じます。(例のJESUS
LIVED IN INDIAにある通り。)
 実証主義者・doubting Thomasだけを連れて、イエズスがISSAという名で印度に戻ったのは本当でしょう。欧州中心にキリスト教を立てる仕事はペテロとヨハネと、あとから出てきたパウロの三人で充分と見極めたのでしょう。ISSAまたはISAとコ−ランにも記録されているお人は、癩病治療家としての名声を途中の国々に残しながら、インドにもどり、トマスとともに長命を保ちました。
 キリスト教会を敵に回すような、そういう説を自分は取らないと、かつて君は言った。それはそれでよろしい。あなたは公人であり、会長であり、実業家だから。
 イタリアのあの聖女の記述は、私はそっくり認めますが、あれはキリスト教内部のことで、十字架以後のISA生涯とは別のことです。あのイタリア女の記述は全部、バイブル中の公生活のことだけで、バイブルに出てこない10〜20代のイエズスの行業については、何一つ触れていません。触れることを許されなかったのでしょう。宝瓶宮福音書にはすこし出ていたと記憶しますが、昭和30年代に読んだきりなので、その詳細を忘れています。
 まだ、夜の8時前。停電まで4〜5時間はあるみたい。傘張りをやってみようか。切手代くらいは稼ぎ出さなくてはならない。 母子が生保を受け出すと、もう彼女は外国には行けなくなる。あれほど、嫌っていたくびきに、彼女のヒステリ−はまた 母子を引き摺り込んだ。子たちはまた肩身の狭い思いをするのだろう。これも、ライオン教育のカリキュラムだ。私は傘張りと楊枝削りをやって、2月の渡印費用を稼ぎ出さねばならない。夫婦として協力して、私が69歳になるまでに家を新築というプランも、みなヒステリ−が「破壊」してしまった。破壊力は私になく、 に潜んでいたわけだ。再婚はもちろん不可能だろう。"愛美コミュ−ン"で私が裕福になったら、母子に送金はできるようになるだろう。それとも忘れてしまうか、先のことは分からない。19:59。気が乗るかどうか分かりませんが、傘張りに切り替えてみます。8時。