中国の便箋に手紙を書こうかと思っています。長谷川恵真、田中一邦、中村重雅の3人に書きました。3:49PM。いつ、どこで、何をしていようとも、そこに私の本性があるという自信がまた取り戻せました。そういう自分を批判する自分も当然ありましょうが、その自分も本性のままということ。私の煙草吸いすぎもこれまた本性のままということになると、批判する自分もだんだん希薄になります。

 私はガスを大量に製造して肛門から発射しています。実弾は伴いません。そういうこと
もあるのですね。水ばかり飲んでいます。入れ歯を浸した水を飲んで、またコップに水を
満たしています。あと1時間で晩酌。時間のたつのが早い。右ひざがガクガクしています。
こんなで郵便局まで歩けるのかどうか。

 ご飯を二杯食べたので、食欲はありません。突き出しだけで晩酌をやううか。五月は熟
睡中でした。いったいお酒はあるのだううか。さっき隠したと思ったが、本当にないのではないか。扇風機でくさめばかりしています。仮面鬱病というのが日本語大辞典(講談社)
にありました。この辞書には、仕送りを「生活費や教育費などを送ること」と定義し、新村出編『広辞苑』とニュアンスが違います。

 さまざま友人がいて、力ネと時間が分かった人もいるでしょう。そういうことが交際の濃淡を左右するということもあるのかしら。カネの分かったオンナlこは愛着満々というのみたい。私はそういうことに淡白です。人のありようを見ていると、私とは別の人もあるようです。

 4:22PM。コスモスを見にいこう。水をやりましたが暇。これだけ暇だと、暇をもてあまして、こういう手紙も生まれるのでしょう。徒然草も暇の産物か。小人閑居して不善をなすと言いますが、私の手紙は不善かな。煙草は不善のうちです。晩酌も? 私、小人なのかね、結局。大人物って何をやるのでしょう。

 馬鹿になって、阿呆になり、そこlこは本性以外に何もないという状態。ここから目が覚
めてゆくのかな。馬鹿になれ、阿呆になれは、すいぶんあちらこちらで耳lこしました。しかし、自分は馬鹿や阿呆でないという信念が強すぎました。それで一々食い違っていました。素直さが不足だったのです。

 何も書けない状態から何でも書ける状態への変化。「爽」が来て、小鹿版がまた始まる
のかしら。自由価は消えてしまいます。意味がないからです。喜捨を受けると、それを国
法lこ従って(真夜中の赤信号厳守)、それを福祉事務所に申告する、福祉はそれを支給額から差し引く、喜捨はなかったのと同じになります。あと13分で5時PM。

 やはり五月はお酒を隠していたのでした。「私だけが知っているのよ」と笑っていました。散髪から帰れば盗み酒をやるだううと予感していたようです。賢い女です。突き出しは野菜の煮付けだけにしておくと言っていました。ま、任せるわ。私は小説は書けないね。

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 世界がチマチマして発展がないから。私もまた小説は読みたくないと来ている。

 やはり、この手紙はもうすぐ終わってしまう。あす郵便局で出すようになるでしょう。私の笠岡の祖父は独特の匂いと味を持っていた。孫の私はそれが好きでした。今の私は蒸溜水みたいに無色無臭無味でしょう。人から見ると違うのかな。そこがーつ分からない。人間、分からなくていいことというのもあるのでしょうか。

 5:32PM。ほろ酔いです。酔いは酔い、この酔いを利用して、酔っていればこそ書けるというものを書いてみましょう。力んでも仕方がないが、自然と書けるものを待ちます。入院前みたいな猛飲猛書は度を超しました。ホロlこはホロの良さがあるはず。区別なしでへどうにもなりません。

 五月は時間になると自が覚める不思議な人。私が小水lこ行っているまlこ、お膳を上げていてくれました。野菜のお浸しは固くて歯lこ合わないと言ったら、あす細かく刻み直しますから食べてくださいと。代わりlこ、イカの塩辛を持ってきました。みんな食べました。ションベンで私は半ズボンをすこし濡らしました。すぐ乾いたけど、ヘルパーはうるさいだろうな。

 アダチツトムさんに手紙しようかと思いましたが、神定では「不要」と出ました。不要の人、あちこちにあります。ほんとlこみんな放置していいのですね。私はお節介焼きだから、あちこちlこ過剰なアプローチをします。暇にまかせてですな。これが全部不要。やることはみんな無くなってしまう。これでいいのだということか。

 酔っていても酔っていない。酔いを利用というような器用なことはできません。[まる」
は不味いなと言ったら、五月が「土曜日まで我慢してもらえれば、また別のlこします」で
すと。賢妻です。彼女の枠のなかで、おとなしくしていれぼ、それでいいみたい。目が痛
くなると、ロート目薬をさします。それでいくらか助かります。

 今日行った八木の床屋は、日本一安いのではなく、月商か年商が日本一なのでした。能率的で速い−−それは見事なものでした。客は品物ではないのだけれど、早く済めば客も喜びます。あれ、もうp5は近づいている。あっと言う間です。私は身が持たない、場が持たない。ヘンな感じです。追いまくられているのとは違うけれど。

 五月が4.5畳に入って、洗濯物をたたんでいます。あの勤勉はどこから湧くのでしょうか。私が書くのも勤勉といえば勤勉です。強迫といえぼ・・・やはり違うかな。私は何かを怖がっているのではありません。リハビリに行ってきました。気分は静穏です。五月が洗濯物を干しておりました。TVで河豚料理最高級種の虎河豚を見ています。毒は猛烈。

 子宮と肝臓に猛毒があります。それを除くのが調理師の腕。その国家試験を受けようかなどと、数日前は馬鹿なことを考えていました。躁だったのでしょう。渡辺ゴウシヨウの

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