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スペオペヒーローズリプレイ2 悪の組織をぶっ潰せ


新人登場

GM:さて。では始めようか。今回、新人のメンバーが参加するのでよろしくね。では自己紹介などよろしく。

プレイヤーF:どもども。今回参加させていただきますアルフレッドです。よろしくお願いします。もっとも毎回参加はできませんが(笑)

セディア:お盆休みで帰郷中だもんねえ。長期の休みしか帰ってこれない(笑)

カンザキ:では次回参加は正月ですか? ずいぶん間があきますな。

カエデ:それまで続いていればいいけど(笑)

GM:不吉なことをいうんじゃない(笑) えー、アル君ですが連邦安全保障局のエージェント研修生という設定です。教育課程の一環で現場研修という名目で派遣されました。シュリの後輩にあたるんで、シュリ君面倒見てあげてね。

シュリ:私の後輩ですか?(アルのキャラシートを見て)うー。私より性能がいい(笑)

レオン:性能なんだ(笑)

シュリ:だって、私よりずいぶんいいよ。技能レベルも能力値も。

カエデ:どれどれ……あ、ほんとだ。これはあっという間に追い抜かれるね(笑)

シュリ:えーん。私だって研修校出たてのペーペーなんだい。

GM:上司から面倒見るよういわれているんだから、がんばって見てあげてね。

アル:先輩、よろしくお願いします。

GM:新人の自己紹介も終わったことだし、そろそろ始めようか。えー、前回の事件から3週間ほどたちました。大破した宇宙船の修理も終わり、2・3仕事をこなしたあとという設定だね。

シュリ:船って大破したんだっけ?

セディア:大破したよ。スラスターに砲撃受けて、危うく墜落しかけたんだよね。

GM:エンジンとかも調子悪くて飛べなくなった。敵から補修部品奪ってなんとか飛べるようになったんだ。

カンザキ:あれのやりくりには苦労しましたよ。帳簿が真っ赤っ赤になった(笑)

カエデ:ご苦労なことで(笑)

レオン:なにを他人事みたいに(笑)

GM:修理費じたいは依頼人がもってくれたんだけど、いろいろ出費がかさんでしまい、こりゃ仕事をしなけりゃやりくりできないやというのでしばらく仕事に明け暮れたんだ。

カンザキ:人間地道に働きましょう。それが一番です。

GM:で、しばらく仕事続いたし、次の仕事まで少し間があいたこともあり休暇でもとろうかということになったんだ。

シュリ:上陸休暇ですね。

セディア:まるで軍隊よね。まあ、そういう指令は提督が言ってくれないと(笑)

カエデ:提督、提督(笑)

GM:日ごとに呼称が変わるな(笑) あんた社長で船長じゃなかったのかね。

シュリ:肩書きがどんどん変わって覚えられないんだけど。

カエデ:気にしちゃだめよ。あ、艦長は宇宙船操縦技能とったセディアになったから(笑)

レオン:一隻しかないのに提督かい。

カンザキ:まあ、ナデシコも一隻しかないのに提督いたしね。ナデシコ級輸送船だからいいんじゃないの(笑)

カエデ:アドミラル・スズツキと呼んで(笑)

シュリ:私たちって株式会社じゃなかったっけ(笑)

GM:有限会社だよ。

カエデ:有限会社ネルフ(笑)

カンザキ:わが社のキャッチフレーズは「赤ちゃんから墓石まで何でも運ぶ特務運送ネルフ」(笑)

GM:有限会社だって(笑)

セディア:ベビーカーから棺おけまででしょ(笑)

カエデ:スクリーントーンから原爆まで(笑)

GM:原爆はいかんて(笑)

レオン:あこぎな人なんやね(笑)

カエデ:そうそう(笑) 「南極条約なんのこと?」って(笑)


やっぱりひと騒動


GM:(このままにしておくと、どこまでエスカレートするかわからんな(笑))で、このへんで一番の大都会オーロス星系に向かっている。オーロス星系の主星オーロスね。地球型の惑星で1日は標準時間で26時間。赤道の平均気温は25度というとてもいい惑星だ。

カンザキ:ところで話は戻るけど、セディアが艦長ということは誰が機関長やるの?

カエデ:艦長兼機関長。船のことは全部お任せね(笑)その場で呼び名が変わるのよ。

GM:近場にいることだし、休暇はオーロスで取ろうじゃないかということで向かっているんだね。

カエデ:オーロスってバカンスにむいてる星なの?

GM:陸と海の対比が6:4で(失敗に気づいてない)

シュリ:地球って7:3でしたっけ?

GM:地球より若干少ないね。

セディア:やっぱり滞在時間はその惑星の1日かな。

GM:それじゃ999だよ(笑)

レオン:ところで「大地と海が6:4」て、大地の割合が6って聞こえるんだけど……

カエデ:あたしも少ないって思ったのよね(笑)

GM:あ、悪い。逆だわ(笑) えー、オーロスはハワイみたいなところだと思ってちょうだい。バカンスするのに有名な島もある。で、そこで休暇でも取ろうと向かってるところね。その前の寄港地で新人のアルフレッドを拾ったんだ。あと、アルフレッドが連邦安全保障局のエージェントだと知っているのは先輩のシュリと社長のカエデだけね。

カエデ:ときどきポロッと出そうになるのよね。「エ……あ、いやいや」(笑)

カンザキ:いちどウチの提督を本式に尋問したほうがいいかな。なにか秘密があるようだ。

GM:あんた、事務員じゃなかったんかい。

カンザキ:たしかカタギの社員募集に応募したはずだったんだけどね。どう見てもそうはみえないな(笑)

カエデ:あなたは副長から参謀に格上げになったのよ(笑)

カンザキ:やはり事務で応募したのは間違いだったのかな。

GM:事務はシュリだったよね。

シュリ:カンザキ事務長がいるから事務員かなって思ってたんだけど。

カエデ:副長が参謀になっちゃったから事務長に格上げよ(笑)

GM:アルフレッドは上司から1枚のディスクを手渡され、研修先の宇宙船アークに乗り込んだんだ。

カンザキ:それにしても民間船のはずなのに、なぜこんな強力なバリアや武装つんでるんだろ? そうそうシュリ嬢。引継ぎにこのファイルを渡しておこう。過去の経験から集約した赤字回避のためのノウハウを記したファイルだ(笑)

シュリ:ありがとうございます(笑) けど、なんかいや(笑)

カンザキ:これで月末の忙しさから開放される(笑) というわけで会計はシュリ嬢に一任されました、提督(笑)

カエデ:そのかわり何か事態あったら意見もとめるからね。「参謀、どう思う」って(笑)

GM:アルフレッドのことだけど、シュリとカエデ以外の連中は臨時雇いの船員とだけ聞いている。

カエデ:アルバイトよ(笑)

カンザキ:(アルフレッドに)我々は君の乗船を非常に歓迎している。成年男子は私と君だけしかいないのだよ(笑) こちらが17歳(女)の提督(カエデ)だ。こちらは12歳(女)の艦長兼機関長(セディア)だ。こちらは23歳(女)の事務長(シュリ)だ。で、こちらは19歳(男)のパイロット(レオン)だ。20歳以上の男子は我々しかいないのだよ(笑) 君の努力を頼む(笑)

アル:ははは(笑) なんて言えばいいのかな(笑)

GM:アルフレッドは上司から預かったディスクをシュリに渡すように言われている。

アル:そう言われているのなら渡します。

GM:というわけで渡されました。ちなみにいつものディスクだ(笑)

シュリ:いつものかー。果てしなく嫌な予感がするんですが(笑) 嫌だけどロードしましょう。アルフレッド君もいっしょに見よう。これから先、君も同じ運命にあうの(笑)

GM:ロードすると画面に「連邦安全保障局」というテロップが映し出される。で「おはようフェルプス君」(笑) シュリにはちゃんとしたコードネームがあるはずなんだけど、この上司の出だしはいつも「フェルプス君」で始まる(笑)

シュリ:目がテン(笑)

GM:伝統を重んじる人なんだよ。

カエデ:化石のような映画マニアじゃないの(笑)?

GM:「さて、今回の君の任務だが……」といいつつ始まるわけだ。「惑星オーロスで要人暗殺・暗殺未遂事件が頻繁に起こっている。いずれの犯人もごく普通の一般人で、被害者に個人的縁故もなく殺害動機は不明というのが現状だ。犯人同士につながりもなく、武器弾薬の入手経路も不明だ。背後に何らかの組織が暗躍していると思われる」

シュリ:ふーむ。催眠術でも喰らいましたかねえ?

GM:さてね。対話型じゃないからディスクは答えないよ。

シュリ:ときどき対話してくれるけどね、と言って隣のアルフレッドの肩をぽんとたたこう。

GM:それは先読みしてるんだよ。

カンザキ:「なお、このディスクは自動的に消滅しないのでちゃんと燃えないゴミに出すように」(笑)

セディア:そうきたのね(笑)

GM:そんなことはない。ちゃんと消滅するぞ。というわけでディスクは消滅しました(笑)

レオン:「なお、このディスクはハードをまきこんで消滅する」(笑)

シュリ:うわあああーー(笑)

カンザキ:シュリ君。君の端末は月に一度必ず壊れるのはなぜなのかね(笑)

GM:というわけでハードごと消滅しました(笑)

一同:(爆笑)

セディア:不経済な指令よね(笑) 仕事受ける用の大安売りのハードを買い込んでおかないと(笑)

シュリ:はああーーー。せっかく休暇だと思ってたのに仕事かあ……。

GM:消滅する前に「ふっふっふ。甘いよ」とか聞こえてくる。ハードは修理すればまた使えるから(笑)

シュリ:この電子工学の技能って修理するから身に付けたのね。泣きながら修理します。「正式に任務についたらこういう苦労が押し寄せてくるから」とアルフレッド君に言っておきます。

カエデ:ところで、オーロスまでどのくらいなの?

GM:オーロスの星系には到着してるよ。ジャンプアウトが終わって惑星オーロスに向かっているところ。

カエデ:救難信号カットしとこ。

GM:でけん、でけん(笑) 5時間ほどたつとオーロスの衛星軌道港のビーコンが入る距離まできたよ。管制から通信が入ってきて軌道港に接岸だ。

セディア:提督、入国手続きを取りますね。

カエデ:うん。

GM:正規の入国手続きは接岸した時点で終わっている。ラインが結ばれたらコンピュータが必要な情報を送る仕組みになってるんだ。あとは実際の入国時に各自パスポートを見せ、本人と間違いないか照合するだけなんだね。

カエデ:上陸の準備を始めましょう。降りたい人は降りていいよ。

カンザキ:事務の仕事がなくなってただのサラリーマンになってしまった。いまのうちが花だから、降りてのんびりさせてもらおう。

GM:残るのはレオンとセディアだけなのね。船から降りて空港ロビーまで来たんだけど、そこで知覚ロールしてちょうだい。目標値は7ね。成功した人はやけに警官の数が多いのに気づく。ロビーの所々に警官が立っているね。厳重警備というやつだ。

カエデ:近くの警官に聞いてみようか。「なにかあったんですか?」

GM(警官):「いえいえ。とくに何もありませんのでご心配なく」と答えが返ってくる。

シュリ:例の件かしらね、とアルフレッドにぼそっと呟きますね。

カンザキ:武器の持ち込みはいいんですか?

GM:武器サイズ−1のものまでなら許可される。ただし、その場合は武器持込の書類を提出してちょうだい。ちゃん武器所持の許可証も提出してね。隠して持ち込むならかまわないけど。

カエデ:それだとライトサーベルだめじゃない。携帯ミサイルも。

GM:レイソードだろ(笑) レイソードはかまわないよ。ちゃんと書類出してね。ミサイルはあかん。で、ロビーまで来た君たちは、ロビーの片隅がざわめくのがわかる。地上直通の軌道エレベータのあたりだ。エレベータから出てきたのは黒服に身を包んだ一団だ。

カエデ:誰かのボディーガードかしら。一団の中心にはどんな人がいるの?

GM:中心にいるのは50歳半ばくらいの小太りの男だ。知性を基準に雑学もしくは航法でロールしてみて。目標値は8。

カエデ:(失敗)ごく普通のおっさんね。

カンザキ:(失敗)わたしも判らない。近くの人にしなっときいてみよう。

GM:あのひとは警察庁長官のドルビー・サンラントさんと教えてくれる。あらてめて勘もしくは知覚でロールしてくれる? (結果を聞いて)気づいたのはアルフレッドだけか。アルフレッドは、ロビーの片隅でその一団を監視している若い男に気づいた。

カンザキ:鉄砲玉かな? わたしは気づかなかったけど(笑) ここは少し関税が高いようですな提督(笑)

カエデ:そうねえ(笑)

アル:先輩や皆さんに若い男のことを知らせます。

GM:その若い男は壁際から離れてSPの一団に何気ないふりで近づいていく。その動きはよどみがなく、完全にプロの動きだ。ここで知性を基準に武器技能のどれかか勘でロールしてくれる?

カエデ:戦術とかじゃだめ?

GM:戦術でもいいよ。成功したら彼の動きにはスキはないんだけど、どこか違和感を感じたね。なんとなく人形のような感じで自分の意志というものを感じない。。

カンザキ:ふーむ? 相手に気づかれないよう接敵しよう。つかつかつか。

カエデ:それって正面から行ってない?思いっきり目立ってるような気がするんだけど。隣にいたはずの参謀に声かけちゃったりして「ねえ、そういや参謀……あれ?」なんて(笑)

GM:向こうのほうに行ってるよ(笑)

カンザキ:いまから犯人確保に向かってるんだからさ。あまり目立たないでよ(笑)

シュリ:私たちも観光パンフレットかなにか持って、アルフレッドと適当な雑談しながらそしらぬ振りで近づきます。

カエデ:なにが起こってるかわからないあたしは参謀に声かけちゃったりなんかして。「おーい。参謀、参謀!」(笑) もう忍び歩きだいなし(笑)

GM:本気か(笑)

カエデ:冗談よ(笑) いつのまにか参謀がむこう行っちゃってるから「あれ?」とか思ってる。

GM:では3人にはネガティブをプレゼントしよう。隠密行動に失敗したんじゃなく、むこうが気づいたんだね。で、君たちに気づいた若い男はばっとその場を駆け抜けた。肩掛けバックからサブマシンガンを取り出し、銃口をドルビーにむけて引き金を引く。


要人と護衛の一団に近づいたのは、いま噂になっているテロリストでした。
サブマシンガンを連射しながら一団に向かっていきました。突然の銃声におどろいた観光客たちは悲鳴をあげて逃げまどい、銃声と悲鳴がロビーにこだまします。
わが身に銃弾を受けながらもドルビーの盾となって護るSPたち。
撃ちまくるトロリストに立ち向かったのは、自称事務員で「わたしはカタギ」とうそぶく、どう見てもその筋の人ユウ・カンザキでした(笑) スタンバトン片手にテロリストの眼前に敢然と立ちはだかります。
カンザキの一撃を受けてもよろめくだけで撃つのをやめないテロリスト。常人なら気絶するはずの衝撃を受けてもまだ意識を保っていました。
カンザキの攻撃でテロリストにスキがうまれ、SPたちはチャンスとばかりに反撃します。
無数の銃弾を受け、ついにテロリストは床に崩れました。


カンザキ:息はあるかな? 死にそう?

GM:なんとか息はあるという程度だね。いまにも死にそうだ。近くにいる人は知覚もしくは勘のロールして。

レオン:男の首筋のクモの刺青が動いてぷすっと。そんで死んでいくねん(笑)

GM:世界がちがうがな(笑) 成功したら、虫の息の男は血まみれの手を懐に入れたのに気づく。血を流しすぎたのかそれとも衝撃のためか、うつろな目で焦点が合ってないよ。

カンザキ:うわあああ。急いでその場を離れる! 考えすぎかもしれないけど、一番近くにいるのはわたしだし(笑)

GM:その可能性は非常に大・大・大(笑) まわりにいる人は回避値を基準にロールしてくれたまえ。目標は6。失敗したら爆風でダメージだ。

アル:ヒーローポイントで回避します。

シュリ:(ころころころころころ)逃げ足だけは速いようで安全圏脱出(笑)

GM:なんだ。みんな逃げたのか。つまらん(笑) では君たちがその場を飛びすさった瞬間、男の体は閃光に包まれる。直後にものすごい爆音と衝撃が押し寄せてくるよ。爆煙がきえたあとには男の姿はみあたらない。まあ、かけらくらいなら残ってるかもしれないけど。衝撃を受けてあたりのウインドウは粉々だね。破片で怪我した人がいっぱいいるよ。

シュリ:徹底してるなあ。

レオン:そのころ俺は船の中でバイクいじって遊んでる(笑) セディアは主機関の整備かな?

GM:軌道港のほうから非常事態のアナウンスやサイレンが流れてくるぞ。

セディア:いつものことだろうから気にしないで整備を続けてる(笑)

レオン:「やれやれ。またなにか起こしたな」とぼやきつつ出航の準備でもしとこうか(笑)

カンザキ:おかしいな。清く正しくまじめな市民として生きているのに、なぜこんなことに遭うのだろう(笑)

セディア:しかし、よくトラブル持ち込むよね(笑)

レオン:「あの社長だからね」とか言いながら、ふたりでブリッジで話しているんだろうな(笑)

カエデ:事務長。今度ブリッジに盗聴器仕掛けときなさい(笑)

カンザキ:何ごともなかったかのように社長のところによって「どうもオーロスは物騒なようですな」

カエデ:そうねえ。せっかくのバカンスなのに。

シュリ:ひょっとして出られなくなったんですか?

GM:当然だね。出航はもちろんのこと地上にも降りられないよ。とくにロビーにいる人はそこから出ることも禁止される。軌道港は一時閉鎖だ。

カエデ:バカンスがーー。

GM:閉鎖は一時的だよ。それはともかくカンザキ君。警官がやってきて職質するよ。「すみませんが別室においでくださいますか」なにしろ直接手出しした人だからね。別室で事情徴収だ。

カンザキ:しかたがない。乱れた髪をクシでなおして営業スマイルでついていこうか。

シュリ:ありゃあ。つれてかれますか。

カエデ:あたし口だそうか。ちょっと、ちょっと。うちの参謀が――いやいや(笑)うちの社員がなにか(笑)

GM:「関係者の方ですか? ではあなたもご同行願えますか」とか言われてつれてかれる(笑) 「少しお話をうかがうだけですから」

シュリ:ちょっと提督――じゃなく社長のそばによってって、服の折り返しにでもそっと盗聴器仕掛けとく。でもって「コーヒー入れて待ってますからね。よろしくー」とそそくさとその場を離れましょう(笑) あ、カエデちゃんじゃなくカンザキさんのほうにしておくね。カエデちゃんの服って下着のような服を着ていると思うから(笑)

カエデ:はっはっは。あたしの服に襟はないよ。ビスチェだから(笑)

レオン:こういう時って現場にいたものを出さないように閉鎖するんだよね。しばらく待って閉鎖解除されたらエアバイクもって惑星に降りる(笑)

セディア:ひとりだけバカンス楽しみに行こうと思ってるのね(笑)

カエデ:おのれー(笑)


依頼


約一名先行してバカンスを楽しんでいるちょうどそのころ、カエデとカンザキのふたりは軌道港の一室で警官から事情徴収を受けていました(笑)
口八丁手八丁で取り調べの警官を手玉にとります。30分ほど時間がたったころ、SP数人にガードされたドルビー・サンラントが扉を開いて現れました。
SPのひとりが警官になにか耳打つすると、警官たちは不思議そうな顔をしつつも部屋を出ていきます。


GM:ドルビーはふたりの前までやってくると「先ほどは危ないところを助けていただきありがとうございます」と御礼を言っている。

カンザキ:いえいえ。警察への協力は市民の義務ですのでお気になさらず(笑)

レオン:すごく模範的な答えだ(笑)

ドルビー:ところでこちらにはどのような御用でいらしたのですか?

カエデ:バカンスです。

GM(ドルビー):それはいい。助けていただいたご恩もありますし、よろしければ宿泊先はわたくしのほうで手配させていただけますか? むろん費用はご心配なさらずとも結構です。あなた方は恩人ですし、せっかくバカンスにおいで頂いたのに、このようなことでオーロスを悪く思われたくはないですからな。

シュリ:盗み聞きしながら、アルにやたら気前がいいわねと耳打ちする。

アル:そうですね先輩。

GM:「この星で最高級のホテルとお食事を御用意させて頂きます」と言いつつ、SPのひとりにホテルを手配するよう伝えるね。

レオン:クルーの分も頼むよ(笑)

カエデ:えー、ちなみにうちの社員、あと4名ほどいるんですけど。

ドルビー:存じておりますのでご心配なく。

カエデ:ほーう(笑)

ドルビー:よろしければ、今夜食事にお招きしたいのですが。

カエデ:ええ、それはもちろん。

カンザキ:艦長がよろしいのであればわたしは――艦長じゃないって(笑) ぬけないなあ(笑)

GM:軍隊暮らしが長かったからだろ(笑) カエデの返事を満足そうに聞いてドルビーは部屋を出ていくよ。「それでは仕事がありますので」

カンザキ:ドルビーさんが出てったあと、シュリの仕掛けた盗聴器にこそっと話しかけよう。「事務長、調べてほしいことがある。先ほどの人物について調査してもらえないか?」

シュリ:聞いてる聞いてる。コンピュータで調べるね。

レオン:そのころ俺はアロハシャツにサングラスというヤンキーな姿で海上を突っ走ってる。「ひゃっはーー」(笑)

GM:海上保安庁の船が追いかけてくるんだな(笑)「止まりなさい。そこのエアバイク!」

レオン:時速450Kmで走ってるから、捕まえれるものなら捕まえてみろ(笑)

カエデ:そこのエアバイク。ただちに投降しろ!(笑) 

シュリ:戦場じゃないって(笑) カンザキさんに言われたとおりドルビー・サンラントについて調べます(ころころ)ヒーローポイント使います。

カンザキ:ただの事務員に頼むほうも頼むほうだが、頼まれるほうも頼まれるほうだよな。

GM:ただの事務員という触れ込みのはずなんだけどね(笑) ドルビー・サンラントについてだが、警察庁長官ってのは言ったよね。ここ最近起きている要人暗殺・暗殺未遂事件の陣頭指揮をとっている人物だ。彼はいま議会で組織撲滅法案を通そうとしているんだ。

シュリ:組織撲滅法案?

GM:犯罪組織にさまざまな法的足かせをつけて動きを封じようという法案。監視の強化や法的拘束力を強め、なにかあったらすぐ実力行使できるよう法改正するんだ。まあ破壊活動防止法みたいなもんだと思ってくれ。通信傍受法も含まれるから、組織にとっては目の上のたんこぶ。

カンザキ:それで狙われたわけだね。標的にされた要人たちも賛成派なんだ。

GM:そうだよ。軌道港の封鎖も一時間ほどで解除されたよ。カエデとカンザキが開放されたのはそれから2時間ほどたった午後3時くらいだけど。

カンザキ:自由になったのならサイラント氏が手配してくれたというホテルに行こうか。みんなにも知らせておく。

カエデ:なんか超高級ホテルらしいよ。

GM:俗にいう五つ星ホテルってやつだよ。ただホテルのレストランに入る場合は「正装」が必要だけどね(笑)

カンザキ:普段から正装なのでご心配なく。

カエデ:やれやれ。ドレスでも新調しようかしら。その費用は出ないわよねえ。

GM:当然だ(笑)

レオン:地上だから降りるの嫌ってのがひとり(セディア)と、正装なんかするの嫌だから行かないってのがひとり(レオン)と(笑)

カエデ:「なに言ってんだ。これが俺の星の正装だぜ。民族衣装だよ。民族衣装」とか言いながら、ほんとにこの辺に(頭の先や肩を指差す)鳥の羽とかいろいろじゃらじゃら差して行くのよ(笑)

レオン:「正装だ」とか言って、きっちり鷹の爪3本首から下げて「これが俺の正装だ」とか(笑)

カエデ:あんたはシャイアンか(笑) 追い出されるわよ(笑)


一行はロビーで待ち合わせし、地上へ降りていきます。若干一名ほど船に残りましたが。
(セディア:「重力に引かれるから行かない(笑)」)
地上に降りた一行は早速ホテルに向かいます。
到着したホテルは本当に超高級ホテルでした。あまりの豪華さに圧倒されるキャラクターたち。
フロントに名を告げ、案内された部屋はホテル一番のスイートルーム。
(レオン:――やっぱ俺も飯食いに出よ(笑)スーツは着るから。ただ顔に変なくま取りがあるのは気にしないで(笑))(GM:追い出されるって(笑))
なんとなく場違いな場所に来たのではないかという思いを隠し、おのおの好きな場所でリラックスします。


シュリ:コーヒーでも入れましょうか。

GM:コーヒーなら言えば持ってきてくれるよ。ポットに入れて。

シュリ:(真顔になって)それって滞在費に込みですか?

カエデ:「コミコミなんじゃないの?」とかって気楽に言っておく(笑) 

GM:コーヒー一杯5000クレジットでございます。

カエデ:「最高級ブルマンを最高のバーテンダーが容れたものです」とかってほんとに言われそうで嫌だなあ。あと、部屋の中いろいろ見て回って「見て見てー。おっきなお風呂」

カンザキ:社長、お待ちください。シュリとアルフレッドを呼んで「さてふたりとも。こんな時になんだが仕事の訓練といこうじゃないか。いかに清掃が行き届いているか手分けしてチェックしよう」 暗に盗聴器や隠しカメラがないかということを匂わせておく。

シュリ:やってみましょう。

レオン:世紀末の魔術師みたいに、歩いていって見ただけで「そこです」とか言ったりして(笑)

GM:部屋をチェックするなら探索でやってちょうだい。成功した? 盗聴器もカメラの類もみあたらないよ。

カエデ:その代わり音に反応する植木があったりして「このサボテン面白いよ」(笑)

GM:ないない。そうそう、チェックインしたときにボーイが「お食事のご予約は7時からとなっております」と言ってたから。

カエデ:お風呂すませたらドレスを買いに出るね。

シュリ:わたしもカエデちゃんについていきます。

レオン:街中歩いていたら「放せこんちくしょう!」とか叫んでいる俺に出会うんだ(笑) 結局捕まってしまったんだね(笑)

一同:爆笑

カンザキ:では、つかつかつかと歩いていって「レオン。質問があるんだが、君はなにをしている?」(笑)

レオン:見ての通りだ(笑)

カエデ(警官):野郎! さんざんてこずらせやがって(笑)

GM:レオンを一番下にして警官が山のように積み重なっている(笑)

カンザキ:なにをしてるんだね? レオン?(笑)

レオン:こいつらと遊んでやっていたのさ(笑)

カンザキ:「そうか。7時に夕食だからそれまでに切りあげるようにな」つかつかつかと戻ってくる(笑)

カエデ:「おまえのせいで何台バイクが潰されたと思ってるんだ(まだ警官やっている)」

GM:そういうことやってるわけだね。ほんとにやるんかい(笑)

レオン:大丈夫。多少の罰金ならなんとか払える。問題は点数なんだが(笑)


警官に連行されるレオンをよそに、他のメンバーはショッピングに出かけます。
(カエデ:イブニングっぽいのを買うーー)
(カンザキ:この男(自分)の場合、なにか目的を持って行動すると休暇にならないから適当にぶらつく)
それぞれが買い物に興じていると、街頭モニタから軌道港でのテロ事件が報じられます。街行く人たちは「またか」といちように不安そうな表情を浮かべていました。
(レオン:「テロの一環か? 暴走エアバイク警官隊と衝突」とか流れたりして(笑))
サイラント自身シロと決まっているわけでなく、まだ事件の全容の見えないプレイヤーたちを困惑させます。
(GM:暗殺の成否にかかわらず、いずれの場合も犯人は全員死亡しているよ。護衛のSPに射殺されたり要人ごと自爆したりとか。未遂の場合でも取り押さえたSPごと自爆している)
(シュリ:徹底してるなあ。やっぱり催眠術でも使われてるのかな? 失敗したら自爆するようにとか)
おのおの買い物をすませホテルに帰っていきました。夕食の時刻となりボーイがPCたちを迎えにきます。


GM:レストランに行くとすでにサイラントが来ているよ。君たちを笑顔で迎えてくれる。女性陣にはみずから席を引いてエスコートしてくれる。ふとまわりを見ると、SPらしいのが君たちのまわりのテーブルを占領している。

カンザキ:習慣だからあたりを油断なく監視しておく。よく考えたらなんでこんなことやってるんだ? カタギのはずなのに(笑)

カエデ:参謀だからいいのよ(笑) まわりの連中を見て「なんか息苦しいなあ」とぼそりと。ライトサーベルはスカートのなかに隠しておくね。

レオン:俺はレイソードとアパッチを。

GM:いかにもSPって格好じゃなくそれなりの変装してるから。やけにごつい客たちだけどね(笑) かるい雑談をしてたら料理が運ばれてきた。お食事タイムだ。

カンザキ:習慣だからゆっくりと食べる。がっつくと身体の動きが悪くなるし毒の味もわからなくなる。

GM:おまえさん、本当にカタギかい?(笑) 

カエデ:よーし。ここで礼儀作法ロールするね。失敗したら即座にヒーローポイント。たまにはちょっとした令嬢っぽく化けてみたいなあ(ころころ)回らなかったけど結構いい目が出たわ。これぞマナーの見本よね(笑)

レオン:ではこちらはワイルドの見本を。この鷹の羽と爪はゆずれない(笑)

GM:サイラントはなにも言わないけどね。恥ずかしいのは社長のカエデだと思うよ(笑)

カエデ:運送会社だから仕方ないなあと思っておく。とほほ(笑)

GM:豪華な食事と会話で楽しい食事の時間が進んでいくわけだ。

セディア:そのころ私はカップラーメンすすってる(笑) なんかわびしい。

カンザキ:ボーイに言ってセディアにケーキセットでも持ってってもらおう。

レオン:ケーキじゃなくケイキ(計器)の詰め合わせだったりして(笑)うーん。これはいい部品を使っている(笑)

GM:またベタなギャグを(笑) カンザキが手配したならケーキセットが運ばれてくるよセディア。

レオン:このスピードメーターなんて――ってやかましいわ(笑)(ひとりつっこみ)自分で言うのもなんだが仕事の話がぜんぜん進まないな(笑) 

GM:ビジネスじゃなくお礼として食事に招待したんだけどね。まあ建前だけどさ(笑)お待ちかねなら、デザートが運ばれてきたあたりで切り出そうか。「失礼ながら、あなた方のことは調べさせていただきました」

カンザキ:我々は善良な運送会社ですが。それがなにか。

レオン:こういう場面なら「さて、どうでしたかな――最後の晩餐の味は」とか言いながら指をぱちんと鳴らしてほしいよね(笑)

カンザキ:同時にまわりのテーブルがばばばっとはねあがって(笑)

カエデ:それに気を取られているうちにはっと振り返ったら、サイラントさんが変な仮面つけてとんがり帽子を被っているのよね(笑)

GM:真っ赤なスーツ着てるんだよな(笑)

カエデ:でもって突然BGMにフルオーケストラが流れるのよ(笑)

レオン:なぜみんな騙されたがるんだ?(笑)(話を振ったのはおまえだ)

カエデ:アーマード・コアの伝統よ。必ず騙される(笑)「やりすぎたんだ。お前はな」(笑)


このサークルにはアーマード・コアの愛好者が多いから、こういう話にはすぐに乗ってくるんです(笑)


GM:(笑いすぎてあごが痛い)サイラントは「ひとつ仕事を頼まれて頂きたいのですが」と言う。

カンザキ:我々は運送会社です。なにを運べばよろしいのですかな(わかっててとぼけている)

GM:「あなた方の活躍は耳にしております」と、前回の海賊退治のことや、プレイしてないけどこれまで君たちが関わってきた事件のことをちらりと口にするんだ。

カンザキ:失礼ですがあなたは勘違いなさっています。我々はただの運送会社です(笑)

カエデ:降りかかる火の粉は払ったりしますけどね。

GM:「いえいえ。ご謙遜を」と笑っている。

レオン:にやりと笑って「俺たちに依頼すると会社が傾くぜ」って前回ほんとに傾いたもんな(笑)

カンザキ:誰だそんなことしたのは(笑)

セディア:今度は国がひとつ傾くかな(笑)

GM:顔は笑ったままなんだが目はマジです。「このままにしておくと、ほんとに国が傾くかもしれないのですよ」

レオン:肩をすくめておく。

カエデ:荒仕事は困るんですけどねえ……ちなみにおいくらでしょう?

GM:1000万クレジット(1クレジット=1円)ではいかがでしょうと言っている。

カンザキ:我々はただの運び屋ですよ。善良な運送会社なんです(と言いながら電卓をたたく真似)(笑)このままの経営状態では私の退職金は出ないだろうしなあ(笑)

GM:「警察の動きはマークされてますので、あなた方のようなフリーな立場の人に動いていただきたいのですよ」と声を潜めて言ってくる。

カエデ:それって極秘に調査しろってこと?

GM:サイラントは無言でうなずく。

レオン:ここでにやりと笑って。あんた、この星の警察で一番のお偉いさんなんだよな。だったら、さっき取られた点数返してもらえないか(笑)

一同:爆笑。

GM:「たしか君は260キロオーバーで免許取り消しでしたな(笑)依頼を受けていただけるのなら考慮してもかまいませんよ」サイラントさん笑ってるぞ(笑)

レオン:だそうだ(笑)

カエデ:しかし、壊し屋のあたしたちに頼むかしらね(笑)

カンザキ:前回傾きかけた会社が依頼してきてほんとに傾いたし(笑)

GM:あれは傾いたんじゃなく、ライバル会社に吸収合併されたんだぞ(笑)

シュリ:社長、いいじゃないですか。困ってるときはお互い様ですよ――単にこっちの仕事も一緒にできそうだから言ってる(笑)

カエデ:シュリの考えてること手に取るように解るわね。ありありと目に見えるわ(笑)はいはい。では受けておきましょ(笑)

GM:「感謝します」といって事件の裏を話し始めるよ。
この事件はある組織が裏で暗躍しているんだ。表向き健全な企業を装っている「メルビン医療」って会社があるんだけど、その実態はゴザール・コネクションという組織に乗っ取られていて、いろいろあくどい事をやっている。ここでSPのひとりが茶封筒を差し出す。なかにはメルビン医療とゴザール・コネクションについての資料が入っている。いまどき珍しい紙の資料だ。

カエデ:ざっと見たら、次々参謀に手渡していくね(笑)

シュリ:で、参謀はこっちに回してくれる(笑)

GM:メルビン医療はここ5年で急激にシェアを伸ばしている。新薬を開発してそれが爆発的に売れているんだ。それを資金源に活発な活動をして――もちろん組織が実力行使でという意味だけど――つぎつぎ傘下の組織を増やしている。サイラントが通そうとしている組織撲滅法案は、このゴザール・コネクションを主なターゲットにしているわけだ。組織のほうは子飼いの議員を使って反対させているからいま議会はもめにもめてる。
ゴザール・コネクションはもともと地元のマフィアだったんだけど、5年前にメルビン医療を乗っ取ってから飛ぶ鳥を落とす勢いで勢力を拡大している。議員に金をばら撒いて、いまではオーロス政府にもかなりの影響力をあたえているんだ。

シュリ:企業を乗っ取ってから新薬開発するまで間がほとんどありませんよね。たまたま重なったのかな?

カンザキ:私は典型的な事務屋なのでわかりません(笑)

シュリ:嘘つき(笑)

カエデ:あなたは作戦と同時に参謀になるのよ(笑)

レオン:ムツカシイ話になってきたから、俺はここで「じゃあ」と言ってSPひとり連れてとっとと警察の交通課に行こう(笑)

カンザキ:保護者もひとり同伴したほうがいいだろう。これ以上関わり合うとまずい方向に行きそうだ(笑)私は地道なカタギの仕事がしたいんだ(笑)

カエデ:参謀が逃げる。「あんたの魂胆はわかってるのよ」とぼそぼそ言ってる(笑)

カンザキ:前回ちょっとキレちゃったけど、私は善良な市民なんだ(笑)

GM:(話が脱線してるなあ)ゴザール・コネクションはメルビン医療を乗っ取ってからやたらと強力になってね。鉄砲玉を敵組織の中核に送りつけて中心メンバーを皆殺しとかやったりする。その反面、おとなしく傘下に降った連中にはおいしいポストを与えたりして手なずけてるんだ。いわゆる飴と鞭だね。ゴザールにはむかうと血の雨が降るといわれている。

シュリ:ミエミエにやってるんですか?

GM:そうだね。もっとも表立って批難する者はいないけど。で、最近メルビン医療は離れ小島を購入して、研究施設を建設した。研究員の主要メンバーも島の施設に移したよ。情報では組織の主要メンバーも同様だ。

カンザキ:だからだめだよ。そんな離れたところに建てちゃあ(笑)なにするか判らないんだから(笑)

レオン:カメラをつけてただの暴走野郎を装いながら、うしろに警官5・6人引き連れつつ島の周りをぐるぐる追いかけっこして偵察してこようか(笑)せっかく警察庁の協力も得られるんだし(笑)

シュリ:ついでにヘリコプターも飛ばしてもらって上空から島の様子を撮影とか(笑)

GM:その作戦を提案してくれるならやるけど?(笑)

カンザキ:我々はべつに研究所を叩き潰しに行く必要はないんだよね。

セディア:下見。下見(笑)

カエデ:遅かれ早かれ、そうなりそうな気がするんだけど(笑)

レオン:下見のための計画案そのいちだよ(笑)

シュリ:ちょっと確認ですが、こちらの上からきた命令は叩き潰せじゃなくて調査しろですよね?

GM:その通り。基本的にシュリやアルフレッドら連邦安全保障局のエージェントの主な任務は情報収集だから。行く先々でゴシップを含むさまざまな情報を収集し本部に送るんだ。送られてきた膨大な情報は本部の専門の情報分析官が分析している。
もっとも必要なら強硬手段の行使も許されるよ。その判断は各エージェントに任されている。

カンザキ:サイラント氏からの依頼も調査なんですよね?

レオン:カギカッコ付きの調査なんだよ。

カンザキ:強行偵察かな?

レオン:オレがそういうふうにバイクで走るなら、ヘリには誰が乗る?

シュリ:カメラ持ってますから私が乗りましょう。

GM:渡された資料の中には暗殺実行犯の顔写真もはいっている。彼らの写真をチラッと見たんだけど、犯人たちは若くて20代前半のものがほとんどだ。半分近くはチーマーとかの街の不良とかだね。せいぜいコンビニ強盗やってるような連中が、なぜこんな大それた犯罪をしでかしたのかわからない。

カンザキ:軌道港の男のときもそうだったけど、薬物とか使用していた形跡はないんですか?

レオン:たぶん、こいつら全員メルビン医療にかかったことがあるんじゃないの? ファイルをぱらぱらめくりながら言っておこう。

カエデ:自爆してばらばらになっちゃったから判んないかな?

GM:さすがにばらばらになったから、詳しい調査には時間がかかるよ。ただある種の薬品、催眠誘導剤のような薬物反応がでた。詳しくはわからないけどね。

カンザキ:一回100クレジットで投薬実験に参加してくれる人材を募集しています、とかそんなところかな?そのへんの調査ができているのなら警察の調査能力もわかるんだけど。それと犯人は男だけですか?

カエデ:犯人たちが病院にかかったとかの記録はないの?

GM:ごく普通の病気――たとえば風邪とかそんなやつだけど、そういった記録ならあるよ。重病にかかった記録はない。ただメルビン医療の息のかかってない病院にかよってた者もいるからね。犯人は男が多いけど女性も何人かいる。

カエデ:新薬の投薬実験のアルバイトでもしてたのかしら? 小遣い稼ぎかなんかで。

GM:カンザキの質問も含めて、そのへんの調査結果は載ってないよ。

セディア:街中歩いてて、その辺の路地の売り子から買ったのかしら?

カエデ:気持ちよくなる薬だよ〜〜とか言われて買ったかな? 試供品試してそうなったとか。

GM:要人警護のSPと銃撃戦とかやった犯人もいたんだけど、そのへんのチーマーあたりからは想像できない戦闘力を発揮したそうだ。ほとんどプロ並みの腕だったそうだよ。

レオン:タフガイ(カンザキ)つれて、街の噂でも集めてくるかな。たむろしてるチーマーにケンカ売ってまわって、「これこれこういう噂を聞いたことがないか」(笑)

カンザキ:「ぼうや。ちょっと聞きたいことがあるんだ。顔かしてくれるか?」とか(笑)

シュリ:盛り場やたまり場でトリップする薬もらってやったって可能性もあるよね。

カエデ:可能性おおいにあるわね。こっちも買ってきて成分分析とかいろいろしようか。

カンザキ:サイラント氏に、ここの政府の重要人物のリストアップをお願いしよう。所在地なんかもね。

GM:「用意しておきましょう」重要人物のリストと組織の息がかかっていると思われる政治家や官僚のリストも用意してくれる。

シュリ:そのリストは持ち出せるんですよね?あとで廃棄処分にしてくれとか言われるでしょうけど、そのまえにマイクロフィルムに収めておきます。

GM:必要なリストは後で渡してくれるよ。見たあとはちゃんと廃棄処分してね(笑)

シュリ:わかってます(笑)

カンザキ:あと、うちの船から荷物を運びだす許可をほしいんですが。それと何かあったときのために大気圏突入の許可も(笑)

GM:荷物運び出しの許可証は用意してくれる。税関とか通さなくていいやつね。大気圏突入の許可は随時申請して(笑)

セディア:事後報告になるでしょうけど(笑)

GM:ときにはそれも必要でしょう――って、セディアはこの場にいないんだったよね(笑)まあ、誰かが似たようなことを言ったということで。

カンザキ:いざとなれば6人のテロリストがやってきて帰ったということにしてくれれば(笑)

GM:それだと手配しなくちゃならなくなるよ。星間手配されたいか?(笑)

カンザキ:おかしいな。我々は善良な市民のはずなんだが(笑)

GM:そのわりに的確な提案がわんさか出たような気がするが。

カンザキ:やはり仕事を間違えたかな? 誰だこんなとこ紹介しやがったのは(笑)

GM:ジロンの親父だ(笑)

カエデ:あそこの職安行くとこうなるよ、とか言って(笑)

カンザキ:ちくしょう。情報だけは確かだから信用したのに(笑)

GM:食事も終わったのでサイラントは帰っていくよ。彼が立つと周りの客たちも立ち上がった。店内の客の半数近くがSPだね。

シュリ:おお。

カンザキ:思ったより2割ほど多かったなとか感想もらしておこう。レストランを出たら夜中のうちに荷物を運び出しておくよ。

レオン:ではその間に、ちょこっとそこらのチーマーたちを可愛がりにいってこようか(笑)

カンザキ:手配だけしてレオンについておこうか。ホテルのフロントに「私宛にベットほどの小荷物(笑)が届くと思うので部屋に運んで置いてください」 ベットの下にしまってある武器をコンテナに詰めて運び込んでおく(笑)

レオン:ならオレもコンテナにパワードスーツを詰めて持ってきてもらおう(笑)

カエデ:あたしは家一軒くらいのコンテナに8メートル級のロボット詰めて(笑)

GM:そんなの無理だ(笑) パワードスーツも8メートル級のロボットもホテルには入らんわい。部屋が壊れるぞ(笑)せいぜい携帯用の火器までだ。そんなの持ってくるなら地上港かどこかの倉庫でも借りろよ。組み立てや整備はちゃんとした設備の整ったとこじゃないとできんぞ。

レオン:パーソナルシールドとスタンバトン借りていくか。さすがにチーマー連中殺して回ってもしょうがないし(笑)

カエデ:8メートル級のロボットは笑い話で置いといて、携帯用の火器や防具持ってきてもらう。ミサイルとか(笑)

カンザキ:さてレオン。ちょっと夕涼みにでるか。

レオン:そうだね、とか言いながら服の下をガチャガチャさせながら(笑)

GM:おっと。ひとつ言うの忘れてた。帰りぎわサイラントは直通の通信機渡してくれる。携帯電話としても使えるやつだ。

シュリ:艦長が持つということで。

カエデ:はーい。

カンザキ:ネクタイを緩めつつ外に出ます。

シュリ:地道に情報の洗い出ししてます。


拳の語り合いと260キロオーバー作戦


GM:それでは各自、どう行動するか宣言してちょ。

カンザキ:行き当たりばったり(笑)

レオン:袖なくて肩や襟元にふさふさの毛皮のようなのがついてる長いコート着ていく。そのコートの背中には黒地に白の字で「天上天下唯我独尊」とか描いてるんだ(笑)

GM:なんかいかにもって感じだな。コート着るのはいいけど、ホテル出てからにしてね(笑)

レオン:ほいほい。

シュリ:ちょっと待って。なにげなく近づいて盗聴器と発信機仕掛けておくから。

レオン:言えばいいのに(笑) ごそごそ付け直しておこう。

シュリ:ごめんごめん。つい習性で(笑)

カンザキ:事務員がなぜそんなものを持ってるんだろう。

カエデ:船は降ろしてこれないのかしら。

GM:宇宙船は基本的に地上に降りてこないよ。軌道港に係留してるし。地上への行き来はシャトルか軌道エレベータ使うんだ。船降ろしちゃったら大気圏出るのに消費する燃料がものすごいよ。

セディア:降ろせというのなら降ろすけど。

カエデ:ロボットだけでもどうにかして降ろしておきたいのよねえ。サイラントさんに相談しよ。どこか適当な倉庫手配してもらって降ろしておくね。

レオン:ついでにオレのパワードスーツも降ろしといてよ。

GM:地上港の一角にある倉庫を手配してくれる。警察やサイラントがやるとまずいので、第三者名義で借りといてくれる。

カエデ:(セディアに)人手多いほうがいいし、降りてこない?

セディア:むーん。仕方がない。ロボットとパワードスーツシャトルに積み込んで降りる。わーん。重力に引かれるーー(笑)

GM:ところで260キロオーバー作戦やるの?

レオン:今日はやらない(笑)今日はチーマー相手にいろんな情報仕入れに行く。「最近変わったことないか」とか「変なやつが薬売りに来てないか」とか「最近妙に強くなったやついないか」とかタフガイとふたりでケンカ売りながら(笑)

カンザキ:ちょっと街の若者たちとコミュニケーション取りにいくだけだよ。

GM:肉体的なコミュニケーションか(笑) 善良な一般人じゃなかったんかい。

カンザキ:あれだなレオン。オーロスの若者たちは鍛え方が足りないようだな。こきこきこきと10人ほど倒してから(笑)つかいふるしたアーミーコート着てたりして(笑)

レオン:ちょっとな。カンザキより少なめの人数殴り倒してから返事しようか(笑)

GM:そんなふうに拳の語り合いをしてた二人は、チーマー連中から新種の薬が出回っている情報を得た。

カンザキ:ほほう。詳しく話してもらおうか。

GM:その薬はトリップ感がいままでの数倍あるらしい。そのくせ依存性は半分で、ほかの薬より効き目が強いのに安全てことで若者の間で大人気なんだと。

カエデ:ドラッグというより戦闘薬っぽいね。

カンザキ:その手の薬にはいろいろと覚えがあるな(笑)

シュリ:ひとつ持って帰って分析分析。

カンザキ:手に入れるにしても売人のいるところを探さないとね。チーマー連中に聞いたら何とかなるかな。

レオン:このカッコで街中ぶらぶらしてたら売人にあたるかも。

カエデ:兄さんいい薬あるよ。

GM:最近さらに新型の薬が出回ってるという噂を聞いてるんだけど、チーマー連中は実際に出合ったことはないらしい。あくまで噂だけどと言っている。

レオン:どこそこに行けば売人がいるとかいった噂は?

GM:そこまでは知らない。知ってたらもうやってるだろう。知ってそうなのは売人か卸し屋くらいかな?

カンザキ:ではこの連中の知っている売人を教えてもらおう。

GM:教えてくれた。教えたんだからもう逃がしてくれって言ってるけど?

カンザキ:どうする?

レオン:いいんじゃない? もうこいつらには用ないし。暴れたりないからフラストレーションたまってるかな。北米のシャイアンたちはもっと強かったぞ(笑)


チーマーから売人のいる場所を聞き出したふたりは、さっそくその場所に向かいます。
そこはとあるディスコでした。殴り倒したチーマーたちとさほど変わらぬ格好の若者たちが音楽に合わせ踊り狂っています。
売人はそのディスコの黒服という話でした。


カンザキ:こういう場はレオンに任せたほうがいいみたいだから、私は壁の花にでもなっておく。

レオン:ずいぶんごつい花だ。踊っている連中の中に入って黒服を探そう。連中から聞き出した人相の黒服に話し掛けて(ぱちんと指をならす)ヘーイ! ロッククラッシュのヘッドから聞いたんだけどよう――って、ロッククラッシュってなんやねん(笑)

一同:爆笑。

セディア:さっきの連中でしょう?(笑)

レオン:そうかもしんない。まあいいや(笑)いーい薬入ったそうじゃねえか。俺にも少し分けてくんねえか? 金ならあるんだよ、金はよ。ちょっと最近、危ない橋渡ってよう(笑)(我に返って)あほか。そこまでやったら何モンだと思われるわ(笑)

GM:そこまでやってくれたら判定はいいや(笑)「いいだろう。奥にきな。ところであの壁の兄ちゃんはあんたの連れかい?あっちの兄ちゃんはいいのか?」

レオン:あいつは堅物でな。こういう話には乗らねえ(笑)

カンザキ:タバコに火をつけて、出入り口を確認したらほかの黒服と目をあわさないようにしれっと奥に近づく。

シュリ:ふたりの会話を聞いてたはずだから無線で連絡するね。後催眠かけられる恐れがあるから警戒してくださいね。

レオン:暗示みたいなやつだな。発信機がついててよかったなと思いながら黒服のあとをついていく。

カンザキ:わかった。もしレオンがかかったらとりあえず殴っとけばいいんだな(笑)

シュリ:地獄(笑)まあ、対処に間違いないと思うけど(笑)

カンザキ:大丈夫だ。あいつなら避けるだろう(笑)

レオン:避けたらまずいって(笑)

GM:奥の事務所に行くとロッカーから薬を取り出して渡してくれる。粉末じゃなく錠剤ね。金は3万くらいでいいのかな?

レオン:さすがに本物の相場は知らないよ(笑)3万て言うから払っておこう。

GM:1回分でいい訳ね。「ほしくなったまた来な。いくらでも用立ててやるよ。俺たちには金のなる木があるからな」

レオン:そいつはあやかりたいもんだ。どこの悪人やねん。俺いったい(笑)ハイスピードとはいってもヒーローだからな、いちよう(笑)

カエデ:遠山の金さんみたいに潜入捜査は必要よ(笑)

レオン:じゃ、またなといって部屋を出る。

カンザキ:終わったのか。

レオン:ああ。帰ろうぜ。場所はわかったし、下手につついて蛇を出すのもなんだしな。まずはこれが黒か白かわからないと、ここを張っても意味ないしな。

シュリ:つけられないように気をつけてね。

カンザキ:尾行に気をつけながら帰ります。

GM:なら知覚ロールして。

カンザキ:念には念をいれてヒーローポイント使うけど?

GM:尾行されてないようだ。というわけで無事ホテルにつきました。ふたりが帰ってきたころにはセディアもホテルについてるだろう。

レオン:帰ってきたら、まず冷蔵庫のとこいってよく冷えたモルツをキューとやる(笑)

カンザキ:私は自分の寝室にばたんと入ってばたんと出てくる。そのときは着替えも終わっててメガネとネクタイをびしっと着ておく(笑)

カエデ:さっきのほうが似合ってたのに〜とか言いながらバド飲んでよう(笑)

GM:最高級ホテルにモルツやらバドやらあるかな(笑)カウンターバーなんだが。

カンザキ:問題はこの薬物だが――って私が持ってるわけじゃないんだよな(笑)ま、いいか。これを分析してもらう必要があるのだが、問題はすでにこの薬物が警察に押収されていてすでに分析終了している可能性があるんだが、もらった資料にそういうものはあったかな?

GM:サイラントからもらった資料になにがしかの薬物のデータがあったよ。同一のものか確かめるならスキャナー使って医学か化学技能使って調べてよ。

カンザキ:まいったな。スキャナーも医療キットも医学も持ってるのは私か(笑)

カエデ:あんたいったい何もの?

レオン:どういう生活おくってきたんだ。いったい(笑)

カエデ:ひょっとしてBC関係にいたんとちゃう?(笑)

カンザキ:自分の怪我くらい自分で治せなくちゃまずいと思ったんだよ(笑)

GM:カンザキってあれだな。暴走特急や沈黙の戦艦で主人公してたスティーブン・セガールなんだな。医療関係や武術に強いアクションスターみたいに(笑)がたいもいいし(笑)

カエデ:シールズとかの特殊部隊にいたのね(笑)

カンザキ:だから私はカタギの人だって(笑)医学で振るね(ころころ)達成値は8。

GM:資料に載っていた薬物と成分的に同じ物だね。コカインと似たような効果をだす合成薬だ。

カンザキ:見たところ普通のものと大差ないようだが、特殊な効果はないの?

GM:もう一度振ってくれる?成功した?なら多少暗示がかかりやするなる程度だが、けっして筋力が高くなったり反応速度が上がったりするようなものではないね。

カエデ:ひょっとしてロケーションじゃないの? ちょっとずつやっていって下地作って、本命を注入したらえっへっへとか(笑)

カンザキ:成分を見るかぎりあの手の薬は使ってないようだな(笑)

セディア:わたしもやってみるね(ころころ)うん。そうだね。

シュリ:これを買いつづけていればそのうち大当たりするのかしら。

レオン:しかし、そこまで気長な捜査をする時間もないだろ。

カエデ:(悪人ふうに)この間のやつをやってみたんだが利きがいまいちなような気がしてな。ところで小耳にはさんだんだが新型があるそうじゃねえかとかやってみようか?

カンザキ:こういうときはあれだな。我々が麻薬の運び屋という形にして、実はもっといいものがあると聞いたんだがそっちも見せてもらえないか。大量に仕入れたいんでねと話しを持ちかける――なぜ私はこんな仕事をしてるんだ?(笑)

カエデ:やっぱり怪しいところに勤めてたのね(笑)

カンザキ:麻薬組織に面が割れてないだろうな。ほかにいいアイデアない?

GM:初日の行動はこんなところかな。他に何もないなら翌朝になるけど。

カンザキ:では昔の夢でも見てうなされておきましょう(笑)

カエデ:や、やめろ〜とか言いながら目の前で毒ガス散布してるのね(笑)

レオン:どうしてどうして、俺が昔作った薬がいまごろ〜(笑)

カンザキ:つぶして回る側だったら文句ないんだけどねえ(笑)

シュリ:メルビン医療の中に入るなんてやめたほうがいいかな。

GM:自信があるなら潜入するなり電気的に入るなりする?

シュリ:ないです。ヒーローポイント使うしかない(笑)

カエデ:翌日になったのなら倉庫でロボット整備してる。この会社ではモビルスーツと称してるのよ(笑)

カンザキ:この星で一番発展してる企業がメルビン医療ですか?

GM:医療方面で急激にシェアを伸ばしてるだけで、規模としてはまだまだしれたもの。

シュリ:会社訪問なんてないかな?

カエデ:学生証か卒業証書とか偽造して。

GM:さすがに会社訪問てのは……どこかの学校でならやってるかもしれないけど、時期が違うだろう。

カンザキ:とりあえず暇だから普通の仕事探しやってます。普通の仕事探しね(笑)この仕事が終わったあとにする仕事。まじめに地味に働きましょう。

レオン:俺は昨日の予定通り走りに行くつもりだから鼻歌まじりでバイク整備してます(笑)

セディア:私たちはモビルスーツの整備かな? 陸戦仕様に改造するんでしょ(笑)

カエデ:そうそう(笑)

GM:この後の仕事だけど、トラッカーズ・ユニオンにあたってみたけど、たいしていい仕事はないね。気苦労ばかり多くて報酬が少ない地味な仕事ならいくらでもあるけど。

カンザキ:気苦労ばかりして報酬が少ない? でも地味で堅実(笑)よし、当たりをつけておこう(笑)

GM:ただ、社長がうんと言うかは別の話し(笑)

カエデ:いまは濡れ手にアワの1000万の仕事が(笑)

レオン:260キロオーバー作戦だが、ヘリに乗る人間がいないならひとりで走りにいくけど?

シュリ:私が乗るね。カメラもってヘリの場所に行きます。


いよいよ260キロオーバー作戦開始です。
かなり(笑)のスピードで海上をぶっ飛ばし、そのあとを警察のヘリやエアカーが追いかけ同乗したシュリたちが研究所の様子を撮影するという筋書き。
話し合いの結果ヘリにはシュリが、エアカーにアルフレッドが乗り込むことになりました。
さっそく海に出るレオン。調子に乗って研究所のある島の周りを爆走します。追いかけてきた警察から逃げるかと思えばいきなりユーターンしエアカーの周囲を回ってこれ見よがしに挑発してみたり(笑)あんた本気で遊んでないか(笑)
触発されたか他のプレイヤーは警官や研究所の警備員となってレオンをあおります。

研究所の警備員「ここから先は私有地だ。ただちに進路を変更して退去しなさい。くりかえすここは私有地だ、それ以上の侵入は違法行為である。だから止まれ、止まれと言っている!…とまってくださーい!!(悲鳴)」
警官「てめえ!!こっちは公務執行中だ!がたがたぬかすと貴様らも逮捕するぞ!!」
警官「(レオンに)この犯罪者が! とまらんと射殺するぞ!」
警官「(レオンに)てめぇは昨日のヤツだな! 公僕をなめるなよ!」

などなど、けっこう好き勝手なことを言ってたような(笑)
ちなみにその間、他のキャラクターはなにやってたかというと、カエデとセディアは地上港の片隅の倉庫でロボットやパワードスーツの整備。カンザキは地味で堅実な仕事を探してました(笑)


レオン:シュリに連絡しよう。研究所の様子はばっちり取れたかな?

シュリ:ばっちりです。そろそろ引き上げましょうか。

レオン:もうちょっと遊んでからね。うしろから追っかけてくる警官たちにちょっと下品な指使いしよう(笑)

GM:おいおい。それを見た警官たちは殺気だつぞ。レオンを追っかけているほとんどの警官は君たちのこと知らないんだからな。へたなことすると本気で発砲されるぞ?

レオン:うーむ。さすがに撃たれるのはやだな。本気で逃げよう。もういちど島を1周してからちぎる。そのまえに派手なローリングでも決めようかな(笑)

GM:これ見よがしなやつめ。そうすると背後から発砲される。「納税者だと思っておとなしくしてりゃいい気になりおって!この犯罪者がーーー!!」(笑)

カエデ:その警官の名前はオーターとかいわない(笑)?




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