TOP 戻る

 物欲の虫が囁く
平成13年2月04日

 モバイルギアUの支払いが終わった。あれはいいマシンだった。PHSカードの都合でVAIO−C1に浮気してしまったが本当にいいマシンだった。
 スイッチ入れればすぐに使えるし、軽くてどこにでも持っていける。なによりバッテリーの心配がいらない。バッテリー残量メーターを気にしつつVAIOを使っている現状から考えると、夢のような環境だ。

 しかし問題がなかったわけじゃない。
 書くことにはなんの不満もなかったが、ハードディスクがなく大量のデータを持ち運ぶことができない。WinCEとはいえパソコンと同じ環境で作業できないなどなど。
 パソコンで使っているソフトが使えないのはやっぱりつらいのである。
 そしてモノクロでバックライトがないこと。
 暗いところではまったく使えないのはこたえた。早朝のメールチェックで画面がまったく見えないのである。電灯つければ問題ないという話もあるが、そもそもカラーならその必要もないのだ。
 そう。カラー画面。
 カラーはいいなあ。明るいし、きれいだし、インターネットしててもモノクロよりずっと気分がいい。

 モバギUMC/R330購入当時、「バッテリー持続が最重要!」とかいってモノクロを選んだくせに、一年あまりでこれである。こまったもんだ。

 松山に行くと、電気屋に立ち寄るのがパターンである。
 買う予定もないのに電気屋(パソコン関係ね)をうろつくのが好きなのである。 
 まずチェックするのは新機種のノートパソコン。つづいてPDA関係だ。新しいザウルスの使い心地をチェックする。新ザウルスはキーボードが内蔵され、長文入力もできるというのがウリだが、実際に使ってみるといまひとつだった。だいいちバッテリーというのが気に入らない。バッテリーだといざというとき心配じゃないか。やはりPDAは乾電池駆動に限る。乾電池ならいざというときどこででも手にはいる。

 いろいろ自分なりの好みをチェックしていくと、どうしてもモバギUに目がいってしまう。
 東京の友人が「WinCEはVer3になってはじめて使えるOSになった」と言っていたとおり、使いやすそうだ。レスポンスもなかなかいい。もっとも新し物好きだからそう感じるだけなのかもしれないけど。けど、やっぱいいなあ……。
 一通りモバギをいじり倒し満足したとき、隣に置いているWinCEマシンが目に入った。NTTドコモから発売された「シグマリオン」。噂には聞いてたが、実際目にしたのははじめてだ。
 小さい。とても小さい。
 小さい筐体のうえにキーボードも小さい とてもブラインドタッチできないだろうとさわってみたら、、以外にすんなりとタイピングできた。もちろんいくつかミスタイプもあったが、なれれば長文も入力可能だろう。
 ……ほ、ほしい。

「買ってしまえ」と物欲の虫が囁く。
 いやいや、ちょっとまて。いくら小さくて使いやすそうな筐体でもカラーのマシンでも、ほしいからと言って無駄使いばかりしていては金がいくらあっても足りやしない。
 だいいちCFカードスロットひとつしかないし、モデムもついていない。これじゃ、持っているアステルの通信カードが使えない。シグマリオンでメールやろうとすれば、ドコモのP−inコンパクトしか選択肢がなくなってしまう。
 おまけにWinCEのバージョンも2.11じゃないか。モバギUはバージョン3でスロットふたつにモデムもついているというのに。乾電池でも動かせない。
 
 嗚呼、しかし。あの小さな筐体は魅力だ。カラーだし。
 シグマリオンにするかモバギUにするか。いやいや。かねてからの計画どおり、液晶ディスプレイを増設してデュアルディスプレイ化に着手するか……
 いろいろ考えつつ、シグマリオンとモバギUのカタログをしっかり頂いているのであった。

 物欲虫の囁きは終わらない……。

 クリムゾン・スカイとジョイスティック
平成13年1月29日

 去年の年末、気になっていたゲームソフトを買った。
 マイクロソフトの「クリムゾン・スカイ」である。
 同社の定評のあるフライトシュミレーションシリーズのひとつで、純粋なシュミレーションでなくゲーム性を強調した作品なので購入を検討していたゲームだった。
 世界恐慌のまっただ中、プレイヤーは空賊としてアメリカの空を荒らし回るのである。これがまたかっこいいのだ。
 この手のゲームを本当に楽しむにはジョイスティックが必要不可欠である。ゲームパットでは役者不足だ。嘘だと思うならふたつを比べてみるといい。面白さがぜんぜん違うから。
 おかげさまで、わたしゃはまりまくってましたよ。ホームページの更新そっちのけで(おい)連日遊びまくり、年末年始はクリムゾン・スカイ一色だったね。新しいハードディスクとマザーボードとCPUも買ったから、初号機をマークUに改造するつもりだったんだけど、そんなことも忘れて熱中してしまった。
 朝から夜中まで遊んでいたある日、いきなり初号機がフリーズした。シナリオも半ばまでクリアし、いよいよクライマックスにさしかかろうかというところである。

「なんだよ。これからいいところじゃないか!」

 ジョイスティックをいくら動かそうと、マウスをクリックしようとうんともすんとも言わない。
 システムをチェックすると、コンピュータがジョイスティックを認識していなかった。コネクタを抜いたりさしたりしてみても認識しない。最終手段でジョイスティック・ドライバを再インストールしても結果は同じ。

「おーのーれーーーー!」

 いろいろ試してみたけどどうにもならない。
 マイクロソフトに問い合わせてみようかとも思ったけど、初号機をマークUに改造しようとパーツを買い込んでたことを思い出し、これもなにかの掲示と自分を慰めパソコンを調整することにした。もちろん今までクリアしたセーブデータをコピーしてからだけど。
 また最初からというのは大変だしね。

 いろいろあって初号機も無事バージョンアップし、さあ「クリムゾン・スカイ」の続きだとゲームをインストールする(ゲームのことしか頭になかったから、あとで大変な目にあうんだけど……)。
 「クリムゾン・スカイ」のインストール後、ジョイスティック「SideWinder Precision2」のドライバをどきどきしながらインストールする。終了後、ジョイスティックを認識したかチェックすると、無事認識していた。テストでも異常ない。
 これなら大丈夫だと、いそいそと「クリムゾン・スカイ」のゲームCDをセット。

「いざ、出撃!!」

 再びゲーム三昧が始まりましたね。寝食(いや。食事はちゃんととったけど)を忘れて熱中してました。
 敵機の銃撃と追撃を振り切り、最小旋回で背後に回りこみ機銃を叩き込む! 
 この手の戦闘機物3Dシューティング(シミュレーション?)は多々あれど、ちゃんと機銃が使えるゲームは少ないのが不満だった。その点、「クリムゾン・スカイ」は機銃がメインの攻撃方法だ。
 これは燃える!

 時間を忘れて熱中していたとき、またまた初号機マークUがフリーズ……
 ク、クライマックスまであと少しだというのに!
 マークUを再起動後、ジョイスティックをチェックしてみるとやっぱり認識していない! ドライバを再インストールしてみてもやはり同じ!
 
「おーのーれーーーー!」

 いいかげん頭にきてふて寝しましたよ。わたしゃ。
 かくして私の正月休も終わり、再び忙しい日々が始まった。「クリムゾン・スカイ」の事を忘れて残業の日々を送っていたある日のこと。パソコンデスクに投げ出された「クリムゾン・スカイ」のゲームCDが目にとまった。
 なんとなく気になってセットしてみると、ちゃんとジョイスティックを認識してるじゃないか!

「なんでやねん(DOAのザック風に)!」

 ジョイスティックはちゃんと機能している。指示どおり戦闘機は動く。
 なんでやねん。
 ドライバを再インストールしても認識しなかったくせに。あれから何もしていないのに。

 ……ひょっとして一定時間以上ゲームし続けると、その日はもうゲームできないよう自動的にセーブがかかる安全装置でもついてるのかしらん。ゲームのしすぎは健康に悪いとか言うし。
 訴訟大国アメリカのゲームだしなあ。
 ニンテンドウも訴えられたし(ゲームパット使いすぎで手に怪我したからって、手袋支給で和解するってのが笑えるよね。こんなのメーカーの責任じゃなくゲームしてる人間の責任じゃん。アメリカには自己責任という単語はないのかね?)。

 なにはともあれ(結局原因はわからなかったけど)、ゲームの続きができるとジョイスティックを握り締めたのでした。

「さあ、発進だ!」
 徹夜でゲームし翌日遅刻しかけた私には、この手の安全装置(笑)は必要なのかなぁ。

 なにが言いたいかというと……
平成13年1月17日

 私はLANが好きではない。
 便利なシステムであることは認めるが、なにが嫌ってあの尻尾(ケーブル)が嫌いなのである。
 デスクトップはいい。据え置き式だからケーブルがついてても気にならない。しかし、私のメインマシンはVAIO−C1だ。ノートパソコンなのである。
 ノートパソコンといえば、どこにでも持っていけるのが最大の特徴ではないか。それなのに足かせになるケーブルがつくなんて!
 VAIO−C1と自作初号機とのデータ互換はCFカード経由でおこなっている。重要なデータはすべてCFカードに収まっている。VAIO−C1と自作初号機にも同じデータを入れてはいるが、それはバックアップに過ぎない。
 CFカードでデータをやりとりするメリットは、カードを差したものがメインマシンになるということだ。デスクトップでもノートでもWinCEでも機械を選ばすメインマシンに早変わり。この方法なら、たとえばまったく他人のマシンですらCFカードを差したとたん、メインマシンとして使えるのだ。なんて便利なんだろう。
 CFカードにデータを集約しているから、LANは必要ないのだ。
 だって尻尾(ケーブル)嫌いだし。

 以前、「なら無線LANにすれば?」と、東京に行った友人が語った。
 たしかに、無線なら嫌なケーブルがつくとことはない。べつの部屋にも手軽に持っていける。無線LANはノートパソコンに理想のLANと言えるだろう。LANならCFカードに入りきらない大きなファイルのやりとりも簡単だ。
 しかし、しかしである。
 ワタシのノートパソコンはVAIO−C1。バッテリーのもちが非常に悪いマシンなのだ。そのVAIOで無線LANを使うとなると、バッテリーのもちが悪いマシンがますます悪くなってしまう。
 バッテリーを消費する無線はVAIOには鬼門だ。
 なぜならLANケーブルつけることが嫌いなわたしは、もちろん電源ケーブルをつなげるのも嫌いである。しかし、電気のないパソコンはただの箱。泣く泣く電源ケーブルをつなげるしかない。バッテリーだけで使いたいワタシは、常にバッテリー残量を気にしながらVAIOを使っている。

 バッテリーの持ちという点ではモバイルギア(WinCE)はバッチリだ。
 よけいな尻尾(電源ケーブル)なしで長時間使える。どこにでも気軽に持っていけるし、なにより電源を入れるとすぐ使えるのがいい。起動の早さはパソコンと比べものにならない。
 ただ、モバイルギアMC/R330は暗いのだ。白黒液晶なのである。バックライトがないのである。
 暗いところでは画面が見えない。早朝のメールチェックでメールを読もうとしても、電灯をつけなければ読めない。夜中、布団の中で突然ひらめいたアイデアを書き留めておこうにも、画面が見えなくてはどうにもならない。スタンドをつければ眩しくて目がちかちかする。目が慣れる前にアイデアは頭からこぼれ落ちてしまう。実際何度かこぼれて消えた。
 盲点だった。カラー液晶モデルを買っておけばよかった。

 話題がそれたので元に戻す。
 要するにワタシのVAIO−C1はバッテリーがもたない。LANうんぬん以前にバッテリーのもちの悪さにいらいらする。
だから最近は電源ケーブルつなぎっぱなしだ。
 チクショウ。 ノートパソコンの魅力半減じゃないか。
 ワタシはバッテリーだけで使いたいのだ。なのに現実は1時間しかもたない。

 あるとき雑誌でVAIO−C1新機種の記事を見た。2000年10月に発売された新機種の記事だ。
 新しいVAIO−C1のCPUには、今話題の「クルーソー」が使われている。小電力CPUでバッテリーのもちがよくなるという奴だ。Lバッテリーなら5時間以上稼働したりする。

 ワタシがVAIOを買って3ヶ月後のことである……

 VAIOといっしょ 妙見山古墳にて
平成12年9月10日

 「ちょっとモバイルな日記」と銘打つわりに、デスクトップに偏っていたのでこれはいかんとVAIO−C1持って出かける計画を立てました。
 モバイルというからにはやはり外で使わなければ威力半減ですよね。

 そこでバイオ片手にモバイル挑戦。
 目的地は以前から目をつけていた愛媛県越智郡大西町の藤山歴史資料館。
 手近な遺跡でもないかなと考古学関係のWebを調べていたとき見つけました。いやあ、探せば結構あるもんだわ(笑)
 なんとこの資料館では、本物の古墳を間近で見ることができるのです。
 博物館くらいあればいいかなと思ってたけど、間近で前方後円墳が見れるとは思いませんでした。おまけに日本で唯一、古墳の中を見学することができるとのこと。
 これはぜひとも見学に行かねば。

 前日までに場所や展示品・入館料等のチェックを済ませます。
 VAIOの目玉で写真を撮ることも考えましたが、少しでもバッテリーの持ちをよくするためデジタルカメラを持っていくことにしました。

 いよいよ当日。VAIOのバッテリーが満タン状態なのを確認し出発です。初めての場所ですがカーナビがあるので心配ありません。
 できれば場所のチェックとナビもVAIOでしたいのですが、予算の関係で次回以降に延長(笑)

 いざ出陣と部屋を出ると、リビングのテーブルに親の伝言が。
 「新居浜の科学博物館にいってきます」

 なにいいいぃぃぃぃぃーーー!
 このわたしをさし置いて博物館に行くとは絶対に許せん! こっちも帰りに科学博物館行きだ!(ひとりで歴史資料館に行くことを忘れている)
 対抗意識を燃やしつつ、とにかく出発。車を走らせること小一時間で目的地に到着しました。

 藤山歴史資料館は小山の中腹にあり、駐車場から階段を登っていかなければなりません。たいした距離ではないのですが、残暑の厳しいさなかなので汗が吹き出ました。それはともかく驚いたのが、駐車場からの階段をふさぐように聳え立つ巨大な錨のモニュメント。
 歴史資料館の入り口にはふさわしくないぞ。場所を間違えたと思ったじゃないか(実は藤山健康文化公園の敷地内に歴史資料館があるんですね)。

 汗をかきかき階段を登り、赤レンガの明治時代ふうゲートを抜けると運動公園が見渡せます。その敷地の一角に、目当ての藤山歴史資料館がありました。
 外見は瓦屋根の日本家屋。展示内容とマッチしてないなあ……時代格差がありすぎるんでないかい?
 なにはともあれ入館料払ってなかに入りました。ちなみに入館料は200円。安いですね。自動ドアを抜けると冷やっこい冷房が吹き出た汗を拭ってくれます。展示室に入る前にちょっと休憩。はー、生き返った。

 一服して汗も引いたしいよいよ展示室に入場です。
 展示フロアにはさまざまな出土品が展示されていました。妙見山古墳から出土した円筒埴輪の伊予型特殊器台。二重口縁壺型土器や副葬品などなど。展示品は少ないもののなかなか楽しませてくれます。
 自分的に目を引いたのが版築で古墳を造る人々の模型ですかね。妙見山古墳は山地を削りだして成形したのですが、南側のくびれ部付近や前方部前面など、地山がやせている部分を盛り土で補うようすをジオラマ化したものです。完成には大勢の人手と膨大な時間を必要としたでしょう。つまり当時にはそれだけの人手を集めることのできる王がこの辺りにいたのですねえ。今なら大型土木機械であっというまに可能だけど、当時は人力以外に頼るものなどなく、完成までに途方もない時間がかかったことでしょう。なにやら感動です。

 展示物を心ゆくまで堪能したあといよいよ本日のメインディッシュ。妙見山古墳の見学です。
 腕時計を確認すると正午まであと十分。石棺内は10・12・15時の日に3回の一般公開されています。ちょうどいい時間なので事務所で古墳の場所を聞いて資料館をあとにしました。
 妙見山古墳は山の頂上にあるとのこと。その山をひーこら息をきらせながら木々に囲まれた山道を登りました。これがまた勾配きついんだ。せっかくひいていた汗が再び噴き出し襟元をぬらします。

 汗を拭き拭き山頂につくと視界が一変しました。周囲の木々が消え、山頂のうえに小さな小山が盛られています。これこそが妙見山一号古墳。ああ、本物の古墳だ。

      

 妙見山古墳は四号までありますが、一・ニ号はともかく三・四号古墳はとても小さなものです。案内係りの人に聞いた話しでは、子供用らしいということでした。そして、なかを公開しているのは一号古墳のみ。

 それではいよいよ見学です。どきどきします。
 狭い扉を開き、狭い通路をぬけるとガラス戸に仕切られた空間に出ました。ガラスの向こうは真っ暗で何も見えません。道間違えたかと不安になりましたが、そばに扉を閉めれば明かりがつくとプレートにかかれていました。
 いわれるままに扉を閉めると、ガラス戸の向こうで小さな明かりが点灯しました。そこに見えたものはびっしりと石が敷き詰められた石棺が。
 石棺というから箱状のものを想像してましたが、当時は石の板をつくる道具も技術もなかったのでしょう。長さ20センチほどの細長い石を敷き詰めて作っていました。小さな明かりが周囲をぼんやり照らしだし、なにやら幻想的な印象を受けました。
 ここは王の最後の空間。そして永遠の王宮。
 千年以上の時を経て現代にあらわれたタイムカプセル。当時この辺りはどんなだったのか。どのような人々がいてどのような暮らしをしていたのか……こころは古代に思いをはせます。
 感動と、同時にべつの何かとで胸が締めつけられる思いです。やはり来てよかった。

 写真撮ってやろうと思ってましたが、やめにしました。なんとなく王の眠りを妨げるような気がしたので。心霊写真撮れてもまずいしね(笑)

 中から出ると太陽のまぶしいこと。
 古代のロマンを胸に、しばし係りの人と弥生時代の談話が続きました。昔は妙見山のすぐ近くまで海だったそうです。海行く人々にとっていい目印になったでしょう。周囲には妙見山古墳と同時期の遺跡がいくつかあるそうです。ということは当時このあたりは大きな集落が形成され、交通の要所として栄えていたのでしょうね。また、古墳も未発掘のものがいくつかあるとのことでした。

 古墳のうえからは瀬戸内海が一望でき、とてもいい眺めです。吹き抜ける風が気持ちよく、夏の暑さも忘れるくらいでした。
 この景色をいつまでも記憶するためデジカメでパシャリ。あ、なんかようやくモバイルなことできたような気が(笑)
 
 係りの人と話しこむこと30分あまり。パンフにも載ってないことをいろいろ聞けてためになりました。礼を言って来た道を帰ろうとしたとき、いきなり呼び止められました。

「道はこっちだよ。ちょっと遠回りだけど、坂きつくないしずっと楽だよ」
 
 あらー(笑)
 登ってきた道は正式なルートじゃなかったのね。どうりで途中から獣道みたいになってたわけだ。
 係りの人になんども礼を言い、教えられた道を帰ることにします。こちらのルートの途中には、発掘のときはがした石棺の天上部分を展示している場所もあるとのこと。教えてもらわなければ見逃すところでした。感謝感謝。

 いやはや。妙見山古墳と藤山歴史資料館には有意義な時間を過ごさせてもらいました。
 後ろ髪引かれる思いで帰路につきます。近場ですからいつでもこれますしね。

 うれしはずかし VAIO PCG−C1XG/BP

ついにやってしまいました。いわゆる「やってもた」というヤツです。
新しいノートパソコン「VAIO PCG−C1XG/BP」を買ってしまったのです。
いやー新しいパソコンはいい(笑) とくにこのVAIO−C1は小さいし軽いし、どこにでも持っていけます。
そこで新型ノート購入を記念してちょっとしたレポートなど。

●キーボードの使い心地は?
全体的にまとまっていて使い心地は抜群です。クリック感もしっかりあってさすがはSONY製ですね。モバイルギアUよりストロークがあって好みです。ただアームレストがないので長時間の入力は疲れます。
右のシフトキーが小さいのも気になりますね。

●ジョグダイヤル
SONYといえばジョグダイヤル(笑) 今度発売されるSONY製Paimにもついてるし、頻繁に使用するソフトを登録しておけばダイヤルポン(笑)で起動できて非常に便利です。
やっぱあるとないとでは大違いです。
ただVAIO−C1にかぎっては、はっきり言って大失敗ですな。ジョグダイヤルではなく、その配置がです。
VAIO−C1のジョグダイヤルは右側面の奥にあるのですが、その手前にACアダプターの差込口があるんですよ。ダイヤル使おうと指を伸ばしたらケーブルにぶつかってしまいます。これがまた邪魔で邪魔で。
ACアダプターはずしてバッテリーで動かしてれば問題ないんでしょうけど……バッテリーにかんしては次の話し。

●バッテリーの持ちは?
一連のVAIOシリーズはその洗練されたスタイルで人気があるのですが、最大の欠点はバッテリーの持ちが非常に悪いということでしょうか。
VAIO−C1のノーマルバッテリーはもって一時間程度。せっかくのモバイルパソコンなのに、これでは使い物になりません。はやいとこLバッテリーを買わないと。しかしLバッテリー高いんだよなあ。8時間もつLLLバッテリーというのもあるけど、あんな不恰好なもの誰が買うんだろ?とにかくSONYさんにはバッテリーのもち時間を真剣に考えてもらわないと。

●液晶ディスプレイ
VAIO−C1といえばワイド画面。うーん、よこなが(笑) しかしXGAなので非常に見やすくとてもきれいです。
グラフィック中心の人にはつらいでしょうが、わたしは文章の人なのでとくに気になりません。モバイルギアUのときもそうだったし。ただインターネット見るときは別。

●C1の目玉(笑)
VAIO−C1が発表されたとき一番話題になったのがモーションアイですね。パソコンにデジタルカメラを仕込もうとはさすがSONY(笑) C1登場以降他メーカーからもカメラつきパソコンが発売されましたがVAIO−C1ほどメジャーでないですな。
目玉パソコンといえばやっぱVAIO−C1。もっともわたしはモーションアイ使ってないですけど(笑)

●付属ソフトはほーふ
PCG−C1XG/BPからマイクロソフトオフィスがインストールされました。パソコンを使ううえで一番ウエイトが高いのは書類を書いたり表計算したりのビジネス使用なのですから、これは重要なことでしょう。
パソコン買ったときに一緒に買えばいいじゃんという意見もありますが、始めからあるとないとではやはり違います。
それ以外にもVAIOにはさまざまなソフトが付属しています。
音楽やAV・AV編集ソフト。フォトソフトに辞書に地図にいろんなユーティリティなどなど。あり過ぎてわからないくらいついてきます(笑)
VAIO一台あればたいていのことは出来ますな。

●音
音といっても音源ではありません。作動中の音です。
ハードディスかはたまたファンか、とにかく音が気になります。職場に持ち込んだり外で使うぶんにはそうでもないのですが、夜中などは電源を入れるところころと非常に気になります。
最近のパソコンは発熱温度が高いのでファンは必須なのでしょうが、図書館など静かな場所で使用するには注意が必要でしょう。
なんとかしてほしいなあ……。


とまあ、駆け足でやってしまいましたがまだまだこんなものではありません。
この他はもっと使い込んでからということで。
とにもかくにもすばらしいパソコンを手に入れたのですから、仕事に趣味にと使い倒したいですね。

戻る