ああ ねえ (間奏) ベイビー すぐ ねえ |
料理オンチのジニョンの作った食事の実験台にされるテジュンとドンヒョクの悲哀を歌った歌。
<ソウルホテルにて> ジニョン「ねえ、ドンヒョクssi、テジュンssi、今日あたりまたどうかしら? 新しいメニューを試してみたいんだけど♪」 ドンヒョク「(ギクッと顔をこわばらせて)い、いや。今日は仕事が……。ハン・テジュンssiなら暇のようだが」 テジュン「なっ、何を言う! 俺だって新入社員の教育が……」 ジェニー「二人とも、せっかくのジニョンオンニの好意を無にするって言うの?」 ドンヒョク「いやそんなわけでは」 テジュン「あっ、急に腹が……あいててて」 ドンヒョク「うっ、僕も頭痛とめまいと腹痛が…。どうしたんだろう。5秒前までは何ともなかったのに。これは体が休養を欲しているということだな。帰って休まなくては」 ジェニー「あなたたち、仮病は許さないわよ!」 ジニョン「(微笑んで振り向きながら)何してるの? みんな。今日も腕を振るうわよ。さあ早く私のアパートへ行きましょうよ」 ドンヒョクとテジュン、ジェニーに睨まれ、しぶしぶとジニョンの後に続く。 <その夜、バーカサブランカにて> カウンターで酒をあおっている二人。 ドンヒョク「ああ、まだ胸がムカムカする」 テジュン「俺は胃がしくしく痛むよ。くそ、ジニョンのやつ、いったいどうやったら、ただのトンカツをああも殺人的な味付けに出来るんだ!?」 ドンヒョク「(虚空を見つめてつぶやく)ジニョンssi……あなたの真心がこもった手料理を、僕はもう少しで戻してしまうところだった。忍耐力のない僕を許してください」 テジュン「口直しにカップ麺でも食うか。(バーテンに向かって)キムチラーメンふたつ」 <その頃、ジニョンのアパートでは> ジニョン(ベランダで星を見上げながら)「よかったわ~。二人ともいっぱい食べてくれたし。ドンヒョクssiなんて涙ぐみながらおかわりまでしてくれて。そんなにおいしかったのかしら。よし、今度は結婚するまでに豚じゃがをマスターしなきゃ。また二人に試食してもらおうっと♪」 こうして悲劇は繰り返されるのであった……(合掌)。 |