ドリームワールド展 大阪
1999.-4.-1 大丸 心斎橋店(大阪・中央区)
さくらちゃん 3月下旬に行われた、「さくらフェスティバル」(中野サンプラザ)、ドリームワールド展 東急東横店に引き続き、関西でのイベントへ参加してまいった。(名古屋でも4月14日から開催されるのだが、全国制覇を目指すのじゃ!)

 名古屋6時14分発(当時のダイヤ)、コミックマーケットや青春18きっぷユーザーにはお馴染みの快速ムーンライトながらでいざ出発! 春休みということもあり座れるわけがなく、当然に立席。大垣駅での乗り換えを考えて3号車の後寄りのデッキに陣取る。これから大阪駅まで席取りバトルが2度繰り返されるのだ。

 大垣駅に到着。扉が開いた瞬間、乗客は皆一斉に隣のホームへダッシュする。ここでのんびりしていると、後から蹴飛ばされたりするので、流れにまかせて一緒に走る。隣の電車はちょっと古い電車で7両編成。先客もいるのでこの電車は勿論大混雑。とりあえず座る事ができたが、身動きできない。次の乗換えは野洲である。  

 米原に到着する。土曜・休日ならばここで新快速電車に乗りかえることができるのだが、今日は平日。新快速電車はもう少し先の野洲駅が始発となる。ここで降りる人は大阪より先(山陽方面)を目指す人であり、残った客は通勤客と関西までもしくは山陰を目指す旅行者ということになる。この中にドリームワールド展に行く人がいるだろうか?いたら嬉しいが、裏を返せば抱き枕争奪のライバルとなる可能性もあり、一概に喜んではいけない。何せあの東急百貨店で知世ちゃん抱き枕を買い損ねた人が大勢いたらしいので、熱烈なファンならやりかねない。そうこう考えている間に、野洲に到着。ここから新快速電車に乗りかえ。 しかし、乗っていた電車の位置が悪く、連絡階段までかなりの距離があり、人を掻き分けながらとなりのホームへ急ぐ。隣のホームの電車はほとんど席が埋まっていたが、なんとか後の8号車で通路側席を確保。

 昨夜はほとんど寝てなかったので、この車内で仮眠する。京都で目が覚めるもすぐ寝入り、新大阪で意識を回復した。ここから4分で大阪駅に到着(9:29)。ここで地下鉄(御堂筋線)で心斎橋へ向かう。乗っていた車両からJR大阪駅の御堂筋北改札口はスグで、地下鉄のりかえは比較的スムーズに済んだ。地下鉄に乗って数分、心斎橋駅に到着し、急いで大丸心斎橋店へ向かう。

 この時点で9時45分。開店時刻まで15分あるのだが、昨年のさくらフェスティバルでの長蛇の列を考えると少しでも早く並んでいたいと思ったからだ。

 地上に出たところの目の前に大丸百貨店があった。入り口を探し出した。そこには列こそできてはいないが、ドリームワールド展目当てと思われる女の子グループと、やけに大きな男のお友達(私もその1人^^;)が開店を待っていた。店内からデパートのお姉さんが出てきて、いよいよ開店1分前。時報と同時に扉が開く。ドリームワールド展目当ての客は一斉に7階の特設会場を目指す。ここでエレベータを使うかエスカレータを使うか迷ったが、エスカレータの方が早く着くはずだと勝手に判断し、前の女の子の後に続いて走る。エスカレータでは走ってはいけないが、背後からも走ってくる客がいるのでやはり流れにまかせて走ることになる。さすがに7階のゴールは遠く、7階のフロアのステップを踏んだ時は、持病のぜんそくがぁ〜(嘘)

 7階に着いたはいいが会場がどこか見当たらない、とりあえず今いる場所は女性下着が並んでいる。どこかどこかと探し歩いたところ、ワインの詰め合わせの向こうにカードキャプターさくらドリームワールド展の文字が見えた。やっと、さくらちゃんに巡り会える。名古屋から180qの道のり、電車を乗り継いでほぼ4時間。

 まずはグッズを物色する。物色といっても、中野のイベントや東京のドリームワールド展で既に買い物はほぼ終了しているので、抱き枕を予備に1体とショウワノートの文具を買い揃える。でもレジまでの道のりは遠く会計待ちの渋滞にはまる。そもそも販売コーナーとレジが同じ直線上に配されているので、どこからが会計待ちの列なのかもはっきりしない状態であった。

 やっと前の男の人の会計が始る。知世ちゃん抱き枕を2つお買い求めのようで店員もどのように包装するのか眺めていたら、なんと二つ折にして、手提げ袋に詰め込でいるではないか!知世ちゃんに何て酷い事を!そんなことしたら、その客は許さんだろうと思ったが、その人は何も文句を言わず。信じられん。こいつは真のファンでは無い!知世ちゃんを二つ折にするなど、考えられぬわ!(怒)

 貴様は本当に知世ちゃんが愛しているのか?我は認めん!などと心中に思うと共に、自分に番が回ってきたら、そんな強引な包装をしている店員にも一言申してやろうと思った。そもそも二つ折りをした際に真空パックが破損する可能性もあるし。そして私の番が回ってきて、抱き枕と他のグッズを差し出す。その時に

この抱き枕はくれぐれも折り曲げないで下さい。

と強い口調で言う。すると、店員さんは少し困っていた。原型のままだと、手提げ袋に入らないほどの大きさだからだ。仕方ないので、そこで私は

包装紙で包むだけでいいですよ。

と助け舟を出した。そう、抱えて持って帰ることを決意したのだ。しかーし、その包装紙も長さが足らず、知世ちゃんの顔の部分が丸見えになってしまった。これではさすがにまずいだろう。こんなの抱えて新快速電車に乗れますか?

顔の部分も包装して下さい。

と懇願!
度重なる注文に、それでも店員さんは嫌な顔せずに対応してくれた。
(ありがとうございました。)
さらに、その店員さんは私の後に並んでいた抱き枕を買い求める客には

「この商品は二つ折にしても宜しいですか?」

と聞いていた。そのお客さんも「曲げないで下さい。」と言っていたので、私の店員に出した要望は度を越えたものでは無く、ファンなら当然同じ考えなんだと勝手に納得した。(ただし、この包装紙も地紋が少なく、顔の部分が透けてみえるので、ちょっと困った。)

 その後、大丸心斎橋店特製のイベント告知のチラシをもらい、原画展を鑑賞する。東急東横店と違ってかなりゆとりを持った配置で、のんびり鑑賞できる。LDジャケットやカレンダー、特典の原画を見て、なんと繊細な線で描かれていることにまた感心する。アニメのセル原画も実際に印刷物で使われるものよりかなり大きいセルに描かれているのこれまたビックリ!記念に撮影したかったが、これは写真に撮影できない。監視員が回って目を凝らしている。という訳で、グッズ購入の列に並ぶ人々だけを撮影した。これでカードキャプターさくらが幅広い年令層に人気があることが分かってもらえるはず。

様子

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