■ドリームワールド展 名古屋■
1999.-4.15 名古屋三越 星ヶ丘店(名古屋・千種区)
大変にお待たせ!名古屋にもドリームワールド展がやってきましたよん。「東京・大阪の会場で既に体験済みなので何を今さら…」などと、とろくさいこと言うとってはあけせんよ、諸君。名古屋のさくらちゃんファンがどれだけのものか、この目で確かめなければならないのだよ。そう御三家筆頭・尾張家62万石の意地を見せてやる(?) さて、その会場は名古屋三越星ヶ丘店。他県の方には全く分からないと思うが、この星ヶ丘店は名古屋・栄などの繁華街からはかなり離れている。立地としては高級住宅街のある名古屋の山手であり、このデパートも奥様方のためという色が強い。近くには東山動植物園、名古屋大学などの文教地区がある。名古屋市内の三越は別に栄と言う繁華街にもあるのだが、何故の栄店でやってくれないのか。こんな星ヶ丘店みたいな所で開催しては、客足にも影響が出ると思うのだが。東京は渋谷、大阪は心斎橋という立地で開催していたのに、名古屋三越さんはカードキャプターさくらをちょっと軽く見てません?松坂屋なんかは、スタジオジブリ展(これは有料だけど)を開催しているのにね。必ずや対抗馬となるはずなのに。
まぁ不満はこれくらいにして、星ヶ丘へ行きましょう!地下鉄で長いこと乗る。地下鉄沿線には先述したとおり大学や動物園などがあり、車内は比較的にぎやか。なお、自分は地下鉄で栄から先へ進むのは久しぶり。多分、大学受験以来だろうな。車内はだんだん客が減って星ヶ丘駅に着く。改札口を出るとスグ三越へ続く連絡通路がある。これを辿って行けば、地上に出ることなくデパートに入れる訳だが、こういう形態の通路の場合は恐らく地下食品売り場に繋がっているであろうと思い、敢えて地上側の入り口へ向かった。
正面入り口に立つ。開店時刻まで15分くらい。待っている人はやはり奥様方が多い。それもこの星ヶ丘付近の方であろう。まさに常連といったところですな。肝心のドリームワールド展目当ての客だが、誰もいない!恐らく私一人だけだろう。この日は木曜日だから学校や会社がある人は来れる訳がないのである。(私は木曜日には講義が無いのです。はい。)これなら、もう少しゆっくり来てもよかったかなぁ、とため息。そのまま、扉の前で開店を待つ事に。
10時の開店と同時に中へ入る。この時点で誰もダッシュしないと言うことは、やはりドリームワールド展目当ての客はこの中にいないということだね。ゆっくりエレベータで5階へ向かう。5階に着いてエレベータの扉が開くと。目の前でカードキャプターさくら番組宣伝ポスターが数枚でお出迎え。あまりに唐突なさくらちゃんの登場でビックリした。エレベータを降りた所が既にドリームワールド展催事場だったのである。近すぎるほど目の前に設営されたものだ。ここでエレベータを降りたのは私1人だけ。そのままグッズ売り場に向かうとやや恥ずかしいので少し遠回りに向かう。
「5階に寄ってみたら、偶然にもイベントをやっていたから、ちょっと覗いて…。」
みたいな素振りを装う。そんな小芝居はいらないが。それにしても客は全然いない。そもそもこの5階フロアには店員しかいないのでは?とりあえず等身大さくらちゃんのある方から、会場へ入る。そして原画展の方から鑑賞する。しかし、居心地がかなり悪い。客は私一人で、監視員とグッズコーナーの売場員の視線が私に集中する。原画にいたずらをされないように監視しているのだが、じっくり見てられないなぁ。多少混雑している方が、見やすかったかもしれないな。原画展の感想は大阪のレポートと同じなので省略させて頂く。
グッズ売り場の前に立つ。東京・大阪の会場では即日に売り切れたという「知世ちゃん抱き枕」が山積みになっていた。昨日が開催初日であった上、今日は平日だから売れてないのかな?とその時は思った。店員と少し話しを交わす。
「大阪ではこの抱き枕がすぐ売り切れたんですが、どうですか?」
との私の言葉に、
「そうなんですか。
うちの店は、まだ倉庫にあるので十分余裕ありますよ。」との返答。なんと、この山積みのほかにまだ隠し抱き枕があるのか。やはりあまり売れていないようであった。なんか悲しいぞ!大阪のあの格闘は何だったのかと脱力感に襲われる。でも今度の土・日には完売するであろう予測と希望を立てておく。少し重複するグッズもあったが、少々購入して、帰途に着こうとする。その頃やっと2人目のお客が来た。(この人も男性。)専ら店員さんは土・日の混雑に備えて、さくらちゃん等身大ポスターを丸める作業を続けている。後ろ髪を引かれながら、帰ろうとすると、さくらちゃんプリクラとPlayStaion体験コーナーがあった。これだけ空いているならプリクラも恥ずかしくないなと思い、勇気を出してコインを投入する。出てきたプリクラはさくらちゃんとのツーショット!これは良い記念になると、大事にしまって今度こそ帰ることに。その前にセロハンテープを買わなければならないと思い、文具売り場へ向かう。文具売り場でセロハンテープを一つ持って、レジに向かうとそのレジの後に、さくらの番宣ポスターが。どうしてこんな所にこんな物が!意表をつかれた。そして、今度はあの連絡通路を通って地下鉄の駅へ向かおうと食料品売り場を通って連絡通路へ。するとその通路の横にも番宣ポスターがあるではないか。どこまでも、カードキャプターさくらに浸っているデパートだなぁと感激した。
しかし、名古屋のドリームワールド展がこの静かさの内に終わるはずがない。本当のさくらちゃん人気は今度の土・日の様子を見なければ、分からないと思い、4月18日にも再訪することを決意してこの場を立ち去った。
その模様は次のレポートをご覧下され。ドリームワールド展(名古屋)日曜日の様子は こちら