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今回は7月29日に「劇場版
封印されたカード」セル画の販売があるというので、また劇場へ。なんと今回は2,500円という価格を設定された。昨年の「劇場版カードキャプターさくら」でじゃ9月上旬頃にセル画プレゼントを実施した松竹が今回はまた大きく出たな!という感じ。 |
とりあえず、さくらちゃんが欲しいので何とか考えた。全国主要劇場での販売で名古屋は松竹座のみ。整理券を7月21日から配布ということであったが、
・1人1枚までで代理購入はできません。
・福袋形式で絵柄は選べません。返却はできません。
・当日1回限り有効。
という厳しい内容のもの。さすがに下車前途無効は無いが。(当たり前だ!)
この時点で私は松竹さんは善意のある会社だから、変なセル画を売ったりしないだろうと勝手に信じていましたとさ(笑)。
さて整理券は2枚手に入れたが、1人1枚が原則なので、どうしたものか。そこで、あいつを連れて行く事にしました。そう、去年も無理に連れていったけど、今回もやっぱり無理矢理にYを誘うことにした。特別鑑賞券は大量に余っていたので、それを使うという条件で連れて行く。こいつはあまりカードキャプターさくらに興味がない感じを醸し出していたのだが、そんなことは関係ない!さくらちゃんのセル画を手に入れるための人員確保だと思えば。今回は縁起を担いで沖縄サミット記念「二千円紙幣」を用意した。このサミットパワーで是非大きなさくらちゃんを!ということで※東海銀行で両替してきましたのだ。これを相方Yに渡し、「これで買ってきてくれ!」と頼んだのですが、何故か自分の千円札と替えていた。何でも記念に取っておくとかで、私の二千円札はさくらちゃんではなく、夏目漱石の両替に使われてしままう始末。それでも私だけは記念二千円でと意気込んで映画館へ向かったのだ。
※現在のUFJ銀行
朝早い急行電車に乗って名古屋に向かう。名鉄のパノラマカー。余裕で座れる時間帯。しかしこの日は途中駅で臨時停車があった。意味不明の停車でしたね。何か嫌な予感が。ほとんど乗降無しでした。そんなこんなで、名古屋駅に到着。改札出て徒歩1分(早歩きで30秒)の所に映画館はある。地上に出なくても地下街を通ってそのまま行けるのだが、地上入口の方に大きなさくらちゃんの看板があるのでそれを相方Yに見せたいがために敢えて階段を昇って地上へ出る。横断歩道の向こう側にさくらちゃんの看板があることを指を指して示したつもりだったが、相方は大した反応がなかったような。感動を顔に表わさないタイプなのか、やはりカードキャプターさくらにそれほどご執心というわけでもないか。どちらにしても形式的な説明で終わったようじゃ。
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松竹座・地上入口看板 |
いよいよ映画館前に着きます。予想はしてましたが、これまた中途半端な行列ができてる。長いわけでもなく、短いわけでもなく。まぁ整理券で福袋形式では何時に来ても売り切れる心配もなく、早く来たからといってレベルの高いセル画が手に入るわけでもないので、このくらいの行列で当たり前と言えば当たり前。映画館の人が出てきて、
「早く並んだからといって、さくらちゃんのアップのセル画が買えるというわけではないですよ。」
と叫んで説明していた。そんなこっちゃ分かってます!いちいち、そんな大声で説明しなくてもいいです。この人、封切の日にも劇場販売のグッズを
「全部買われる方いますか?全部買うと4万円になりますよぅ。」
と言わなくても良い事をわざわざ触れ回っていた館員。結構さくらちゃん事情に詳しい方のようだ。
列に並んでおきます。TCS(東京キャラクターショー)の時は炎天下で並ばされたが、ここは地下街。暑くもなく涼しくもなく、また中途半端な気候の中で待つ。相方はなんか嫌々のような顔してました。申し訳ない気持ちで一杯だが、もう少しだから頑張っておくれやす。でもYはそんなこと知るかって感じだね。でも二千円札進呈したんだから我慢せい!しばらくして列の移動が開始。整理券と鑑賞券を用意する。とにかく相方Yに
「さくらちゃんのセル画」
を強調して望みを託す。託しても何とかなるものでもないが。自分はしばらく列の間隔を空けて並ぶ。少し離れた方がセル画の種類が変わるかなと姑息な推測で考えた策略だったが、これがいけなかったのどうかは知らないが、相方が手に入れたセル画と自分が手に入れたセル画を確認する。暗い場内の中で水色の袋を透かしてみると、だんご頭が映っていた。何か嫌な予感。取り出してみると、
「小娘!(李苺鈴)」
何たることだ!小娘(苺鈴)ですよ。小娘!顔はアップで良いんですが、小娘ファンって日本全国いや世界でどれだけいるでしょうか?それも目つぶっているし。(すんません。苺鈴ちゃんファンの方からお叱り受けました。苺鈴ちゃんもかわいいですよ。)相方のくじ運が相当悪いとしか言い様がない。
「なんだ貴様はやる気あんのか!念力が足らんのじゃ!」
と散々なことを言いぶつける。(ごめんね。言い過ぎたよ。)そして、自分の方も取り出して透かして見るとやはり嫌な予感、
「小僧!(李小狼)」
バトルコスチュームを着ているところだが、シーンはどこか不明、何回も映画を見ているのにどこで使われたか分からないようなセル画。作品中では没になったセル画かもしれん。相方と自分は揃いも揃って李一族のセル画しか手に入れることができなかったというわけだ。むしろ相方の方は女キャラの苺鈴を引いたのだからまだマシで、本当は自分の方が念力が足らんかったわけなんで。まぁ、そこは深く追求しないで。
ここから私の愚痴がスゴイですよ。映画が始まるまでの間や終わってから松坂屋に行って帰るまでずっと不満をぶちまけてました。相方Yはさぞかし精神的苦痛だったことだろうね。この原因はとある説によると「二千円札」効果によるとの分析も。カッコつけて二千円札で購入しようとしたのが裏目に出たのかもしれん。前列席の人が手に入れたセル画をチラッと見ると、山崎君のセル画、そしてさくらちゃん舞台で演技する所のセル画などが拝めました。
・山崎君よりは苺鈴の方が「女キャラ」である分マシかな?
・小さいさくらちゃんよりアップの苺鈴の方がマシかな?
と無理に自分を納得させようとしたが、山崎君には勝った!と思えても、自分の中では例え小さくても「さくらちゃん>苺鈴」なんだよね〜。辛い現実ですよ。欲しかったセル画の優先順位は「さくらちゃん>無のカードさん>知世ちゃん>利佳ちゃん>ユエさん」といったところか。松竹を憎むより、自分たちの情けなさに憤慨してましたね。まぁいくら語っても悔しさだけ残るのでここで話を打ち切ろう。
映画について。もう3度ばかり見ているので、話の流れは分かってますよ。相方は初めてなのでさぞかし真剣に観賞しているんだろうと横を見てみると、半分寝ているような感じで見ているのか、俯いているのかはっきりしない様子でこれまた中途半端で。後で聞くと「俺はちゃんと見ていた。お前の方が寝ていただろう」と言われた。あんな姿勢で観賞しているなんてよくも言えたな。こいつはホントにいい加減な奴だ!でも帰宅後、内容を分析して話して(メールで)くれた。ちゃんと見ていてくれたんだと嬉しくなった。
観賞後は映画館を離れて、どこへ行ったかと言いますと、東山線に乗って名古屋市中心街にある松坂屋本店。今ここで「なかよしフェスティバル2000」を開催している。そしてグッズ販売や原画の展示があったりするわけ。3日前に訪れたんだが、休日の様子を見にゆくことに。結果的にこれが正解だったわけで。実はなかよしフェスティバルが開催された初日には、グッズの販売しか無かったのだが、ところが今回行ってみると、なんと!セル画(アニメ版)を放出(”はなてん”ではないですよ。)しているではありませぬか!寝耳に水とはこのことで、真っ先にセル画コーナーへ突入した。
相方にはカバンと松竹座のあの悲しきセル画を持たせ、一人セル画の選別に励む。何よりも嬉しいのは全て千円で発売されていること。さくらアップでも、ケロちゃんでもキャラクター、構図に関わらず千円!小さなお子様向けのイベントですからむしろ当たり前の値の付け方でしょう。これがアニメイトなら「さくらちゃん」で3,000円、セル画専門店なら10,000円を越す場合もあったりするから。こういう時にGETしておかなければ後々後悔しますんで、じっくり時間をかけて選別。数は多いのだが、さくらちゃんはその中でも少しだけ。その中でも目が開いていて、正面を向いているのはわずかでしたよ。自分たちが来る少し前に売り切れた可能性が大。東京でも同期間開催なのでそっちへ持ってゆかれたという可能性も無きにしもあらず。松竹座へ行く前にこちらへ来ていればと少々後悔する。でも一番後悔したのは相方かもしれない。散々付き合わされて体がボロボロになったことでしょう。でもでも、そんなこと言っている場合ではない!さくらちゃんを探し出さねば。自分は優柔不断だから、良さそうな絵柄を見つけると一応相方の意見を聞く。相方は大して興味も無いようだが、付き合ってはくれた。学芸会の話の衣装を着たさくらちゃんがいいのでは?という意見をくれたが、横を向いていたので納得できず、色々なセル画を相方に見せては悩む。似たようなシーンのは避けた方がいいという忠告にも関わらずそれを買ってしまったりして、結局は自分が思う方向へ突き進んでいたわけで・・・
まぁある程度、見極めがついたところでレジで会計を済ませ、帰途につく。帰りの電車の中では今回は松竹座の2,500円のセル画と松坂屋の1,000円のセル画どっちが得だったかという話になった。相方は松竹座の5,000円のセル画を損として考えるのではなく、松坂屋のセル画と合わせて、枚数で割った金額で最初から買ったと思えば良いと言いました。そうすれば1枚1,500円程度の計算になり、損した気分も若干落ち着くと。なるほど、確かにそうなるが。しかしそう簡単に気分を転換できるものでもなかったりする。何か複雑な思いで地下鉄に揺られて家路を目指しましたとさ。
でも最後に相方には感謝してます。彼は良心的な人間です。よく私のわがままについてきてくれました。何かお礼でもしなくてはならないね、ホントに。