◆試験構成◆
午前・午後の2部構成になっています。午前が AM 9:30〜12:00迄 午後が PM1:00〜3:30迄です。
午前は、4択の基礎問題で80問。
午後は、応用問題で11問出題され7問選択。
午前・午後共マークシート方式です。
詳しくは、基本技術者とは?をご覧下さい。
◆試験内容◆
<午前>
主に基礎知識が試されます。1問平均 1.8分で解く計算になりますので正確さとスピードが必要です。
内容的には、基礎知識・計算問題・アルゴリズムをしっかりと学習しておけば8割は回答できます。残り2割は
最近のトレンド(技術)からの出題となります。日頃から、パソコン紙に目を通しておくとよいでしょう。
(問題例)
平成12年春期−問7
10 進数の+432 をパック 10 進数で表したときのビットパターンはどれか。
ここで,符号は最後の 4 ビットとし,+は“1100”,−は“1101”で表すもの とする。
ア 0000 0001 1011 1100
イ 0001 1011 0000 1100
ウ 0100 0011 0010 1100
エ 0100 0011 0010 1101
解答 ウ
<午後>
午後は、アルゴリズム・言語・内部設計等が出題されます。特に、アルゴリズム難しく読解力が求められます。
午後に関しては、入念な準備が必要です。
日頃から、アルゴリズム・プログラムのトレースをして実力を養う必要があります。
(問題例)
平成12年度 春期 午後問題(問1)
問1 次の流れ図の説明及び流れ図を読んで,設問 1 〜 3 に答えよ。
[流れ図の説明]
ホテルにおける空き部屋を検索する処理の流れ図である。この処理は,部屋の階級と利用者の人数を入力すると
利用可能な部屋数と部屋番号を出力する。部屋の階級を問わないときは,階級の値を 0 にする。
流れ図で使用する主な変数を表 1 に示す。配列の添え字 n がとる値の範囲は 1 〜 maxn であり
添え字 m がとる値の範囲は 1 〜 Orm である。
変数名 |
内容 |
値の範囲 |
maxn |
部屋数 |
− |
no(n) |
部屋番号 |
− |
umaxn(n) |
部屋の最大利用可能人数 |
− |
status(n) |
部屋の状態 |
|
空き |
||
rank(n) |
部屋の階級 |
1〜3 |
Irank |
検索する部屋の階級 |
0〜3 |
Iusrn |
検索する部屋の利用人数 |
− |
Orm |
利用可能な部屋数 |
− |
Ormno(m) |
利用可能な部屋番号 |
− |
設問1 次の説明文中の【 】に入れる正しい答えを,解答群の中から選べ
部屋の状況が表2のとき,次の入力データで検索を実行すると Orm の値は【 a 】
Ormno(2) の値は【 b 】となる。
Irank:0 Iusrn:4
表2 部屋の構成と状況
n
no
umaxn
status
rank
1
101
4
空き
3
2
102
4
使用中
3
3
201
3
空き
2
4
202
4
使用中
2
5
301
6
空き
1
解答群
ア 1 |
イ 2 |
ウ 3 |
エ 4 |
オ 5 |
カ 101 |
キ 102 |
ク 201 |
ケ 202 |
コ 301 |
設問2
人数分の宿泊料金を部屋ごとに計算して配列 Ormp に格納する処理を追加する。
流れ図のβで示す箱の最後に追加する正しい答えを,解答群の中から選べ。
ここで,各部屋の階級に対する 1 人当たりの料金(表3)は配列 rct に格納されている。
配列 rct の添え字は 1 から始まり,階級を示す。
人数分の宿泊料金を部屋ごとに計算して配列 Ormp に格納する処理を追加する。
流れ図のβで示す箱の最後に追加する正しい答えを,解答群の中から選べ。ここで,各部屋の階級に対する
1 人当たりの料金(表3)は配列 rct に格納されている。配列 rct の添え字は 1 から始まり,階級を示す。
表3 料金表(rct)
階級
料金(円/人)
1
20,000
2
10,000
3
8,000
解答群
ア Iusrn → Ormp(Orm)
イ rct(Irank) → Ormp(n)
ウ rct(Irank) + Iusrn → Ormp(n)
エ rct(Irank) × Iusrn → Ormp(n)
オ rct(Irank) × Iusrn → Ormp(Orm)
カ rct(rank(n)) × Iusrn → Ormp(n)
キ rct(rank(n)) × Iusrn → Ormp(Orm)
設問3
検索結果の出力件数を制限するために,出力件数の最大値を与える変数 rcmaxn を追加する。
流れ図のαで示す箱の条件をどのように変更すればよいか。正しい答えを,解答群の中から選べ。
解答群
ア n < maxn かつ Orm < rcmaxn
イ n < maxn かつ Orm ≧ rcmaxn
ウ n > maxn かつ Orm > rcmaxn
エ n < maxn 又は Orm > rcmaxn
オ n > maxn 又は Orm < rcmaxn
カ n > maxn 又は Orm ≧ rcmaxn
解答
設問1 a:イ b:コ
設問2 キ
設問3 カ