シスアド試験内容

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◆試験構成◆

午前・午後の2部構成になっています。午前が AM 9:30〜12:00迄 午後が PM1:00〜3:30迄です。

午前は、4択の基礎問題で80問。

午後は、応用問題で7問。

午前・午後共マークシート方式です。

詳しくは、シスアドとは?をご覧下さい。

 

◆試験内容◆

 

<午前>

主に基礎知識が試されます。1問平均 1.8分で解く計算になりますので正確さとスピードが必要です。

内容的には、基礎・過去問をしっかりと学習しておけば7割は回答できます。残り3割は、最近のトレンド(技術)からの出題となりますので日常から、パソコン紙に目を通しておくとよいでしょう。

 

(問題例)

 

平成11年春期−問15

プロトタイピングに関する記述として、正しいものはどれか。

 

ア.開発工程ごとに確認を行い、行程の後戻りはしないことが原則である。

イ.開発者間の意思伝達が確実に行われるので、大規模開発に向いている。

ウ.システム開発の早い段階から、試作品を作成して、利用者の確認を得ながら開発を進める。

エ.プログラムモジュールを部品化し、再利用する事が主な目的である。

 

                                                        解答 ウ

 

<午後>

午後は、比較的長い問題文が多く読解力が求められます。午後に関しては一朝一夕では合格点に到達できません。

日頃から、表計算・データーベースソフトなどで実力を養う必要があります。

 

(問題例)

平成11年度 春期 午後問題(問1)

問1

売上データの分析に関する次の記述を読んで、設問1〜4に答えよ。

 Yマートは、W県下にスーパマーケット15店舗を展開する中堅小売業者である。
  5年前にすべての店舗にPOSシステムを導入し、在庫状況の把握や発注点管理の改善に努めて

  きた。
 今後のさらなる業務改善のための資料として、詳細な売上データの蓄積を最近開始した。

  このデータは、次のスキーマをもつ  売上 データに格納されている。表“売上”の各レコードは

  レシート1枚分の売上、すなわち1件の売上に相当している。
 

売上(売上ID,日付,時刻,店舗コード,総額,レジ番号,担当者ID)
明細(売上ID,商品ID,数量)
商品(商品ID,商品分類コード,名称,単価)

 商品IDにはそれぞれの商品ごとに固有の値が割り当てられているのに対して、商品分類コードには

  商品の分類ごとに固有の コード が割り当てられている。例えば、X社のシャンプーとZ社の

  シャンプーとでは、商品IDは異なっているが、商品分類コードにはシャンプーを表す同じコードが

  割り当てられる。
 売上データベースに蓄積されたデータを使って、次の二つの項目に関する分析を行いたい。

分析項目1:

同じ分類の商品を同時に複数購入することを、“まとめ買い”と呼ぶ。
まとめ買いされることが多いのは、どの分類の商品であろうか。
まとめ買い傾向の高い商品については、多数の商品をまとめて陳列したり、まとめ買いに対して割引を実施したりすることによって、顧客の購買意欲の高揚や集客といった効果が期待される。
分析項目2:
ある分野の商品を購入した顧客が別の分類の商品も同時に購入することを、“同時購入”と呼ぶ。同時購入されることが多い商品の組合せには、どのような分類のものがあるだろうか。同時購入の割合が高いもの同士は、隣り合わせに陳列することによって、相互に売上を伸ばし合う効果が期待される。しかし、仮に同時購入の割合が高くても、同時購入の件数自体が大きくないと、このような効果は期待できない。
設問1

分析をやり易くするために、売上データベースの内容を次のスキーマをもつ分析用データベースに移行する。
 

売上分析(売上ID,商品分類コード,数量)

表“売上分析”に格納するデータを準備するために、次のSQL文を作成した。に入れる適切な字句を、解答群の中から選べ。

 
SELECT.売上ID,商品分類コード,(数量)

 FROM 売上,明細,商品
 WHERE.売上げID = .売上ID
   AND.商品ID = .商品ID
.売上げID,商品分類コード

a,c,d に関する解答群
ア 売上    イ 商品    ウ 明細
b,e に関する解答群
 
ア AVG    イ COUNT    ウ MAX    エ MIN

オ GROUP BY  カ HAVING   キ ORDER BY  ク SUM


設問2

分析項目1の“まとめ買い”の傾向を調べるために、表のようなまとめ買い商品一覧を作ることにした。この表の1行目は、商品分類番号コード100の商品を5個まとめ買いした例が20件あったということを示している。
表には、3個以上のまとめ買いについての情報だけを格納する。
 
 

表  まとめ買い商品
商品分類コード 数量 件数
100
5
20
100
4
30
100
3
25
110
10
1
110
5
10

この表を作るのに必要な情報を抽出するために、次のSQL文を作成した。
にいれる適切な字句を、解答群の中から選べ。

 
SELECT 商品分類コード,数量,COUNT(*)

 FROM 売上分析
 .商品分類コード,数量
数量 >= 3
  ORDER BY 

f,g に関する解答群
 
ア GROUP BY  イ HAVING   ウ ORDER BY
h,i に関する解答群
 
ア 商品分類コード    イ 商品分類コード DESC

ウ 数量          エ 数量 DESC


設問3

 

 分析項目2の“同時購入”について、“商品分類Aの商品を購入した顧客が、同時に商品分類Bの

  商 品も購入する”という場合を例に考える。
 同時に購入の傾向を示す指標として次の二つを採り上げると、その組合せを図に示す1〜4(注)

  の四つの場合に分けることができ る。

 
指標C= 商品分類Aの商品と商品分類Bの商品を同時に購入した件数
      商品分類Aの商品を購入した件数
 
指標S= 商品分類Aの商品と商品分類Bの商品を同時に購入した件数
           全売上件数

これら四つの場合のうち、同時購入の傾向が高く、それによる売上げ向上の期待がされるのはどの場合か。適切なものを、解答群の中から選べ。

解答群

 
ア 1      イ 2     ウ 3    エ 4

オ 1と2    カ 3と4   キ 1と4  ク 2と3

ケ 1と2と3  コ 2と3と4

 

設問4

 今後、性別や年齢層といった各種客の属性を併せて蓄積し、より詳細な購買状況の把握を目指す

  ことにした。売上データベースに顧客属性に関する項目を追加して蓄積する場合、その項目を追加

  する表として適切なものを、解答群の中から選べ。

解答群
 
ア 表“売上”   イ 表“商品”   ウ 表“明細”
 

●解答●

設問1 a−ア b−ク C−ウ d−イ e−オ

設問2 f−ア g−イ h−ア i−エ

設問3 ア

設問4 ア

 

このように午後の問題は、設問の意味を理解するのに苦労します。

 

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