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一千億の針/H.クレメントThrough the Eye of a Needle/H.Clement |
1978年発表 小隅 黎訳 創元推理文庫SF615-4(東京創元社) |
前作『20億の針』でもそうでしたが、“捕り手”の種族が人間に気づかれずに体内に侵入できるということが一つのポイントになっています。カヌーの事故による危機を、最終的な真相への手がかりにうまくつなげてあるところはよくできていると思います。 ただ、終盤まで延々と続いた宇宙船探しが結局は無駄骨だったというプロットには、さすがにやや脱力感を禁じ得ません。非常に残念です。 2002.11.30読了 |
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