ネタバレ感想 : 未読の方はお戻り下さい |
黄金の羊毛亭 > シリーズ感想リスト/作家別索引 > なめくじ長屋捕物さわぎ > くらやみ砂絵 |
くらやみ砂絵/都筑道夫 |
1970年発表 角川文庫 緑425-23(角川書店) |
*1: 呪殺を行う“犯人”が不動坊火焔であることが明示されているため。
*2: 目当てが礼金の場合には普通に解決すれば十分ですが、口止め料を得るためには“表向きの解決”をでっち上げる必要があります。 *3: (一応伏せ字)「六つのナポレオンの胸像」(ここまで)。羽子板の枚数を考えてみると、そちらへのオマージュという意図もあるのかもしれません。 *4: 犯人としては、自分の顔に痣があることは知っていたでしょうが、江戸時代の鏡の映りの悪さや犯人が男であること(それほど鏡を見る機会があるとは思えない)を考えれば、痣の具体的な形までは把握していなかったというのが妥当なところではないでしょうか。 *5: とりわけ、「やれ突けそれ突け」において、 “きちさんしぬ”という文字がわざわざ図版として挿入されていることが解決に何の影響ももたらさなかったという“肩すかし”が、雰囲気を出すための図版という思い込みを助長している感があります。 2009.07.03再読了 |
黄金の羊毛亭 > シリーズ感想リスト/作家別索引 > なめくじ長屋捕物さわぎ > くらやみ砂絵 |