|
◆冷却系◆
▼ |
サーモスタット交換 |
▼ |
サーモスタット交換について |
最終更新日07/06/28
|
< 内容 >
状況 |
|
|||
EACV交換の際にクーラント液と内部の錆を見てしまったのでラジエターホース類の交換を検討していたのですが・・・交換作業も結構大変そうなので、まずはサーモスタットといつ交換したか分らないクーラント液だけ交換する事にしました。
すでにサーモスタットとラジエターホースとクリップはすべてあるのですが、肝心のクーラント液が無いのでホームセンターに買いに行く事に。 |
||||
商品を見てみるとクーラント液は水で混ぜるタイプとそのままタイプと二種類売られていました。 色も緑と赤色の二種類がありますがクーラントと言うと私は緑のイメージが強いです。 私はそのままタイプの緑色を買いました、4gタイプを2缶購入。 |
||||
取り付け |
||||
まずはビートの下に馬をかけて車を浮かせます。馬自体も2個で1000円台で売られているのでお手軽です。
浮かしてからラジエターとエンジンにあるエクスパンションタンクのキャップを外します。 |
||||
クーラント液交換に当たってまずは今までのクーラントを抜くのですが、抜く為のバルブはラジエター、エンジン、中間パイプなどにありますが、液を完全に抜く事は出来ないようなのでラジエターと中間パイプのバルブを緩めてクーラント液を排出しました。
液の色は濁った緑色で結構汚れている状態・・・・。 |
||||
液が出なくなってからサーモスタット交換に移りますが、本当は新品クーラント液をもう一度を入れてやってからアイドリングで暖気をした上でホース内部を洗浄する方法などありますが、今回はそこまでせずにサーモスタット一回抜いただけでサーモスタット交換に移りました。
サーモスタットの場所は丁度、触媒がある真上に当たります。 |
|
|||
触媒を外した方が作業が楽なのですが・・・・ネジが固着していそうなので外さないで作業をする事に。
まず、フロントトルクロット(前側エンジンマウント)が固定されているアーム部にコネクティングパイプが固定されているのでネジを外して自由にします。 パイプを動かしているサーモカバーからパイプを外してサーモカバーを止めているネジ二本を外すとサーモスタットがとれます。 クーラント液を排出したので中にはクーラント液は残っていませんでした、又、内部も思っていたよりは綺麗でした。 |
||||
しかし、外したサーモスタットが割れてる!!何と頭の部分が金属疲労(たぶん)で割れていました・・・・こんなのは始めて見ました。
うーーーん、一度もサーモスタット交換していなかったとはいえ何で・・・・・これでは正常に弁の開閉がしていたかさえも不安・・・・。 気を取り直してOリングをつけてサーモスタットを組み直してサーモカバーと一緒に組み直し。 |
||||
しかし、触媒があるので作業性が悪いです。 しかも触媒を固定しているネジ二本が止まっていなかった?写真に写っているネジ穴がそうです。 パイプを戻して組みなおした後、各バルブを閉めてからクーラントをいれます。 まずはラジエター側のホースの一段広くなる部分まで入れた後、キャップを閉めます。 次にエンジン側のエクスパンションタンクのMAXまで入れてキャップを一段階でロック(完全に閉めない状態)したらエンジンをかけて暖気します。 |
||||
整備書ではラジエターのファンが2回回るまで暖気してからタンクのMAXまでクーラント液が無ければ補充してMAXまで入れて終わりです。 キャップをロックします。 暖気中は20分ぐらい行いました、今までよりも水温系の上がり初めが早くなったけど温度が安定するまでが遅くなりました。 |
|
|||
しばらく走ってからエクスパンションタンクを空けて見たらクーラント液が減っていましたので補充して完了。
結局、使用したクーラント液は4gぴったりでした。 |
||||
まとめ |
||||
今回のクーラント液交換とサーモスタット交換ですがクーラント液は完全に排出すると4.7gになりますが普通の排出だと4gで足ります。
単純に排出しきれないので1gぐらいは内部に残ってしまうと言うことになります・・・。 後日、ラジエタホース交換の際に完全にクーラント排出が出来ると思いますが、今回の作業だけでも効果が確認できました・・・・・・内容的にサーモスタットの割れは驚きましたけど。 どちらにしてもビートはエンジンの排熱が問題点ですし、サーモスタットの動作はエンジン冷却として重要ですから今回の作業はエンジン保護として重要です。 作業としてはそんなに大変ではないので一度もしていない方はクーラントの状態確認の意味でして見るのもいいと思います。(もちろん自己責任でお願いします) |
||||