整備への考え方
車に関して私は元々興味が無かったので必然と買ったディラーで点検と整備をお願いしていました。
新車で車を乗り継ぐのならば別に気にしなくてもいいのですが、古い車ならば、どうしてもあちこち壊れて行きます。
ゴム関係の熱、経年劣化。
電子部品の破損。
金属酸化による錆。
これらの要因は社外品に交換する事で単純に解決するものではありません。
純正部品で不良個所を交換するのですが、内容的に個人が手を出せる範囲と言うのは案外狭く、専門の方にお願いするしかない場合もあります。ですが、それらのﾉｳﾊｳ経験と知識をﾃﾞｨﾗｰではもっていない場合があります。これらは定型的な物ではなく特殊な故障個所の特定などの場合・・・・。
NSXなどのように生産台数の少ない車は特にその傾向が在るようです・・・。
又、一般の車のボディは錆で腐食されるので直す為にレストア・・・・コストと言う意味で限界があります。
この点でNSXはサビを無視できるのはものすごく優位な点です、フレーム修正と言う意味では損ですが・・・。
ちゃんとメンテする事で「車を維持する」と言う事ですが、普通に乗っている人が、整備費に50万円以上のお金をかけて「メンテナンスに回せるか？」と言うと疑問な所もあります・・・・。
これらは車に対しての価値観などが人によって様々な為です。
ですから、
ある程度年式が経った車をちゃんとした状態(サーキットで走行可能レベル)で維持されている車は案外少なく公道を走っている低年式の車の殆どが取り合えず走っている・・・・と言うレベルである事は否定できない事実です。
自分の車は「程度が良い方だろう」と考えていたのですが、MATRIXでの整備であちこち不具合が出て予想以上に時間と金がかかった事実からも定期的なメンテナンスと消耗品の交換を維持していかないと、どんな車でも「良い程度を維持し切れないのだろうな・・・・」と思います。
そう言う意味では私が保有しているNSXとBEATは両極端の状態です。
事実、NSXについては整備をある程度して来ましたが、BEATは全然していません。
今後、BEATは色々とお金がかかるのはわかりきっている事ですね。
この頃感じる事なんですが、
新車から10年前後まで乗り続ければ、あちこち壊れだす訳で・・・・そう言う車に乗っている人は「車を乗り換えようかな」と言う人ばかりですが、そんな事は当たり前の事なんですよね。
10年の間に整備に少しづつでもお金をかけていれば何も10年になった時に沢山修理代にかかるから・・・ではなくて車検費用も最低限で済むと思っています。
結局、
ﾄﾞﾚｽｱｯﾌﾟに対する投資ではなく、維持していく為の投資と言う意味では車のｵｰﾅｰさんの間であんまり浸透していないと言う事です・・・・(難しい話ですが・・・・・)。
これは整備に対する考え方をある程度持っていれば新車+維持する為のﾒﾝﾃﾅﾝｽ代(ｵｲﾙ、ﾀｲﾔ、消耗品)と言う事に対してある程度は配慮出来ると思います。
ですから、車を買う時は購入金額だけじゃなく、その他にこれだけかかるかなぁ・・・と言う予備費が必要かもしれません、私自身が元々こんな事を考えなかったので今迄の経験で感じた事なので大した事は言えませんが・・・(汗)。
考えて見ると中古で車を購入した場合、整備費をある程度考えておく必要性があると言う事です。
車両が安いとしても整備でお金がかかると言う事になるので・・・専門店や同じｵｰﾅｰの知り合いが多くいる事は強みになります。
私がHPを作って知り合ったNSXオーナーさんからの情報や交流によって得たものはもはや単純にお金で表現出来るものでは無くなっていますから「作ってよかったな」と思っています。
