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最終更新日07/04/29

コラム

コラム252

経年劣化

 車の故障として私は過去に乗っていた車で公道でエンジン止まって立ち往生と言う経験をしています。

不具合としてはNSXも購入当時はディラーの半年点検をまめに受けていましたが今では自己管理の状態です。
周りで色々と聞いていると走行不能になった経験がある人も多く、年式、走行距離による部品不良が徐々に増えてきているのは仕方の無い事です。

普通に考えれば手が届き安い年式のNSXは15年以上のタマなのでベストコンディションなんて車は少ないでしょう。

しかし、どんなに古くなってもそれなりの値段がついている、その状態がどのようなものなのかは私は直接見ているわけではないのでわかりませんが・・・・。

昔、程度が良くても古い車は中古市場では売れないからそのまま廃車にすると言う話を聞いていましたがNSXの場合古くても値段が付いてしまう特殊な車なのでしょう。
しかし、それらの購入者も故障などが理由でまた売ってしまう。それを繰り返しているような状態のようです。

私がNSXを維持してこれた理由の一つに維持管理としては最低限の投資はしてきたからだと思います。

しかし、別の車として二代目ビートのボロボロさを目の当たりにしてボロさが気になって一生懸命自分で直してます(笑)
一般的に古い車の扱われ方が「こんなものなのだろう」と感じましたが、ここからの行動はオーナーに左右されるものです。

恐らく、中古車市場は車の程度から車両価格が決められているものの正確な程度の良さを配慮しておらず単純に年式と走行距離で決めているにすぎないと思います。

例えば部品をどれだけ交換して管理しているかはそれほど評価されません。
外装の傷、修復暦ばかりを見ており、車全体の程度としてはあいまいな部分もあります。走行距離と年式で判断しておけば間違いないということなのでしょう。
ある意味車は使い捨てなのかもしれませんが・・・・・。

そう考えると直せば乗れる、しかし、直してまで乗ると言う考え方ではないので直さないと乗れないような車は廃車にする。
そのような基準で見れば二代目ビートは15万キロを超えているので廃車になると言う事でしょう。
逆にすべてをしっかり直していても15万キロを超えていれば査定がつかないので廃車になるようです。

あくまで車の程度を判断しているのは走行距離と値段と外装など目に止まる部分で判断されると言う事でしょう。

一般的にはこんな感じです。なので10万キロを越えている車にお金をかけると言う人は車が好きな人になってしまいます。
普通は査定の無い車にお金をかけるくらいならば買い換えるでしょうから。

これらの背景はオーナーさんの考えとその対象になる車が趣味性の高いものかと言う事もあると思います。
私がビートを直しているのは趣味性が高い車である事が原因です。
ビートを直してまで乗った方が面白いと思っているから直すのであって興味が無ければ直しませんし代替すると思います。

オーナーがその車をどう考えているかと言う事です。

代替えがきく車ときかない車である差を走っている古い車に当てはめると結構あたります。
実際には経済力が大きく影響するので単純に言い切れませんけどね。

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