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最終更新日07/10/06

コラム

コラム259

気づいてみれば

  ホンダがスポーツカー系のメーカーとして見られていたことも今となっては過去の話なっています。
未だにS2000やシビックタイプRが売られていたとしても平成始めの頃のようなスポーツ系の車は無く間違いなくRVメーカーになってきています。
そしてそれは他社の国産メーカーにも言えることです。

今の時代にスポーツカーは売れないしハンドリングやフィーリングを重視するようなユーザーも少なくなっていることが車の売上に繋がらないからスポーツ系の車をメーカーが作らない。
これは企業であるが所以ですが、ちょっと前にスポーツ系が流行った頃も実際にスポーツ系の車を購入した人と言うのも実際にその車じゃないと行けないと言う拘りがあるわけではなく流行に乗って買ったと言う人も多いのが事実です。
そして、時期がくればそのままRVに買い換えると言う話を販売店側で言います。

若い時にスポーツ系、結婚したら家族が乗れるRV、年配になったら少しリッチな車と言うような構図が昔から出来ていたようです。

しかし、
今ではスポーツカーに乗ると言う時代ではなく、今の時代にスポーツ系を乗っている人はどちらかと言うと変わり者・・・・・・と言う目で見られる場合もあるようです。

この意見はスポーツ系の車が趣味性が強い事を意味していて一般的ではなくなっていると言う事・・・。

ただ、時代がスポーツカーをはやらせた時期があったけど今の流行はスポーツカーではなくRVが流行っている・・・・だからスポーツカーは生産しない。
環境とか燃費などを重視するようになり、尚更、走りを重視しない車をメーカーが沢山作る事によって車をユーザーが選べなくなったのも原因の一つのようです。

この件に対してはメーカーより沢山の車が販売されていますが、例でいいますとホンダが作ったステップワゴンのヒットによって他社でも同じような車を販売しましたがそれらの車に際立ったメーカーによる違いがあったのかと言うと私のように車が好きならばこことこことが違うと言う話になりますが車に興味が無い人に言わせればメーカーエンブレムを変えただけでしょう・・・・・と言われる始末。
それだけ車の個性が減ってきていると言う意味があると思います。

しかも車に対して趣味として依存する人が減っており、車は何でもいい、拘らない、最後は車は必要ない・・・・・・と言う人が増えています。
しかもそう言う人が若い方に多い為、尚更、車離れが進んでいく。

その為、昔ならばスポーツカー乗っている=車好きと言われていたのがスポーツカー乗っている=変わり者と言う見方に替わっているようです。
怖いのがそう言っている人が自動車関係の人である事です。

変わり者と言われている原因についてはここでは伏せますが、聞いた限り笑えません。
私のようにNSXとか乗っている話になるとシャレにならないような気がします。
私自身、一般的な考え方・・・・・・・・・・とはとても言えませんし。

それでもNSXに関しては憧れている、社会人になったら購入すると言う純粋に好きな人がいるのも事実ですし、車好きな方も多くいますが、全体ではこれらの比率が減ってきていると言う事でしょう。

ここに来てメーカー側でスポーツカーを作ると言って来ていますがそれが間に合うのか遅すぎるのかは分かりませんがどのような理由は別にしても車に興味を持たない人が増えてきているのはメーカーにとってはマイナスでしかないのは事実でしょうね。
実際に車雑誌のチューニング系は売り上げが減っているそうで、個人的に上記のような事は寂しいとは思いますが・・・。

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