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コラム264
共通点 |
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過去コラムですでに書いている話なのですが友達を作り出す切っ掛けとして「共通するもの」が大きく影響しています。 共通するものと言う物は趣味だったり環境だったりするわけで周りに居る他人と自分を繋ぐ接点として存在します。 普通、他人と自分は知らない他人同士です。 その他人と接点を持つ事で知り合い、友達になったりしていく訳ですが、考えてみると同級生は近所に住んでいる、同じクラス、同じ趣味などの共通点の違いによって仲の良さに影響しています。 この点は何度かコラムで話しているのですが共通点から接点を作り出す、ならば共通点が無ければ接点がないので他人のままと言う事になります。 共通点が無いならば他人、共通点があれば知人と言う具合に極端に考えると共通点が無くなったら他人?となる事も沢山有るわけですが知人なり友達として交流が続いたりする場合もあります。 共通点がなくなる事で交流も途絶える事がかなり多いのも事実です。 切っ掛けを要する事で他人と知り合いになる、知り合いになってからはお互いの価値観や人格などの相異により交流が続くか続かないかが決まるのでしょうが、それらも曖昧な状況で成り立っているようにも感じます。 それは交流関係自体が人間同士の気持ちによって成り立つものです。気持ちと言うよりは感情で決まってしまう為、曖昧なものと言えます。 また、自分が相手を好きでもその相手が好きとは限らない、自分が嫌うように他人にも同じ様に嫌われていると考えるのが普通でしょう。 この話を書いていると人と出会うことは難しい事なのか難しくない事なのか分らなくなります。 しかし、共通点や人間性をちゃんと持っていたとしても誰とでも交流に繋がらない事を考えると人間の交流の切っ掛けと言うもの自体が曖昧なのだろうと考えます。単純に十人十色と言うことなのでしょう。 人間一人一人がどこかで他人へ対して閉鎖的でなければ、周りにいるあらゆる人が知人だらけになる筈なのにそんな事は全く無く、擦れ違う殆どの他人が知らない人だらけである事からそうかもしれないと感じています。 結局、他人に対して無意識に壁を作ったりするのが人間の本質なのかも知れません。 |
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