普段買っている製品(電化品など)は昔、一度買えば次に買うのは当分先の話で、購入したものを大事に使用するのが普通でした。
元々、一つの商品の単価が高いので壊れても再修理して使うような形が一般的でしたが、今、製品の価格破壊により直すより新品買った方が安いと言う変な構図が出来てしまいました。
この構図の背景は市場での競争力に打ち勝つ為に安い製品を売り出す事により売上を上げようとする過程で、市場に製品が溢れてしまった為です。
大量に物が生産され物が溢れてしまった為に物を大切に使うと言う事は無くなり使い捨てになれた人と安い製品で売上を上げる為に更に物を売ろうとする企業・・・・袋小路のような話です。
限りある資源とか言っている中で矛盾だらけである状況下を正確に把握している人がいるのでしょうか?自分自身何も分かっていません・・・。
パソコンなどの電化製品を見ていると価格が下がった事で、直すよりも新品買った方が安いと言う状況化で政府や企業が環境問題をうたっても粗大ゴミを防ぐ手立てはありません。
パソコンに到っては処理速度の向上をOS(オペレーションシステム)に求められる為に買い直しを定期的に迫られていくようなふざけた状況です。
僕がパソコンを始めた頃は、1台辺り30万円ぐらいしたものの楽に5年は現役で十分活躍できました。
今は10万切った値段で売られていても現役で1年しか持たないと考えると出費の面でどちらが良いのか判断しかねます。
物を大切にして使うと言う事と環境破壊を配慮していくと・・・・何か歯車が狂っているような気がしてなりません。
物の切り替わる期間が短い為に携帯の様に壊れる前に新機種に交換していくので使えるのに使用済みになった携帯が溢れていきます。
僕の場合は携帯買い直した人から譲り受けるので、ある意味その恩恵を受けてますけど(笑)
社会の中で豊かさと便利さの意味が僕自身分らなくなってきています。
生活が便利になったとして自分の精神が豊になったのか・・・分りませんからね。
何となく思うのは高いものはやっぱり丁寧に扱いますね、簡単に買えないからこそ大切にするという価値観が大きいと思います。
買ってもらった物と自分で買った物で大切に扱う気持ちが違いましたから・・・。
人間社会に繋がるので正直、難しい話です。「すぐ、どうしろ」と言う事ではなく、自分がどうするか考えていく必要性がありますが、何かしっくりこないです。
どこまで物を大切にしているか?と考えると自分自身の行動に疑問が出ますから・・・・。
|