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最終更新日03/04/10

コラム

コラム74

キャンプ

 これはキャンプで本当にサバイバルゲームで生きるか死ぬかと言う経験をしました。(厳密には私では在りませんけど)。

社会人になった年の5月の連休にキャンプを友人で集まって行いました。このキャンプのメインはやっぱりサバゲーでした(爆)

その日は日中から寒く、風も強かったのですが、予定通り、友人6人で地元の山に車で上りテントを立てて、夕食を取って、遊び終わってから寝る事になりました。参加者6人の内、乗ってきた車2台にそれぞれ1人づつ、残り4人がテントに寝る事になったのですが、みんな余りの寒さに寝付けなかったそうです。
5月だし暖かいだろうと言う事で毛布などを軽率してしまい、寒さに衣服など足りないと言う状況になってしまいました。

そんな中、私は自分の車で寝ていましたが、車に触っている体の部分が冷えて寝ていられず、後部座席に毛布かぶって眠りました。暫くは震えていた記憶がありますが、いつの間にか寝てしまい明け方、寒さに目を覚まして見ると、ガラス窓にびっしりついた霜の隙間からパチパチと焚き火の音と炎が見えました???
不思議に思いながら車から出てみると、焚き火の火が点いたままです・・・でも人は居ません。
寝る前に火を消した筈なのに?と思っていると藪の中から友達3人が枯れ木や草を抱えて出てきました。
「何してんの?」と問い合わせたら、3人は余りの寒さに寝ていられず、「火を炊いて寒さを凌ぐしかない!!」となり一晩中、焚き火をして寒さを凌いだそうです、すでに他人事だったので、その場で笑えました(失礼ですね)

よく周りを見渡すと乗ってきた車のガラス窓が霜で真っ白でした。いかに寒かったか・・・・で、結局、6人全員が起きてきたので、山頂から朝焼けを見てから朝食を取ろうと言う話になって山頂の見晴らしの良い場所で、ひたすら太陽を待ちました。
これが行けなかった(笑)・・・・30分もその場で待ちつづけ、ただでさえ冷えていた体が更に冷えて全員で震えながら朝日を拝みました(笑)

震えて戻ってくると、ラジオから若い女性の声で「本日の天気は3月下旬の気温です、今日、山に行った人は大変ですね」全員一斉に「大変だい!!」と激怒モードに(爆)。通りで寒いわけですね。

その後、朝食を取り、片づけして無事に下山し友達の家で一休みしたら、太陽の光が暖かいのに感謝しました(笑)
そのまま、全員で友達の家でお昼ね・・・・・。よっぽど疲れていたんですね。半分死んだ様に寝ていました(笑)

この経験のおかげでしばらくは、みんな口癖に行っていましたが、「一歩間違えれば、誰かは凍死したんじゃない、特にテントでそのまま寝ていた人は」とか笑えない話をバリバリ言っていました。(笑)

だけど、不思議なのは、「下山しよう」と誰も言わなかった事です・・・・何でだろう???。
そこまで頭が回らなかったのかなぁ・・・(笑)。

この経験は次にキャンプする時の教訓となってその後は必ず、毛布、服は余計に持ってくるようになりました。
今、この歳になるとバーベキューはしてもキャンプはやらなくなりましたね、友人などの仕事の折り合いがつかない、予定が付かずに企画話で終わってしまうのも寂しいですね。命がけのキャンプはもう無いでしょうけど(爆)

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