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メンテナンス


◆エレクトロニクス関係◆

ウインカー点灯不良A

 

その2

最終更新日07/04/22

状況 点灯不良 まとめ    

< 内容 >

状況

       
前回、ウインカーのカシメ部の配線が切れ掛かっていた事が原因によるウインカー点灯速度異常が発生していたと思って、配線のカシメ直しとインナーを付けましたが、一年ぐらい経ってまた点灯異常が発生・・・・・。

完全に前回の原因ではないと判断しました。

しかも、ウインカーの点滅速度が右だけであり、ハザードをつけたときは点灯速度に異常が見られません・・・・・ハザートを点灯させた後は右ウインカーも元に戻る・・・・。
この現象より完全に配線の切れかかりによるものではなくリレー側の影響だろうと推測。

ウインカーのコントロールとしてコンビネーションのユニットASSY(35285-SL0-A01)が電子基板なので、いつもの電解コンデンサによる電解液漏れによる動作不良かも?と推測して早速ばらして見る事に。

点灯不良        
整備書をみるとカバーを外さないとユニットまで辿り着けないのですが私はまずコラムロアフェースのネジ3本固定を外し

次にコラムカバー上下を止めているネジ8本を外しましたが、内2本の場所がややこしい場所にあります。
まず6本のネジを外してコラムロアカバーを外してからじゃないと残り2本のネジは見えません。
ハンドル位置はスライドさせてやりやすい位置にした方がいいです。

ようやくユニットが見えますが、ネジ2本で固定されています。これを外してセンサー部を固定しているネジを外すとようやくユニットが取れます。

緑のコネクタに刺さっている小さなユニットがそうです。

早速、ケースを空けて見て見るとやっぱり電解コンデンサの駅漏れが確認できました。右写真の基板で黒く変色している箇所がそうです。

しかし、基板のパターンは半田面であり、電解液がもれても裏側にあるパターンに直接触らないのですが、紙基板に染み込んで裏面の銅パターンを腐食しているようです。

その為、純正オーディオアンプのように電解液に直接触る実装側に銅パターンが無い為、腐食時のダメージもそれほど酷くは無いようです。
丁度、純正オーディオ用などの交換用電解コンデンサの余りがありますので下記品を交換する事に。実装されていたのはやっぱり+85℃品でした・・・。

C7 16V 10μF
C1 16V 10μF
C8 50V 33μF
C6 50V 1μF

右写真がユニットですが見ると4つの電解コンデンサが見えます。配線で繋がっているのはセンサーの様です。

面倒なので自宅で半田ごて一本ですべて交換。
105℃品に交換しました。
この交換方法はあまりお勧めできる方法ではありません。
自信の無い方はプロにお願いした方がいいでしょう。私はこの手の仕事は本職でしたので苦になりませんが・・・。

電解コンデンサ交換後、再度組み立てを。

結局、社外ハンドルは外しました(笑)。

ユニットをとめる際には5本のネジを使用しています。右写真の手に持っているネジです。

やっぱりコラムカバーの2箇所のネジの箇所が迷います。
右写真の赤矢印が固定箇所なのですが下からもぐりこんで確認しないと分りませんね。
他のネジは楽です。

ハンドルまで組み立てしてしばらくウインカーのテストを実施。
10分間、ウインカーやハザードをさせて見ましたが全然不具合は発生しません・・・・様子を見ますがこれが本当の原因でしょう。

まとめ        
オーディオ、エアコンと違って基板の状態に影響されますがやっぱり電解コンデンサの液漏れによる腐食でしょう。

恐らく、不具合進行速度は遅いものの修理しなくてはならない箇所ですね。

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