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純正オーディオ(左ドアスピーカー)

 

自分で修理した体験記録について

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最終更新日04/02/21

状況 準備 左ドアスピーカーの外し スピーカー外し 電解コンデンサ取り付け

取り付け

再度修理 OH品交換 まとめ  

状況

 

 

   
オーディオの故障に金が掛かりすぎて左ドアスピーカーだけ修理(交換)しないで、そのままにして置きました。
でもHPなどで情報を集めると自分で治せそうなので、一度やって見ようと決め作業を開始しました。
オーディオ故障の殆どは電子基板上の電解コンデンサが原因のようです。丁度仕事で電解コンデンサについてある程度知識があったので、ここで情報を展開しようと思っています。

因みに左スピーカーの故障はバリバリと異音がします。

準備

   
まず、交換する電子部品が電解コンデンサと言う事で、部品を手に入れるとなると一般的にジャンク屋とか部品取り寄せで大変です。
丁度、NSXのHPにてスピーカー用の電解コンデンサを通販していますので、NSX工房にて注文しました。詳しくはHPを参照ください。注文した部品が届いて部品を確認して見るとそんなに交換する数はありません。(今現在5000円で注文できます。)
注文した部品はアンプ、左右スピーカーの交換する電解コンデンサですが、そんなに数はありません。

左ドアスピーカーの外し

   
まず、スピーカーを取り外す為に、内張り(ドアライニング)取り払いました。
写真の様にトリムプレートが挟まっているので写真の様に左にスライドさせて外します。プレートを外すないとインサイドドアハンドルのネジが見れないのですが、プレート外すのに苦労しました。

インサイドドアハンドルを外した後に、ドアライニングを外す為に、写真の様にラバーに隠れている内張り止めている8箇所のネジを取って内張りを取り外します。

後、ドアライニングを外す為に、下の写真のフロントサッシュカバー、リヤサッシュカバーを取り外して起きます。その際にツメを折らないように気をつけてください。
尚、ガラスは下げて置くようにしましょう。ここを外した後、内張りを下から上に持ち上げるようにすると外れます。

ドアライニングを外すとやっとスピーカーが見えました。
スピーカーのネジを外せば取り外せます。
為れないと結構作業にてこずるかも知れません。

スピーカー外し

   
6.5サイズのボルト17個で止まっているので全部外し・・・・・。
中を見てみると小さな基板が出てきました。
基板を見てみると電解コンデンサの付け根で電解液漏れを確認・・・・・。これが故障原因でしょ・・・多分。
6.5サイズのネジは珍しい筈。

どうやら電解コンデンサがデカイの2個に、小さいサイスも含めて11個在ったのですが、すべて交換します。半田ごてを使用して元々の部品を外し、新品を取り付けるのですが、半田ゴテ先で基板のレジストや他の部品に傷を付けたり壊したりしてしまうので慎重に作業してください。
もし、この時点でどうやって電解コンデンサを交換すればいいのか分からないようならば作業はしない方が懸命です。
ぼくの場合、仕事でパソコン不良解析で電子部品交換をしていた経験上、こう言う作業はあんまり苦になりません。

電解コンデンサ取り付け

   
電解コンデンサは端子部に予備半田して半田の伝導率を良くしてあげてやれば、溶け出すのですぐ取れます。
その後、半田吸い取り機で電解コンデンサが刺さっていた穴(スルホール)の半田を取り除けば良いのですが、専門の機材なので半田吸い取り用の銅線で半田を取り除きます。無い場合は上手く半田を溶かしながら部品を付けるしかないです。
後、電解コンデンサを見てみたら初期品に限って耐熱温度85℃品で途中から105℃に変わった見たいです。

後はそのスルホールに電解コンデンサの極性を間違えないように差し込んで再度半田で取り付ければOKです。

ただ、作業設備がないと少し大変かもしれません。

問題はこれで直るのか?と言う事です・・・・。

●部品11個交換
C130/1μF50V(小)  Cc110/1μF50V(小) 
C5/820μF16V(大) 
C8/47μF16V(中) 
C7/47μF16V(中) 
C183/10μF16V(小) C172/10μF16V(小) C203/4.7μF16V(小) C***/10μF16V(小) 
C19/820μF16V(大) 
C16/1μF50V(小) 
部品メーカーはニチコン製でした。

取り付け

   
電解コンデンサを交換した後、再度、組み立てをしたのですが・・・・・。
ノイズ音から「ビー」と言う音が鳴り直らす。(涙・・・・)
不具合症状が変わったので部品交換した効果は在ったと思いたいです。
部品交換時に気になった事で、電解コンデンサの液漏れで基板上のIC(U1)の端子にて電解液によるショートで燃えた個所が在ったのが気になっていたのですが・・・・、どうやら電解コンデンサ故障だけじゃなく、電解液漏れでICまで壊れたようです。
流石にICまで新品が手に入るとは思えないのですが、どうするべきか、悩みどこです。

再度修理

   
アンプの故障のまま、スピーカーをそのままにしていましたが、先日、横浜に遊びに行った際に、NSXのアンプをかっちゃんプラザのかっちゃんより頂きました。
アンプを見ると電解コンデンサの液漏れによる基板変色が発生しており、電解コンデンサの交換で直るかは正直、賭けでした。
今回、かっちゃんさんより入手したアンプが使えたのがナイスでした。かっちゃんさんありがとう。
写真を見て貰うと分かりますが、電解コンデンサの液漏れが発生する場所は、C19、C5、C8の3箇所(部品外した所)です。設計上熱が伝わりやすいのかもしれません。
やっぱり、IC(U1)に液漏れによるpinの変色が発生していましたので、再度アンプを組み立てて動作確認をした所・・・・OKでした。

C8の左下に液漏れによる基板腐食にて黒く変色が見えます。

OH品交換

   
一応、直ったのですが雑音(ノイズ)が聞えていましたので不安だっのですが、約一ヶ月ぐらいで、また壊れました・・・・・。
電解液漏れでIC(U1)が元々壊れかけていたようです・・・・。
IC故障ではIC入手出来れば直せますがBOSE製の特殊なものでした。

結局、
これ以上の修理は一個人では無理なのでMACS(マックス)で取り扱っているオーバーホール品を購入しました。
これは中古品のオーバーホール済みなので24000円です。
新品(47900円)よりも全然安いので購入しました。

取り付けは、
ただスピーカーを交換するだけですので苦労しませんでした。
右写真が購入したOH品です。

ちゃんと両方のスピーカーから音するのは良いです(笑)。

まとめ

   
今回、電解コンデンサの交換をして見ましたが、あんまり一般的な作業では無いと思います。作業は逆に壊す危険性があるので自信のある方だけ行った方がいいと思いました。
結果として電解コンデンサの液漏れが他の部品まで壊していたのは、運が無かったです。普通ならばこの交換作業で直る筈です。

電解コンデンサの交換作業が出来るのならばもし純正オーディオの異音不良が発生したらすぐオーディオ電源を落とす事ですね。そのまま電源居れていれば電解コンデンサの液漏れで回路まで壊してしまいます。
私の場合、まさにICまで壊れたパターンでした・・・。

最悪、純正オーディオの故障は中古品、新品を購入するしかなくなってしまいます。

これが嫌で社外品をつける人が多いのも良く分かりますね・・・。

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