サトシの日記 2000年6月

旅行記「サトシ・24才・春」へ

5月の日記へ


6月30日
 ユーロ2000、準決勝オランダ対イタリア観戦。
 このあいだの対ユーゴ戦でサトシが世界最強チームと勝手に認定したオランダは、馬鹿馬鹿しい程の堅い守備をほこるイタリアと対戦。みどころはオランダの嵐のような攻撃をイタリアがどれだけ凌げるか。イタリアの攻撃では今日スタメンに起用されたデルピエーロの動きが個人的には楽しみでした。
 試合の内容についてはそれ程見るべき点はありません。予想通りの展開でしたから。只一つ予想外だったのは結果だけです・・。
 オランダは攻めて攻めて攻めたおしました。120分の試合中110分はボールを支配して攻め続けました。20本以上のシュートを打ちまくりました。前半の30分にはイタリアのDFザンブロッタが今日2枚目のイエローカードで退場し数的にも有利になりました。おまけに主審のジャッジメントはあきらかにオランダびいきでした。さらには2本のPKをもらいました。スタジアムを埋めたオレンジ一色の観客も、TVの前のサトシもオランダがカテナチオをこじあけるのは時間の問題だと思っていました。
でも1点も取れませんでした。
 結局0−0のまま突入したPK戦でもオランダはシュートをはずしまくりました。120分攻め続けてそして結局ゴールを奪えなかった事で、オランダの集中は完全にきれていました。イタリアは圧倒的に不利な状況をしのぎきった事で得た余裕の気分そのままに、小憎らしい程落ち着いてシュートを決め結局イタリアの守り勝ち。
 この敗戦でサトシのオランダにたいする評価「近代サッカーの理想型」が変わる事はないけれど、サッカーって分からないものですね。
 サトシの予想は大はずれでした。決勝はサトシが「このチームの優勝はない」と言い続けたフランスと、こちらは全くノーマ−ク・完全無視だったイタリアです。こうなってしまったらこれはフランスに頑張って欲しいです。イタリアのまったく面白味のないサッカーが優勝するのは到底我慢しがたいからです。そしてもうひとつの理由は
イタリアのユニフォームってださいからです(笑) 



6月29日
 うん、僕が馬鹿だったのです。よく考えてみれば、僕の母親に
WOWOWの予約録画が出来る訳がないにきまってます。というわけでユーロ2000準決勝ポルトガル対フランス戦は見逃しました。残念。
 ジダン対フィーゴ、最強MF決定戦等と言われたこの試合は、延長戦も終了間際PKを得たフランスが、ポルトガルに競り勝ち決勝進出。最後に落ち着いて決めたのはジダンだったそうです。
 僕としてはポルトガルに勝ち上がって欲しかったのだけれど、こうなったらジダンに期待するしかありません。君の光り輝く頭が史上初のW杯・欧州選手権連覇の鍵を握っているぞ!!


6月28日
 珍しくずっと見ていた連続ドラマ「永遠の仔」がついに最終回をむかえました。毎回毎回泣かせてくれるドラマでした。おしんもビックリです。タフでクールなサトシをもってしてもすでに3回くらい泣いてしまいました。で、最終回は当然「号泣すっぞ!!」ってな感じで意気込んで見たんだけれども、ちょっと期待しすぎたせいかほんの少しウルウルきただけで終わってしまいました。
 それにしてもこれ程暗いドラマもまずないでしょうね。登場人物がみんな傷を抱えて、罪を背負って、救いを求めて叫びます。しかも主要な登場人物の多くが死んでしまいます。さらに結局のところ彼等が救われたのかどうかもよく分からないです。
 このドラマの原作は僕も読んだけれども、こんなに泣ける話だったかなあ。それ程印象的でもなかったような気がするんだけれど。


6月27日
 ユーロ2000、準々決勝フランス対スペイン観戦。
 う〜ん、あまり面白い試合ではありませんでしたね。目立ったのはやはりジダンですね。きれいなFKを直接きめたし、それ以外の動きも他の選手とはひと味もふた味も違いますね。バランスという点では本大会中ナンバー1でしょう。あとはフランス守備陣の堅さ。中でもテュラムの動きが素晴らしかったです。スペインにはハッキリ言ってほとんど見るべき点はなかったと思います。結果は2−1でフランスの勝利。

 これで4強が出揃いました。準決勝はイタリア対オランダ、ポルトガル対フランス。波乱はおきず順当に勝つべきチーム、強いチームが勝ち上がってきたという印象です。中でも先日書いた通りオランダの強さは圧倒的で、サトシの注目はどのチームならオランダを敗る可能性があるかという事になってきています。
 まず次に当たるイタリア。このチームの守備は馬鹿馬鹿しいほど堅いですが、いかなる堅守をほこるチームでもオランダ怒濤の攻撃をしのぎきる事は難しいと思います。そうするとこのチームはオランダから点が取れそうな気がしません。カウンター一発という攻撃しかないチームですから、ひょっとしたら運良く得点出来るかもしれませんが、オランダのプレスはカウンターの起点を自由にはさせないはずです。と、言う訳でこのチームは勝てないでしょう。
 次にフランス。3チームの中では非常にバランスが良いチームです。イタリアとは違う形で守備も非常に堅いです。そして攻撃の核には新将軍・ジダン。このチームのFWは相変わらず弱いけれども、ジダンの力はFWの1人分位補ってあまりありそうです。しかしこのジダンの力をもってしても、オランダの中盤の守備を抜けるのは不可能なような気がします。この守備を個人の力で破れるとは思えません。ペレでもジーコでもプラティニでもマラドーナでもクライフでも不可能だと思います。オランダとは予選で当たっているだけに、相手の手の内が分かるという点はあるかもしれないけれど、予選のオランダと現在のオランダはまったく別のチームです。やはり勝てないと思います。
 最後の砦ポルトガル。本大会もっとも素晴らしい試合をして勝ち上がってきているポルトガル。フィーゴ、ルイ・コスタ等を中心とする「黄金の中盤」はさすがに素晴らしいです。それぞれのアイデアを一つの流れにのせて、非常に攻撃的で自由な試合をつくりだしてきました。この野性味を残す攻撃陣ならば、ひょっとしてほんのわずかだとは思うけれど、オランダ驚異のプレスの中盤を崩す可能性があると思います。チーム自体に勢いもあります。本当にかすかな可能性だとは思いますが、オランダを倒せるかもしれないと思います。
 いずれにせよ、高い個人技が洗練された戦術によってまとめられた高次元の組織力をほこるオランダに守り勝つのは不可能だと思います。捨て身の殴り合い、死ぬ気の泥試合に持ち込んだ時、はじめてかすかな希望が見えてくるのだと思います。



6月26日
 ユーロ2000準々決勝ユーゴスラビア対オランダ観戦。
 さあ、いよいよ大一番です! 決勝トーナメントで波乱がおきるとするなら、このカードだそうです。僕も大いに期待していました。
 不合理な政治力によって長い間世界の舞台に立つ事が出来なかった、一人の天才プレイヤーと彼の祖国。神様は最後の最後で彼等に奇跡の舞台を与えてくれるのでしょうか。
 さすがは地元オランダのスタジアムだけあって、スタンドはオレンジ一色。ユーゴのサポーターはほんの一画とTVの前にいるだけです。
 試合開始直後から、オランダのきついプレスがユーゴの中盤を襲います。まさにオランダのサッカーです。
 前半10分、左サイドでユーゴがFKをもらいます。蹴るのは鬼のフリーキッカー・ミハイロビッチ。左足から放たれたボールは一瞬ミスキックかと思える様な弾道で上がっていきますが、ゴール上で急降下しオランダゴールを脅かします。この試合でも何度かFKを蹴ったけれど、このキックが出来るのはミハイロビッチだけでしょう。
 前半15分、先に決定的なチャンスを迎えたのはユーゴ。中央に切り込んだミロシェビッチが個人技でゴール前まで持ち込んで、ゴール正面のミヤトビッチへ。しかし超ドフリーのミヤトビッチのシュートは惜しくもキーパーに阻まれます。このシュートで先制出来ていれば、あるいはもう少し違った展開を見れたかもしれないのですが・・・。
 15分までの展開を見ると、お互いに攻撃的な良い試合を見られそうな感じだったんですが、ここからオランダが凄まじい力を爆発させます。
 口火を切ったのはこの日中盤で良い動きを見せていたベルカンプ。中盤のきついプレスで奪ったボールを一人で持ち込んでミドルシュート。これはユーゴのキーパーが上手く弾いて難を逃れましたが、これは予兆にすぎませんでした。
 ダ−ヴィッツをはじめとして運動量豊富な中盤の選手が高い位置で激しいプレスをかけボールを奪うと、右から左から中央から怒濤のような波状攻撃。ユーゴにとっては止む事のない無間地獄のような攻撃です。この攻撃を万に一つしのぎきれれば・・・・と思っていたのですが、とてもじゃないけど無理な話でした。素晴らしい動きを見せるベルカンプからのボールに反応したのは、ここまで不振のエース・クライファート。長い足を目一杯伸ばしてゴールに流し込みました。さすがに良いボディバランスをしていますね。
 たいするユーゴ攻撃陣はというと・・・・まったく手が出ません。まず攻撃の起点である左のストイコビッチ、右のドルロビッチの二人が仕事をさせてもらえません。オランダの中盤の守備が素晴らしくて、そもそも二人のところまでボールがまわらないのですから、なす術もありません。
 点を取れそうな気配はまったくなかったので、このままなんとか1点でしのいで後半オランダの疲れるのを待つしかないと思っていたら、さすがにオランダは嫌なところで点を取る事を知っています。前半40分今度はダ−ヴィッツからのボールに1点目と同じような形で再びクライファートのゴール。
 ユーゴは防戦一方のまま2−0で前半終了。オランダの凄まじい強さだけが目立つ前半でした。

 後半攻め込まざるを得ない状況に立たされたユーゴは、システムを3バックに変更し無理矢理前掛かりにしてきました。これでオランダの中盤守備がわずかに乱れ、後半開始5分間はユーゴペース。
 しかしほんのわずかの攻撃時間はすぐに終了。すぐにクライファートにハットトリックとなる3点目、さらに立て続けに4点目を奪われ完全にユーゴは切れました。
 この日まったくなんの仕事もさせてもらえなかったピクシーはここで交代。ピクシーの最後の舞台は、奇跡の舞台どころか屈辱的なものになってしまいました。
 試合はさらに後半30分と40分にオーフェルマンスが2点を取り6得点!! ユーゴはロスタイムにミロシェビッチが1点を返すも、当然笑顔を見る事は出来ません。ユーゴにとっては歴史的大敗としか言い様がない6−1で試合終了。
 それにしてもオランダの強さはなんでしょう? これが予選リーグチェコ相手にかろうじて勝利を納めたあのチームと同じチームなのでしょうか? もちろん予選リーグとKO方式の決勝トーナメントでは戦い方が違うのは当然なんだけど、それにしてもこの変わり様。まだ40前の監督ライカールトにそれほど素晴らしい手腕を持っているとは、ど〜〜しても思えないので、これはもう僕の予想を遥かに超える実力を元々持っていたとしか思えません。はっきり言って完璧なチームです。近代サッカー・プレッシングサッカーの完成型がここに誕生しました。今日の試合同様の試合が出来るのであれば(特に前半のような)、オランダの優勝は100%確実です。断言出来ます。それ程の強さでした。



6月25日
 ユーロ2000準々決勝ポルトガル対トルコ観戦。
 今まで見たくて見たくて仕方がなかったポルトガルの試合です。相手はイタリア相手に善戦したトルコ。ポルトガルのほこる「黄金の中盤」とは果たしていかなるものなのでしょう。
 試合開始から試合は圧倒的なポルトガルペース。もちろん実力的に下のトルコとしては、守備を固めてカウンター一発を狙うしかないからこれは当然の展開です。
 たしかにポルトガルのサッカーは面白いです。中盤でのボール回しは非常に早いし、みんな非常に攻撃的だし、そして何より自由です。そしてこの強力な中盤の核となっているのがフィーゴです。この選手は本当に素晴らしい。パスの精度、キープ力、中盤の展開力、ドリブル突破、シュート力・・・・およそ攻撃的な選手として必要な能力をすべて備えています。個人的にはジダンより上手い選手だと思います。
 途中から半分居眠りしながら見ていたら、いつの間にかポルトガルが1点とっていました。トルコも前半終了直前にPKをもらいましたが、これをはずしてしまいました。唯一の得点のチャンスを逃したと言っていいと思います。
 僕はハーフタイムの間に深い眠りに入ってしまい後半は見逃しましたが、1点追加して2−0でポルトガルが勝利しました。このチームすごく強いです。

 ユーロ2000準々決勝イタリア対ルーマニア観戦。
 準々決勝第2試合は3連勝で勝ち上がったイタリアとイングランドを押さえてトーナメント進出のルーマニア。
 お互いに守備を固めてからのカウンターという似たようなチームですが、個々の能力ではやはりイタリアが一歩リードという感じでしょうか。さらにルーマニアは主力選手を4人累積警告やら怪我やらで欠く苦しい展開だそうです。
 試合開始後、意外にも主導権を取ったのはルーマニアでした。同じカウンター狙いのチームと言っても結構違うもので、イタリアがDFラインの背後にFWを走らせるいかにもって感じのカウンター狙いで、ルーマニアはサイドの選手が大きく上がったり中盤から崩したりという多彩な攻撃です。やはり大黒柱である天才・ハジの能力によるものなのでしょう。
 攻め続けながらもやはり世界一の堅守をほこるイタリアの壁を崩せないルーマニア。こういう展開になるとやはり流れはイタリアに傾きます。前半25分ゴール前の混戦から、オフサイドくさい飛び出しを見せたトッティが落ち着いて先制ゴール。さらに10分後今度はルーマニアのDFラインの裏に抜け出したインザ−ギが追加点。
 前半終了直前、ハジの芸術的なループシュートは惜しくもポストにはばまれて前半は2−0で折り返しました。

 後半10分。後半も攻め続けるルーマニアは相手エリア内でハジが倒れますが、これが逆にダイビング(ファールをもらう為わざと倒されたような演技をする事)をとられなんとこの日2枚目のイエローカードで退場に。これで勝負ありでした。攻撃の柱ハジを失い、人数的にも不利に立たされたルーマニアにはイタリアから点を奪う力はありませんでした。結局2−0で試合終了。
 それにしてもイタリアのディフェンスはまさに鉄壁です。マルディーニ率いるDFラインに穴はない上に、中盤からも早め早めにプレスをかけていきます。攻撃は相手DFラインの裏にFWを走らせる典型的なカウンター一本槍です。2−0でしかも相手は退場者が出て数的にも有利にたった後半に少しは攻撃的になるのかな?って思っていたんだけど、なんとさらに守備的になっていきました。相手のFKにはなんと11人全員をエリア内に入れるというシーンもありました。いわゆる「カテナチオ」(鍵)という戦法ですが、なんと馬鹿馬鹿しい戦法なのでしょう。これ程つまらないサッカーをする国もまず珍しいでしょう。イタリア代表にあって只一人僕が面白いと感じるサッカーをするのが「ファンタジスタ」アレッサンドロ・デルピエーロですが、この選手は現在は控えメンバーのようなので短い時間しか出られないようです。このチームにだけは優勝してほしくないと思います。



6月23日
 最近こうるさい選挙の車が走り回っているのでちょっとイライラします。ああいう車みると僕なんかは「こいつには絶対いれまい」ってな事を思ってしまうんだけれど、実際のところそんなに効果がある宣伝活動なのだろうか? それにしても自分の名前を連呼している車に乗るのって恥ずかしいだろうなあ・・・。いや、それくらい面の皮が厚くないと政治家なんてやっていかれないんだろうな。

 ユーロ2000、ミニ情報。
 予選リーグはすべて終了し、ベスト8が出そろいました。イタリア、トルコ、ポルトガル、ルーマニア、スペイン、ユーゴスラビア、オランダ、フランスの8カ国です。
 予選でもっとも素晴らしい戦いをしたと思われるのがポルトガル、オランダは順当に3連勝、イタリアもこれは意外な3連勝、大穴で上がってきたのがルーマニアってとこでしょうか。スペインはバタバタしながらも一応1位通過で優勝候補の面目躍如。フランスも強さをみせて上がってきましたが、サトシ予想では一貫してここはないと思っています。トルコはイタリア戦見る限り悪くはないと思いますが、まあベスト8入りで満足ってところでしょう。以上サトシ評価でした。ユーゴについては今まで書き倒したし、個人的な感情が入り過ぎるので割愛。


6月22日
 やりました!ユーゴ決勝トーナメント進出です!! とは言っても実はスペインには4−3と敗れたんですけれども、スロベニアが頑張ってノルウェーと引き分けてくれたおかげで、なんとか予選を2位で通過となりました。僕は見れなかったんだけど、この試合かなり劇的な負け方をしたようですね。
 そして準々決勝の相手は、サトシ堂々の優勝予想国オランダです! 事実上の決勝戦とまで言われた予選リーグ最大の注目カードフランス戦を3−2で勝ち(もっともフランスはジダン等主力を温存したそうですが)堂々3連勝で勝ち上がったオランダです。はっきり言ってきつい試合になるでしょう。やはりベテランの多いユーゴの問題はスタミナですから、オランダのように運動量の豊富なチームはきっとすごく苦手なはずです。まだフランスの方が与し易い相手だっただろうから、このスペインに負けた事は結構痛いとは思うけれど、そんな事はどうでもいい事です。ユーゴの想像力あふれる自由なサッカーが、オランダの組織力を打ち破ってくれると僕は信じています。・・・・ホントはそうなるといいなって思ってます。


6月21日
 久方ぶりに本を読みました。まあ、詩集ですけど。石垣りん詩集「表札など」読了。以前どこかで誰かに「石垣りんという人の詩が良いよ」ってな感じの事を聞いていたのが耳に残っていて、書店で見つけたのでなんとなく手にしました。ああなるほど、良いですねえ・・。サッカーの話題で埋めつくされていた心をザ−ッと洗い流してくれた感じです。なんとなくパソコンを買って、なんとなくHPを作って、なんとなく詩(あるいは詩のような文章)を書いてきたサトシですが、いつも詩を書くたびに「詩とはなにか???」ってな事を考えていました。そして一応自分を納得させるために行き着いた答えは「なんだって良い、詩であると言い切ってしまえばそれは詩である」という感じだったんだけど、この人の詩集を読んでみると、この解はあながち間違ってはいないという気がします。

 ユーロ2000、ミニ情報。
 イタリアは無傷の3連勝。デルピエーロも復調気配らしくて侮り難い存在になってきている御様子です。
 そして同じ組ではトルコが勝ち抜けました。イタリア戦見た感じ悪くないと思っていましたが、相手にも恵まれ(ベルギー、スウェーデン)トーナメント進出です。



6月20日
 先日のキリン杯優勝を受けて、どうやらトルシエの10月までの続投は確定したようです。しかもどうやら予想通り2002年W杯までの契約延長の可能性もかなり上がってきています。
うんざりだ!
 100歩譲ってトルシエの続投は認めてもいい。1000歩譲って2002年までやってもらおうじゃないか。サトシがほとほとうんざりするのは協会の対応です。なんとまたしても協会側はオリンピック、アジア杯でトルシエにノルマを与えないと言うではありませんか! まったく今まで2年間なにを見てきたのでしょう。先のアジア杯でも、招待された南米選手権でも協会はトルシエになんのノルマも課しませんでした。結果はどうだったか? 不様に負ける度に「これはテストである」、「最終目標を見誤っている」「形は出来上がってきている」・・・・何度聞かされた言葉でしょうか?
 トルシエに任せると決めたのであれば五輪ではメダル、アジア杯では当然優勝。今まで2年間も準備をしてきたのであれば、これ位は出来るでしょう。あれだけの大言壮語を吐いたからには、当然やってもらわなくては困ります。で、出来なかったらもちろんトルシエ解任。トルシエを信じた協会の会長ももちろん辞任。2002年を不幸な結果で終えたくないのであるなら、それ位の覚悟でのぞんでほしい。無理だろうなあ・・・・(ため息)


6月19日
 ユーロ2000、ユーゴスラビア対ノルウェー観戦。
 ユーゴの2試合目は初戦スペインを撃破したノルウェーが相手です。ノルウェーは今日勝てば決勝トーナメント進出が決定、かたやユーゴもトーナメント進出のために絶対に勝っておきたい試合です。・・・こういう書き方すると凄く重要な試合みたいだけど、実際には勝っておきたくない試合なんて無いんだよね(汗)
 この試合ユーゴはピクシーとスロベニア戦のヒーローミロシェビッチをスタメンで起用。守備の要ミハイロビッチを出場停止で欠くユーゴはDFラインにベテラン選手をもってきました。
 試合開始直後、いきなりストイコビッチが魅せます。敵陣ペナルティエリア内でノルウェーDFをあざ笑うかのようなピクシーターン!! そのままセンタリングをあげるも、これは味方FWが合わず惜しくも得点はなりませんでした。さらに直後に相手選手に引き倒されファールをもらうと、主審に対して「今のカード出ないのかよ」って言うお得意のパフォーマンス!!・・・そして逆に主審から注意をもらうピクシー(笑) まさに全開って感じです。この日のストイコビッチは本当に切れていました。スロベニア戦も途中からは良かったけれど、今日はそれ以上に最初からエンジン全開です。
 試合が動いたのは前半10分。右サイドからのFKを蹴るのは、スロベニア戦1ゴール1アシストでノリノリのドルロビッチ。低い弾道でゴール前の混戦地帯に落ちたボールにほんのわずか触れたのは、これも前の試合2ゴールのミロシェビッチ。触ったか触らなかったか分からないような感じではあったけれど、それでも一応ミロシェビッチのゴールでユーゴ先制。それにしてもこのミロシェビッチという選手、本大会のラッキーボーイ的な存在になりそうな感じです。
 この試合ユーゴの選手はピクシー以外も、皆なかなか良い動きを見せました。特に良かったのはボランチのユーゴビッチとCBのジュキッチ。ユーゴビッチは(もういい年だと思うけど)豊富な運動量で中盤をつくり、ジュキッチは巨漢揃いのノルウェーの攻撃を弾き返しました。あと前の試合ダメダメだったミヤトビッチも、この試合ではそれなりの動きをしていました。
 僕の目からみるとどうしてもユーゴびいきになってしまうんだけど、このチームのサッカーはすごく面白い。非常に攻撃的だし、なによりも非常に自由です。「東欧のブラジル」と呼ばれるだけあって、やはり選手達の技術は上手い。その個性的なタレント集団を見事に統率し、その想像力で魅力的に操っているのが言うまでもなくストイコビッチです。この試合は後半35分位でピッチを退いたんだけれど、この時観客席からこの交代を不服とするブーイングが起きました。それを煽るように両手をかざして天をあおぐストイコビッチ。どんな時でも観客に見られている事を忘れない素晴らしい選手です。ってまたしてもストイコビッチ礼讃の文章になってしまいましたが、実際のところそれ程までに素晴らしい選手ですね。奥さん、おひとつ如何ですか?(意味なし)
 さて試合はユーゴの攻勢も1−0で折り返すと、後半はノルウェーの反撃開始。アンドレ・フロー等190センチ級の選手をずらりと揃え、高さとパワーで強引に一点をもぎとりにきました。190センチの選手が4人入ってくるCKはまさに壮観。幾度となく思わず目を瞑る場面がありましたが、ユーゴは最後まで集中を切らす事なく1−0で試合終了。
 ユーゴ待望の初勝利! そしてスロベニアはスペインに敗れたため、この時点でグループの首位!!・・・・・と言ってもこれははっきり言って全く油断のならない展開です。1試合残して全てのチームに決勝トーナメント進出の可能性が残されているというサバイバル状態。しかも最後の相手は(一応仮にも)優勝候補のスペインです。がんばれユーゴ!!!


6月18日
 ユーロ2000、イングランド対ドイツ観戦。
 予選リーグ注目の因縁の対決です。試合だけにとどまらず競技場の内外問わず暴れまくる、イングランドのフーリガン熱狂的サポーターの方々の動向も見逃せないという一戦ですが、この一戦をジャッジ出来るのはやはりあの主審です(名前は忘れてしまった)。『あの主審』と言っても、知らない人には「なんだよ、それ!」って感じでしょうけど、スキンヘッドにギョロ目の凄まじいインパクトのある人で、そこらのプレイヤーよりははるかに有名な人です。
 余談はともかく試合開始。前の試合でポルトガルに2−0から大逆転負けをくらったイングランド、当然勝ちたかったはずのルーマニア相手に引き分けたドイツ。予選突破のためにはお互い絶対勝ちたい試合です。
 試合開始直後、いきなり衝撃的な光景がサトシの目に。
ベッカムが坊主に!! その甘いマスクと確かな実力で世界中の女性ファンを魅了した(はずの)ベッカムが丸坊主になっている!! ちなみにこのベッカム、タイだかマレーシアだかの国では仏像になる程の人気があるそうです。実話です(笑)
 またまた余談はともかく今度こそ試合開始。
 序盤から攻勢をかけたのはやはりイングランド。とにかく分かりやすい戦術で、ボールを奪うとすぐさまロングボールを出し最前線にはっているオーウェンを走らせまくります。たまにベッカムあたりがお得意のアーリ−クロスを放り込んだりもするけれど、どうやらこのイングランドというチームのサッカーには中盤という言葉は無いようですね。前から思っていたけれど、こういうサッカーをするらしいイングランド・プレミアリーグには中田みたいな選手がはまるんじゃないのかなあ? 
 一方のドイツはというとこれはもう対照的で、とにかく攻撃が遅い! ベテラン選手ばっかりなので、自然と遅くなるのか知らないけれど本当にゆっくりした攻撃です。これだけ遅い攻撃ならイングランド守備陣も余裕で対応出来そうですが、どういう訳かそれなりに前線までは作るから不思議です。ベテラン選手の老獪さという事なんでしょうか。あるいはイングランドが早いカウンタ−狙いで攻めさせたって事もあるかもしれません。とにかく前半ドイツは決定的なチャンスはただの1度も作ることは出来ませんでした。
 後印象的なのは19番の若くてでかいFWの選手が迫力あるスキンヘッド野郎で、主審と間違えて困りました(笑)
 で、前半はイングランドが主導権を握りながら決めれず0−0で終了。

 後半10分しばらくもみあっていた状態でしたが、試合が動きます。右サイド30メートルあたりでイングランドがFKをもらいます。ここからなら当然坊主頭の色男ベッカム。ここからのキックはさすがにお手のものです。GKとDFの間にフワリと落ちたボールは、突っ込んできたイングランドの選手にもドイツのDFにも触れることなく、大外で待ち構えていたイングランドキャプテン、アラン・シアラーの元へ。落ち着いて頭で押し込んで、イングランド待望の先制点。
 これで面白くなってきました。ドイツと言えば『ゲルマン魂』に象徴される粘りのチームです。先制されてこそ本来の(あるいは本来以上の)力を発揮するはずです。
 そう思っていたんだけど1点取ったイングランドは一気に押せ押せの雰囲気。すぐ後に左サイドの深いところからのセンタリングにオーウェンの見事なヘッド。確実に1点のところでしたが、ここはドイツのGKが横っ跳びの超ファインプレーで死守しました。結局「ワンダーボーイ」オーウェンはこの後途中交代してしまいました。怪我もしてたみたいですが、未だこの次世代のストライカーは復調ならずというところなのでしょうか。この人のフランスW杯アルゼンチン戦の鮮烈なゴールは忘れられないですね。
 結局その後ドイツも惜しいチャンスをつくったものの、例の19番スキン野郎の見かけ倒しっぷりも手伝って(1点確実の超決定的場面がありました)そのまま試合終了。なんと親善試合を除くと34年ぶりの勝利だそうですが、実力的に今のドイツは恐れるチームではありませんね。点差以上の力の差がありました。ついでにいうとイングランドのフーリガン熱狂的サポーターの方々は期待通りに暴れてくれて、150人以上強制送還されたそうです。

 キリン杯日本対ボリビア戦観戦。長くなったのちょっとだけ。柳沢の2得点で日本2−0で勝利。特に2点目は素晴らしいゴールでした。ただし相手のボリビアはお国事情で代表の8割は初選出という、2軍チームもいいところの相手です。実際に最初から最後までほとんど攻撃する気はなかったようです。このチームに勝利し一応キリン杯優勝という事になってしまったので、またしてもトルシエは調子にのって喋りまくるでしょう。サトシの嫌な予感はほぼ確実にあたる事になりそうです。
 しかしこの試合で実はほんのわずかな希望の光が見えました。試合終了直前、前述の通り全く攻める気のないボリビア相手に3点目を取れないでいた日本代表に対して、日本サポーターからブーイングが起きたのです。6万人以上つめかけていたスタジアムだから、試合に不満を覚えブーイングをしたサポーターはごく一部の人達だろうけれど、それでも相手がどうであれ2−0で勝っている試合で起きたブーイングには希望を感じる事が出来ます。本当にかすかな希望ではあるけれども。



6月17日
 天気が良かったのでついに車の洗車を敢行。サッカー漬けで夢の世界の住人のような感じになっているサトシにとって、この様な実務的な休日はかえって新鮮な感じも。午前中の涼しい時間帯にお日様の光を浴びつつ、車をピカピカにするのは結構悪くないものですね♪ でも次の洗車はおそらく9月くらい・・・(汗)

 ユーロ2000、ミニ情報。
 優勝候補であるオランダ、フランスは互いに2連勝で順当にベスト8入りを決めました。なんだか勝つべきチームが順当に勝ち上がってるって感じだなあ。



6月16日
 ユーゴ怒濤の3得点の夢の中にいるサトシです。思い出しても鳥肌がたちそうです、まぢで。

 ユーロ2000、ミニ情報。
 スペイン対ノルウェーは1−0でノルウェーの勝利。メンバー的にみて優勝候補とも思える無敵艦隊スペインを破った大金星、だとは僕には思えません。スペインというチームは本当にチームとしてのまとまりに欠ける不思議なチームです。各地方ごとの対抗意識が強すぎてまとまらないんだって聞いたことがあるけれど、それにしても不思議。いずれにせよ、C組の有力候補スペインが敗れたことは、ユーゴにとって好ましい結果でした。
 イタリア対ベルギーは2−0でイタリアが勝利。連勝でグループ予選勝ちぬけをほぼ確実にしました。前の試合みるかぎりそれ程とは思えないイタリアですが、まあ順当に勝ち上がったみたいですね。


6月15日
 ユーロ2000、グループリーグ予選C組、ユーゴスラビア対スロベニア観戦。
 さていよいよユーゴの初戦です。相手は旧ユーゴ連邦の同胞スロベニア。国際舞台では無名のスロベニアですが、旧ユーゴのチームであるならそれなりのレベルであるはずです。
 ユーゴのスタメンはおなじみの、と言うことはつまり予想通りベテラン勢が占めます。2トップはミヤトビッチとコバチェビッチ、中盤はユーゴビッチ、スタンコビッチ、ヨカノビッチ等、守備陣を統率するのはおなじみ(僕にはおなじみ)鬼の様なFKを放つミハイロビッチ。おや、ピクシーことストイコビッチの名前がないじゃないかって言う方もいるかもしれませんが(いないっすね・・・)、さすがのピクシーも35歳、90分走り回るスタミナはなくなっていますから、いわゆるスーパーサブという役目を果たしているのです。
 試合開始直後ペースを握ったのはスロベニア。このチームの司令塔10番を付けた選手がなかなか素晴らしい動きをします。右に左にボールを回しトップの選手を自在に操ったかと思えば、わずかの隙を見逃さずに自らも走り込んでゴールを狙います。2トップの選手が今一つ決定力に欠けたのが幸いしてなんとか失点を免れるユーゴ。なんとか序盤を乗り切ったかと思った20分過ぎ、嫌な予感は見事に適中。決めたのはやはり10番。トップの選手がゴール前で頑張ってキープしたところに、猛然と走り込んできた10番の見事なゴールでした。
 さて一方のユーゴ攻撃陣は・・・・・・。はっきり言って点が取れそうな気がしません。中盤の展開はさすがに上手いとは思うけれど、問題は2トップ。特にミヤトビッチは完全にかつての輝きを失ってしまっています。ゴール前での反応が鈍いし、なにより自分から勝負を仕掛けなくなっています。シュートを打つことすら出来ません。この選手がエースでは正直きついでしょう。
 ほとんどなすすべのないユーゴは前半30分過ぎ、ついにピクシーを投入。魅せてくれ!って興奮状態のサトシでしたが、何故かポジションはやや中盤のサイドで、しかもやや引き目。何を考えてるのかさっぱり分からなかったけれど、本来のポジションではない位置でピクシー何も出来ず。そのまま前半終了。
 後半開始早々、セットプレーから2点目。さらに5分後ミハイロビッチの凡ミスから3点目。揚げ句の果てに守備の要ミハイロビッチがレッドカードもらって退場処分・・・・。世界中の誰もがスロベニアの勝利を確信したはずです。しかしここからが奇跡の始まりでした。
 後半開始から本来の位置、トップ下1.5列目に入ったストイコビッチは完全に死んでいたユーゴを見事に蘇らせました。サイドの選手を大きく走らせ針の穴を通すかのようなロングパス、あるいは大胆なサイドチェンジ、そして自ら敵陣深く切り込んで当たりさえすればゴールというセンタリング。しかしユーゴFWはどうしてもゴールを奪えません。
 ここでユーゴはついにトップの選手を代えます。入ったのはミロシェビッチという若い選手。まるでターミネータみたいなごつい選手で、ユーゴ選手らしからぬパワープレイをするのが一目でわかる選手です。この選手がヒーローになります。
 ユーゴ奇跡の反撃は後半20分。ミロシェビッチが見た目そのままの豪快なミドルシュートを決めると、わずか3分後ピクシーからのボールをサイドの選手が折り返し最後はドルロビッチが合わせ2点目。そしてさらに3分後2点目を決めてのりのりのドルロビッチが鬼の様な勢いで右サイドを駆け上がり絶妙のクロス。センターで待っていたミロシェビッチは足を出すだけでゴール。
わずか6分で3点!
 結局そのままゲームは終了。0−3の試合を引き分けに持ち込む奇跡的な展開で、ユーゴにとっては勝利に等しい価値ある引き分けでした。
 いやいや、いいもの見せてもらいました。それにしても前半と後半のユーゴの違いはなんでしょう。ストイコビッチという選手の素晴らしさを再認識させてもらいました。興奮っす! 


6月14日
 サッカー観戦の間をぬうようにして、久方ぶりに本を読みました。東野圭吾「学生街の殺人」読了。この作家さんはそつのない作家さんなので、はずれがないですね。この本もそれなりに面白くはあります。なんだか最近「これは!!」って本にさっぱり出会えませんねえ・・。もっとも読書の絶対量がかなり少なくなってはいるんだけれども。

 ユーロ2000、ミニ情報。
 ドイツ対ルーマニア。ドイツの闘将マテウス39歳(!)、ルーマニアの天才ハジ35歳。二人のシーラカンス的なベテラン選手に代表される古豪の激突は、1−1の引き分け。なんとなく相応しい結果のように感じますね。
 ポルトガル対イングランド。サトシが一応の対抗馬としたポルトガルの初戦は、ベッカム、オーウェン等率いる強豪イングランド。早々にベッカムのクロスから2得点をゆるしたポルトガルが、そこから「黄金の中盤」の力を存分に発揮し3−2と大逆転勝利を納めました。見たい試合だったなあ・・・。



6月13日
 やけに雨が多いと思っていたら、いつの間にか梅雨入りしていたのですね(汗) 僕にとっては(ていうか多くの人にとっても)一年中でもっとも憂鬱な季節ですな。家でサッカーを見るのには良い季節と言えない事もないけれど。

 欧州選手権・ユーロ2000、グループリーグ予選、オランダ対チェコ観戦。サトシが堂々の優勝予想をしたオランダの初戦です。相手は地区予選を驚異の10戦10勝で勝ち抜いてきたチェコです。
 オランダのスタメンはなんと全員国外リーグでプレイする選手達だそうです。スペイン5人、セリエA4人、イングランド・プレミアリーグ2人。それらのリーグのオールスター選抜ってな感じの顔ぶれです。3バックを見事に統率するのはF・デブール、中盤にはオランダの誇る2大ゴリラボランチ、ダ−ヴィッツとシードルフ。この二人は本当に凄まじい迫力があります。そしてトップにはオランダ期待のストライカー、クライファートとベルカンプ(はもういい年なんだけど)。
 試合開始直後からさすがの攻撃力をみせるオランダ。中盤は圧倒的に支配しています。ほとんど80%はチェコ陣内でボールが動いていました。オランダの3バックはセンターラインのあたりです。ここまで極端なあがりを見せるのはオランダの守備陣だけですね。
 しかしチェコは極端に守備的なシステムでオランダの猛攻を跳ね返します。見た感じでは5バック2ボランチ、攻撃はなんと202センチという超大型のCFと、その周りを衛星のようにチョコマカと動き回る二人の小柄でスピードのある選手の3人だけにまかせているようです。最終ラインから巨人のところへロングパス、ヘッドで落とすかあるいは巨人がキープした間に走り込んだ衛星二人がフィニッシュという典型的なポストプレイです。バカみたいに分かりやすい戦術ですが、この巨人は空中戦が強い事は言うまでもなく、でかいくせに足技も器用にこなすという素晴らしい選手で、この選手のおかげで実に効率良く機能していました。
 この超守備的なチェコの陣を、近代サッカーの最高峰オランダがいかにして崩せるのか非常に興味深かったのですが、
崩せませんでした。あれだけ引いた相手を崩せるのは、個人技に勝るブラジルのタレント集団位でしょうか。正直ブラジルでもどうかと思うけれど、少なくとも組織力で崩すのは不可能だと思います。前半は両チームともにただの1度も決定的チャンスを作れないまま終了。

 後半になると流れは一変。今まで守備一辺倒だったチェコが猛攻を開始します。まったく別のチームをみているようでした。右から左から中央から、怒濤の攻撃でオランダの守備陣をズタズタに切り裂きました。少なくとも2点は入っていてもなんの不思議もなかったです。チームをこれほど劇的に変化させる事の出来るチェコの監督はなかなか素晴らしい手腕です。
 一方オランダの監督はあのライカールトです。88年欧州選手権でフリット、ファンバステンらと共にオランダを優勝に導いた名選手です。ですが、言うまでもなく名選手は必ずしも名監督にはなりません。後半疲れて極端に動きが悪くなっていたベルカンプの交代時期も、あるいはチェコのカウンターでバラバラに崩されたディフェンスラインの修正も、僕の見た限り全然出来ていませんでした。オランダの穴はこの監督でしょう、おそらく・・。
 試合は試合終了直前、PKで(この判定もなんだかちょっと・・・・って感じでした)なんとか1点を奪ったオランダがからくも勝利。この試合内容でオランダの実力を疑うべきか、あるいはこの内容で勝てたオランダの運の強さを認めるべきか僕は判断しかねますが、それでも優勝オランダのサトシ予想はそのまま置いておきます。
 ちなみにもう1試合、フランス対ベルギーはフランスが3ー0で圧勝したそうです。ジダンが絶好調だとか。



6月12日
 今日は洗車をしようと思っていたんだけれど、あいにくの雨。いやいや残念だなあ・・・。あー、洗車したかったなあ・・・・・。僕は車を全然洗わない事で有名ですが、僕の価値観で言わせてもらうと、車をいつもピカピカのツルツルにしておく必要はありません。全っっっ然ありません。貴重な休みを洗車で潰す事など(僕にとっては)おそろしく馬鹿馬鹿しい事です。みんな勇気を出して汚い車で街へ繰り出そう!

 欧州選手権・ユーロ2000、グループリーグ予選、イタリア対トルコ観戦。朝寝坊したので後半からの観戦となりました。
 イタリアと言えば中盤からの堅固な守備でカウンター、最後は強力なトップ選手におまかせってな感じの、守備が基本のチームだと思っていたのですが、ちょっとイメージが変わりましたね。まず守備がちょっと甘いです。マルディーニ率いるイタリアの4バックは、トルコの中央10番の選手のドリブル突破、そして左サイド19番の選手のタイミングの良い飛び出しと正確なセンタリングに随分と苦労していました。
 一方攻撃はさすがに分厚いものがありますが、どうもみんながみんな「俺が俺が」ってな具合に好き勝手に攻め上がっていきます。一応司令塔の位置にはトッティが入っていたみたいだけれど、ゲームを組み立てているとは言い難かったです。「ローマの王子様」が「イタリアの王様」になる日は未だ先の事になりそうです。しかしながらこのメンバーでチャンスとみるやガンガン攻め込んでいく攻撃は、つぼにはまるとかなりの威力を発揮しそうな感じですね。
 後半25分、イタリアは左ひざの大怪我から復帰したファンタジスタ、デルピエーロを投入。イタリアは直後にFKをゴール前で得ます。距離は30メートル以上あったと思いますが、直接狙っていきました。絶妙のコースへ力強い弾道で飛んだボールは、しかし運悪くポストを叩きましたがやはり世界トップレベルの選手です。昨日中村俊輔のFKを絶賛したばかりですが、この距離であのシュートは俊輔にはまだちょっと打てないだろうと思います。それからもデルピエーロは何度かチャンスにからみましたが、なぜか右サイドでのプレーばかりです。得意の『デルピエーロ・ゾーン』でのプレーは1つとして見られませんでした。あるいはひざの怪我の影響かもしれません。僕はこの選手好きなので、はやく全開のドリブルが見てみたいです。
 試合はイタリアが2−1で辛勝。イタリアのふがいなさよりはトルコの健闘が目立ちました。



6月11日
 大掃除をしましたが、残念ながら天気は雨。部屋を片付ける日はきれいに晴れて心地よい風が吹くような日が良いんだけどなあ・・・。でももう時間がないのでしかたないっす。
 本の整理の為に本棚を2基購入。本の整理をしだすと、同じ作家なり同じジャンルなりの分類をするのが楽しいのだけれど、そんな事してると日が暮れてしまいます。放り込むように棚に納めていったんだけど我ながら無節操な感じです。困ったもんだ。 

 キリン杯日本対スロバキア戦観戦。シドニー五輪で対戦が決まったスロバキアですが、どのようなチームであるのかさすがに僕も知りません。チェコの片割れみたいなものだから(違うのかしら・・)強いんだろうとは思います。少なくともジャマイカよりは強いはずです。
 対する日本は先日のハッサン2世杯とほぼ同じメンバー。ただし中田、名波、城のヨーロッパ組はお休みです。休ませるという大義名分はあるけれど、この過密スケジュールでは他のメンバーだって大変なはずです。やはり無理をして勝ちに来ないというトルシエの考えが見え隠れします。スタメンは中田の代わりに奥(ポジションは中村と入れ替え)、名波の代わりに三浦敦宏、残りはフランス戦と一緒。
 前半開始5分。右からのコーナーキックがこぼれた所を押し込まれました。日本のDFがちょっと見合ったような感じもありました。
 しかし早々に失点した事で面白くなりました。トルシエが攻撃的な戦術を見せる事が出来るのか、ちょうど良い機会です・・・・等と考えているうちに、日本がゴール正面でのFKを得ました。蹴るのは当然中村俊輔。
鳥肌がたちました。得意の左足から放たれたシュートは、大型選手揃いのスロバキアの壁を越えゴール左上、まさにその一点しかないという所へ吸い込まれました。俊輔のFKは世界レベルだと思ってはいたけれど、これ程のものとは・・・。世界トップレベルと言ってしまって構わないかもしれません。もう少しパワーをつければ完璧なんだけど。
 スロバキアは大変分かりやすいサッカーをします。攻撃は右サイドからか最終ラインからのロングボールでカウンターのどちらか。これだけ徹底して単純な攻撃なら日本守備陣は容易に押さえられるでしょう。そして中盤での守備がほとんどない代わりに、ゴール前で大変堅い守備を見せます。こういうチーム相手だと日本には崩す手段がありません。個人の選手の閃きにかけるしかないでしょう。そして今日は中田英寿はいません。前半の20分以降はほとんどなんの見せ場もありませんでした。

 後半15分決定的なチャンスが2度訪れましたが、運悪く得点ならず。この試合は6人もの選手交代が認められていますが、未だトルシエは動きません。今日は西沢も森島もあまり良い動きがみられません。後半開始時点で最低西沢だけでも代えるべきです。2人同時でも良いでしょう。もちろん勝利が欲しいならという事だけれど・・・。結局「やれやれ、そろそろ動いておくか」てな感じで柳沢が投入されたのは後半25分位でした。そして30分なんと司令塔・中村俊輔に代えてDFの中西を投入。同点であるにも関わらず、守備を分厚くしてきたのです。しかも本来ストッパーの中西をそのまま攻撃的MFの位置にいれてしまいました。全く訳が分かりません。中村は今日はなかなか良かったのですが。40分FW久保を投入し、ようやく2トップにしました。遅すぎる!! 久保、柳沢は結局何も出来ずに試合終了。
 スロバキアは確かに思っていたよりは強いチームでしたが、監督の采配次第では勝てない試合ではありませんでした。がっくり・・。



6月10日
 僕の住んでいる寮は半年に1回位各部屋の検査があります。僕は普段からかなりハードな部屋の使い方をする奴なので、検査の前にはかなり気合いをいれて掃除をしなくてはなりません。そういう訳で明日はおそらく1日がかりで部屋の大掃除をしなくてはならないんだけど、僕はまたモノをなかなか捨てられない典型的なお掃除下手なので、結局あれをあっちに移動して、それをこっちにもってきてしてりするだけで要らないモノは全然減りません・・・(泣) ふん、ゴミ問題は深刻化しているし
贅沢は敵だ! ・・・強がってみました・・・。
 ユーロ2000は開幕するし、キリン杯はあるしで忙しいってのに迷惑な話だよな、まったく。


6月9日
 「シャイニングフォース」は7泊8日の間にクリアしなければ、時間切れでプレイ出来なくなります。そういう訳で本を読むのも日記を書くのも忘れて、ゲームに没頭しております。あ、日記を続けるコツは
毎日書かない事だそうです。なるほどねえ。
 明日はユーロ2000の開幕でもあるし、日本代表のキリン杯はあるし、「サカつく」がやりたくなってきているしで、当分の間は本を読むひまもなさそうな感じのまさにサッカー月間。ちなみにユーロ2000の予想はガチガチの大本命すぎて申し訳ないんだけれど、やっぱりオランダですね。はっきり言ってオランダが頭2つ抜けてる感じがするので、それ程有力な対抗とは言えないかもしれませんが、あえて挙げるならルイ・コスタ、フィーゴ等「黄金の中盤」が円熟味を帯びてきたポルトガルが対抗馬。で、応援するのはもちろんユーゴ! おそらく本大会が最後の世界大会になるであろうストイコビッチ。なんとか最後のひのき舞台で活躍して欲しいです。がんばれ、ユーゴ! がんばれ、ピクシー!! 愛してるよ〜!!
 またサッカーねたになってしまった・・・・。


6月7日
 またしてもサッカーの話で申し訳ないですが(別に申し訳ない事もないけれど)日本がジャマイカに勝ったそうです。
 スポーツニュースでかいつまんで見ただけですが、城が2得点、柳沢(ひさしぶり!)とカズが1得点ずつ。まあ、圧勝だったみたいですね。
 嫌な予感がしますね・・・。相手はフランスW杯でまさかの敗戦を喫したジャマイカ。あの時対戦したチームの印象を言うなら、アルゼンチンは『ひょっとしたら勝てるかもしれない国』、クロアチアは『多分勝てないけれど出来たら勝ちたい国』、そしてジャマイカは『勝たなければならない国』です。『勝てる』ではなくて『勝たなければならない』です。10回やったら6勝3分け1敗位の力の差があったはずですが、その10回に1回がピタリとはまってしまいました。
 その屈辱の1敗をしてしまったジャマイカに圧勝。そして先日はW杯王者フランスと事実上の引き分け。W杯チャンピオン相手に『善戦』し、勝って当然のチームに『雪辱』という格好で勝ちました。
 あー、嫌な感じですねえ・・・。この2戦でもはや風前の灯であったトルシエの命運がとりあえず復活する事は確実です。今までクソミソに叩きまくっていたマスコミも解説者も一気に好評価をくだすでしょう。たったの2試合で。トルシエはここで好結果をだした以上、次のキリン杯では無理をして勝ちにいく必要はなくなりました。不様な負けをくらわなければいいのですから、守備陣の整備はたしかに上手いトルシエにしてみればお手のものでしょう。多分契約期間は延長されます。最悪、2002年まで彼で行くとか言い出しかねません。
 ますます憂鬱になってきました。サッカーの事書くのしばらくやめ。


6月6日
 昨日はやけにハイになっていたので、やたらと長い日記を書いてしまいました。結構な熱弁なので落ち着いて読み返してみると、ちょっと恥ずかしいです(ポッ)
 たったの1試合書いただけでこの調子では、ユーロ2000がはじまったらどうなることやら・・・。フランスW杯の時はNHKの衛星放送で中継したので、毎夜寮の食堂でTVにかじりついていて無気味がられたりもしましたが、今回のユーロ2000はWOWOWで放送されます。あー、見たい見たい!全部見たい!! 期間中だけ実家から通おうかな等と本気で企むサトシでした。


6月5日
 気合いで夜中の2時まで起きていて、フランス戦を観戦しました。
 さてフランスのメンバーはサトシの予想ははずれて、ベストメンバーと言っても良い連中が出てきました。ジダンも出ました。おそらくこれは来たるユーロ2000のメンバーと同じものになるでしょう。システムはオーソドックスな4-4-2。
 対する日本FWに誰をもって来るのかと思っていたら、西沢と森島のセレッソコンビ。事実上西沢の1トップの3−6−1みたいなシステムですね。
 ゲーム開始後しばらくは互いに様子見でしたが、さすがに地力に勝るフランスが押し込みはじめました。しかしそこはそれ、フランスW杯の時「あいつがシュートを打つとゴールからむかい風が吹いてくる」と酷評されたユーリ・ジョルカエフのシュートミス等でとりあえずは押さえています。分かっていた事だけれど、日本のフラット3の安定感はなかなかたいしたものになりつつあります。
 そして前半35分、相手陣内で稲本がボールを奪い、素早くゴール前の森島へ。さすがに現在Jリーグ得点王、落ち着いてヘッドで押し込み待望の先制ゴール! この試合稲本の動きが非常に良かったです。やや上がり過ぎるかな?って場面もあるけれど、ボランチとして十分な働きだったと思います。
 さらに前半のロスタイムにはゴール前でなぜか超ドフリーになった中村俊輔がシュートするもこれは枠に飛ばず。この試合で1番決定的なシーンでした。そのまま前半終了。
 なんかおかしいですね・・・。フランスの守備陣がやたらとバタバタしてるみたいです。W杯の時にはあれ程の安定感があったのに・・・。超人・デサイ−ですらドタバタやっています。フランス御自慢のダブルボランチ、デシャンとプティの動きは良いのだけれど。特にプティはw杯の時よりも随分素晴らしいボランチになったような気がしますね。これじゃユーロ2000はダメとみた。

 さて後半。日本はメンバーの交代はなし。ちなみにトルシエの選手交代術はかなりひどいレベルだと思います。
 後半開始からさすがにかなり前掛かりになってきたフランス。なんかやばいぞって思いはじめた頃、後半15分ジダンにやられました。プティのロングボールが絶妙な位置に落ちました。そこにジダンが突進。GK楢崎も飛び出していきましたが(ちょっと遅かったです)、長身とハゲ頭をいかしてバランスを崩しながらもゴールに流し込みました。このボディバランスはさすがです。それにしてもこいつホントに禿げたな・・・・。
 同点にされたところでトルシエが動きました。中村俊輔にかえて三浦敦宏を投入。たしかに俊輔はいまいち動きが悪かったし、三浦は守備も上手いのでまずまず納得の交代かな?・・・なんて考えていたら、なんとこの采配がピシャリとはまってしまいました。
 25分、三浦のクロスボールを西沢がダイレクトボレー! 夢のように美しいゴールで、再び勝ち越しました。森島・西沢のコンビは使えますね。
 2点をとった日本ですが、はたして課題である攻撃の形が出来てきているのか? これには僕は非常に疑問を抱きます。この試合の攻撃に関する戦術でハッキリと分かったのは2つ。まずは比較的遠くからボールを放り込む単純なサッカーをしようというのは、なんとなく見えました。そしてもう一つハッキリと見えたのは、中田が前向いてボール持ったらとりあえず全力で走れってことです。これについてはハッキリと分かりました。間違いなく約束が出来ています。しかしこれは戦術でもなんでもなくて、ようするに「攻撃のアイデアは中田にまかせた」って事なんじゃないの? 断言します。攻撃に関してのトルシエの戦術は全っっっっっ然あてになりません。
 これはひょっとしたら勝てるかも・・・・なんて思いはじめたら、すぐにまたしても同点にされてしまいました。またしてもジダン。この選手はなにをやらせても非常に上手い素晴らしい選手ですが、なかでもボールのキープ力は突出しています。長い上に実に細々とよく動く足を持っていますね。エリア内でジダンに持たれ、その間に上がってきたジョルカエフが汚名返上とばかりにスライディングで押し込みました。
 最後の15分位は互いに疲れが見えましたが、やや日本が押し込んでいた感じでした。そのまま試合終了のホイッスル。でPK戦へ。
 
 ここで悪夢が起きました。
 言うまでもなくビールを飲みながら観戦していたサトシですが、PKの準備をしている間に集中が切れました。
気が付いたら朝10時だった。一体なんの為に頑張って起きていたのやら・・・(汗)
 結果は惜しくもPKで敗れたそうです。疲れた・・・・・。



6月3日
 ドリ−のゲーム配信サービス、ドリームライブラリーってのでなつかしの「シャイニングフォース」を借りてきました。画の方はそれ程の違和感を感じないんだけれど、音がちゃちですね。こんなにピコピコした音楽だったんだなあ・・・。そういう事はともかくこのゲーム今やってもかなり面白いですな。
 フランス戦はTVではやらないかと思っていたんだけど、
午前2時から放映するみたいです。・・・・仕方ないなあ、見よう。我ながら愛があるな。


6月2日
 「レンタヒーローNO.1」を終わらせたんだけど、なんと
ラスボスに負けたのにエンディングを迎えてしまいました。このゲーム依頼された仕事に失敗したり、敵に負けたりしてもゲームオーバーになる訳じゃありません。負けたら病院にかつぎこまれるだけ、仕事の方は警察やら他のレンタヒーローやらが解決してしまうので、ストーリーはサクサクと進んでいくんだけれど、まさかラスボスに負けたのにそのまま終わっちゃうとは思わなかったなあ(笑) このゲーム戦闘が以外と難しくて(あるいは僕が非常に下手で)、ちょっと気を抜くとザコ敵にもやられちゃったりします。必殺技をくり出そうとすると、モーションの間にぼこぼこにされたりするので、結果的にある程度のダメージを覚悟して接近し投げをうったり、数ある必殺技を封印してちまちまとした体力の削り合いになる事が多いんだよね(泣)

 たしか明日はサッカー・ハッサン2世杯、日本対フランス戦があります。新聞で読んだとフランスのメンバー予想では、ジダン、デシャン、プティ、テュラム、デサイ−等々の豪華メンバー。これはほとんどW杯優勝メンバーそのままですが、ホントにこんなメンバーが出てくるの? 直後に欧州選手権・ユーロ2000を控えたフランスが、日本戦にベストメンバーを出してきてくれるのか、ちょっと眉唾って気がします。最終調整って事もあるかもしれないけれど、それでもジダンは出てこないとサトシは予想します。



6月1日
 なんだかんだで(何もないんだけれど)もう6月です。
 なにかのTVで見たんだけれど、目を閉じて自分の感覚で10秒数えると、一般的に年をとっている人は実際の10秒よりも短く、若い人は10秒よりも長いと感じるそうです。よく年をとると月日が過ぎるのが早くなるとか、1年なんてあっという間だとか言うけれど、実際に年齢がいくと時間の経過を早く感じるようになっていくって事ですね。
 さて僕は10秒をどの程度の時間として認識するのかというと、試していないから分かりません。だって恐いんだもの・・・(汗)。7秒とか8秒とかを10秒だって認識しちゃったら、結構なお年寄りって事になっちゃうんだよね。あー、嫌だ嫌だ! なんて嫌な話なんだろう・・・ってなら書くなよな。

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