国交省内の労働組合は、連合加盟の組合と共産党系全労連加盟の組合があります
 
 国土交通省の職場には、国公連合を通じ連合に加盟する組合(国交職組、全開発)と、共産党系全労連に加盟する組合(全運輸、全建労、全気象、全港建等)の、大きく分けて2種類の系統の組合があります。
 国土交通省の前身である建設省に共産党系の全建労しかなかった時代、組合は政治闘争を経済闘争より優先させ、政党の一部なのか労働組合なのか判らないような状態が続いていました。この間、賃上げや処遇・執務環境改善などを求める組合員の声は無視・軽視され、「吉田内閣打倒」「池田内閣打倒」「安保反対闘争」を至上として活動していました 。
 私たちの先輩は、組合員の切実な要求である経済的地位の向上に真面目に取り組む組合として、国交職組の前身である「建設省職員組合(建職組)」を結成し、何よりも国民の負託に応える明るく働きやすい職場づくりに取り組んできました。一貫して「話しあい重視」「合法的手段での取り組み」を大切にして、地道に運動を展開してきました。少しずつではありますが、その成果を上げ、着実に前進してきたと確信しておりますし、全建労運動にも少なからず影響を与えてきたものと自負しています。これらの歴史については、別にまとめてありますのでご覧下さい。(国交職組の歴史