歴史的車両保存推進議員連盟

01年10月5日


 

日本二輪史研究会の

クラシック・マンスリー

当研究会に付いては01年

3月10日号をご覧下さい。

 

 
 この議員連盟は、日本二輪史研究会のクラシック・マンスリーNo.287によると、本年1月1日に設立されたもので、民主党の前田雄吉議員が設立世話人となっています。設立趣意書によると、設立の趣旨はおおよそ次のようなものです。

 欧米ではクラシックカーや古いバイクは貴重な文化遺産、技術遺産と考えられています。各国はこうした古い車輛の保存に関して厚い保護政策を取っています。
例えばフランスにおいては19世紀の自動車にもオリジナルのままでナンバーを交付し、走行許可を与えています。
これに対し日本では、厳しい車検制度があり、例えばヘッドライト一つ取り上げても、古い車輛は電圧が6ボルトのために、ライトテストで照度不足とされ、車検は取得できず臨時ナンバーさえも交付されません。
こうした車両の救済と保存に向け、議員立法による特例を認める方向で活動を行うなど、古い車輛を文化、技術遺産として保護を進める。

(上記は私なりの解釈です。より正確に詳しくお知りになりたい方はクラシック・マンスリー287をご覧下さい) 

 60年代にホンダが2輪GPで活躍していた頃、ホンダではレースで活躍したバイクを、用済みになるとスクラップにしているようだ、ホンダはけしからん、などと言われた事があります。当時のホンダはただ勝つ事だけを考えていたでしょうから、そうした事は恐らく実際にあったのでしょう。

 しかし時は移り、現在ホンダ・コレクションホールへ行けば、当時の名車を見る事が出来ます。そして現在上記のような議員連盟が存在すると言うことは、まさに隔世の感がありますね。

 ところで今回は10月10日ではなく、少し早めにアップロードしたのには訳があります。
10月8日の体育の日に筑波で2輪旧車の国内最大のイベント「タイムトンネル」が行なわれます。なかなか面白いイベントですから、まだ1度も見た事がないと言う方は行って見てはいかがでしょうか。 旧車部品や用品の店も面白いです。

 

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