02年1月10日
もう30年以上も自動車とオートバイに乗っていますが、自動車ファンとオートバイファンというものは微妙に雰囲気が違います。 先ず自動車ファンはなんとなくスマートでリッチな感じがしますが、オートバイファンはどことなく泥臭く、ちょっと貧乏そうな感じがします。しかしこれは裏を返せば、50代くらいの人がオートバイのBMWなどに乗っているといかにもマニア風でカッコ良く見えますが、同じ人がフェラリなどに乗っているとリッチそう過ぎて返ってイヤミに見えるということもあるかも知れません。 私はこれまでオートバイに乗っている人との付き合いの方が多いですが、オートバイファンというものは自動車ファンよりもライバル意識のようなものは高いですね。以前はオートバイのツーリングクラブのツーリングによく参加しましたが、そうした際に初めて参加した人などと話しをすると、オートバイのキャリアなどに付いて張り合おうとする意識のようなものを感じることが良くありました。 この点自動車ファンはどことなくおっとりしている感じです。 そう言うことから来るのでしょうが、オートバイファンは高いクルマかどうかをかなり気にするところがあります。ソロのオートバイに乗っていた時に知り合った人が、次に会った時には私がサイドカーに乗っていたら態度がころっと丁重になった、などと言う事もありました。 その点スーパーセブンのオーナーでスーパーライトRに乗ってる人がクラシックの人を軽く見るなどと言う事はなく、みんな和気あいあいとやってますね。(心の底ではどう思っているか分かりませんが、少なくとも態度に出すことはありません) またオートバイファンは意外とズケズケとものを言いますが、自動車ファンはお互いを尊重しようという気配りのようなものがあります。こう書くといかにも自動車ファンの方が良いように聞こえますが、見方を変えればオートバイファンは本音で接しますが、自動車ファンはなかなか本音を言わないという解釈も出来ます。オートバイファンはいかにも職人という感じがしますが、自動車ファンはエンジニアといった感じです。 オートバイファンはしかし何かあったときには助け合うという気風があり、知らない人でも故障して困っている人がいたら助けると言う事が多いです。ハンディを背負った乗り物だからいざとなったら助け合おうというところは良いですね。 私はオートバイファンの本音で話す職人風なところも自動車ファンの和気あいあいとした所もどちらも好きです。自分自身オートバイと自動車とどっちの方が好きなのかずっと前から分かりません。 あ、そうか。スーパーセブンは4輪のオートバイだからやっぱりオートバイなんでしょうか。 |