ライダースクラブとオートクラブ

10年1月4日


ライダースクラブ創刊号

1978.6

初めての大人向けオートバイ雑誌

表紙はモトグッチ850ルマン

 
ライダースクラブは1975年から季刊として5号発行され、その間根本健さんが「根本健のGP観」などを執筆していましたが、1978.6月号から松島健二さんが編集者、根本健さんが編集者の一人として、初めての大人向けのオートバイ雑誌として月刊誌としてライダースクラブ社の発行でスタートしました。この発刊には私など随分賛同する思いがありました。
最初に井戸を掘ったのはライダースクラブだという思いは今でもあります。

オートバイ雑誌界の巨塔八重洲出版がモーターサイクリスト別冊を出したのが1978.11月号からだから、これはほとんど真似をしたと見ていいでしょう。1987年からは別冊モーターサイクリストとなってます。

ライダースクラブ社はその後竢o版社と合併し、現在はライダースクラブは竢o版社の発行となってます。

ライダースクラブについては多くの人は知っていると思いますが、今回ここで取り上げたいのは竢o版社から1997.11頃に発刊となりほぼ1年で廃刊となったオートクラブです。

この雑誌は98年5月号でバーキン特集をしていたことからスーパーセブンに乗っている私としては興味があって購入したものですが、これがなかなか内容のある雑誌でした。
一番の特徴はいろんなものを実際に購入してためしていることです。

98.5月号に乗ってるだけでも、主だったものだけでポルシェ993にアイメックのサスとフロントスポイラー、BMW325iにキセノンランプとステアリングの革巻き直し、200万でフルレストアBMW2002購入、NSXにレカロシート(根本健さん担当)、さらに中古のフェラーリ348tsまで購入してます。

なかなか読みごたえのある雑誌だと思いました。ただしわたしはこの当時スーパーセブン専門のオートジャンブルを購入してたのでオートクラブを購入したのはこの1冊だけです。ほぼ1年で廃刊となりましたが、金が掛かりすぎたというのも大きかったのではないかと思います。やっぱり面白いものは金が掛かるんですね。ステアリングの革巻き直しというのはプラスチックのステアリングに革を巻くというもので実用車で利用できそうです。
ステアリングは革が一番だと思います。

なおバーキン特集では「ケントエンジンといえば常にバーキン7とワンセットで語られるべき存在であるといわれてきた」などと、ムムと思わせる記述もありましたが、バーキンを扱っていたM社が広告主ですからこのあたりはご愛嬌ですね。

 
オートクラブ1998.5月号

竢o版社

バーキン御用達(?)

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