旧車オーナーの義務

11年10月22日


   
スーパーセブン・スーパーライト
R400

いいな

 
私が知ってるあるクルマ屋さんには時々イタリアのある旧車が修理で入ってきます。
その旧車は塗装は完全に劣化してあちこちに錆すらあり、シートはぼろぼろと見るも無残な姿です。

こんなになっても修復しないんだろうかと思わずにはいられません。
お店のご主人は100万円くらいでのレストアを提示したそうですが、オーナーは全くその気はないそうです。ご主人のお話ではそのクルマのオーナーは「クルマが朽ち果てて行くのを見るのがいい」と言ってるそうです。

ある程度以上名のある旧車、あるいは希少な車のオーナーには普通の車のオーナーとは違った義務があると私は思います。そういう車は出来る範囲内でいい状態を保って次の世代に引き継ぐようにすべきだと思います。そうした義務はオーナーにはあるのではないでしょうか。自分の所有物だから朽ち果てさせてもいいんだということにはならないと思います。

今私たちが旧車を手に入れることが出来るのは、すべてそれまでのオーナーの努力があるからです。今たまたまある旧車を手に入れた者はそれまでのオーナーがしてきたことと同じ努力をすべきでしょう。「自分の車だから朽ち果てさせてもいいんだ」と言うことになってしまえば旧車はあっという間になくなってしまいます。

クルマが朽ち果てていくのを見るのがいいという趣向は理解できなくもないですが、そういう趣向はどこにでもある車で実践すべきでしょう。

 
   
ケイターハム・スーパーセブンも
参加資格あります。

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