フォーミュラワンホイール
主な使用目的が休日のツーリングですからウェーバー・アルファの装着とレーシングスクリーン以外にさほど大きな変更はありません。 ブレーキペダルとアクセルペダルはかなり離れていてヒールアンドトーがやり難くなっていました。 これは購入もとの話では現在ではセブンでも安全性の観点からブレーキペダルとアクセルペダルを踏み間違えそうな作りを控えているのだという事でした。 ブレーキペダルは図面を描いて近所の鉄工所でS字状に曲げてもらいアクセルペダル側に3センチほど寄せました。 ブレーキの効き具合はノーマルの状態では決して良い物ではありません。 きっちり減速できる自身が持てないのでつい早めに減速してしまい、セブンで特に重要な回頭の始めでフロントに十分な荷重を乗せることが出来難くなっています。 あるショップで相談したところ「前後ともパッドを初期制動の良い物に張り替えてブレーキローターを研磨すればかなり良くなりますよ」と言われたのでそこでやってもらいましたが、十分に満足できる状態となりました。 なおパッドの張替えというのは焼きばめでするそうです。 フロントだけAPレーシングの対向4ピストンにした場合ですが、このブレーキキャリパーはノーマルの2ピストンに比べピストン面積が1.8倍になりますから油圧レシオも1.8倍となり、単純に考えてもフロントの制動力は1.8倍になります。 ただしノーマルのキャリパーで上記のように剛性感はかなりありますからストロークが1.4倍になってもむしろ「真綿で締めるような感じ」になるのではと思います。 ところで油圧レシオの話ですが、オートバイ雑誌などを読むと「ブレーキキャリパーのピストン(対向2ピストンでは2つある)の総面積をマスターシリンダーのピストンの面積で割る」として計算しているようです。 タイヤはグッドイヤーのイーグルNCT195/50ー15がスタンダードとして付いておりましたが、このタイヤは恐ろしいほどグリップが悪く、1速に入れたまま回転を上げてぽんっとクラッチをつなぐと後輪がキューと空転してクルマはその場に静止したままと言う、まるで英国のキットカーのコブラ427レプリカのビルダーが顧客の前で演じて見せるデモンストレーションそのままと言う状況でした。 これではまずいと言う事で代わりのタイヤを調べましたが、通常良いと言われている物でもセブンのように超軽量のクルマに装着した時でも所期の性能を発揮するとは限りません。 そんな時に都合良くAJvol.17でセブンのタイヤテストが実施され、この記事を参考にミシュラン・GTXビラージュに決定しました。 その後ダンロップ・フォーミュラ901、同DIREZA DZ101を使用してますが特に不満はありません。 空気圧は実走行状態時に1.6s/cm2辺りが一番良さそうで、通常冷間で1.55s/cm2を下回ったら1.6s/cm2に調整しています。 ホイールはセブンホイールあるいはプリズナーホイールと呼ばれる15インチのもの(下の写真)がついてましたが、現在は14インチのフォーミュラワンホイールをつけてます。 セブンホイールはそのデザインが昔あこがれていたロータス・エランのホイールに似ているので永く愛用しましたが、フォーミュラワンホイールにして乗り心地もグリップもかなり改善したように思います。 この8本スポークというのは、アルミホイールの本来のあり方からするとスポークの数は奇数になるのが剛性を均一にするという点で正解なんでしょうが、偶数だとクラシックな感じが出ますね。これは木製スポークを連想させるからだろうと思います。サイドカーの名車であるトロイカもスポークの数は6本あるいは8本でクラシックな感じを出してます。 それ以外の改良箇所は小さなことばかりですが列挙すると、セブンのターンシグナルのインジケーターランプは暗くてとても見にくくこれを明るい物に換えた (この効果は意外と大きかった)、クニャクニャしたターンシグナルスイッチを剛性感のある物に換えた、 |
セブンホイール