ばらに寄せて 3

              
**写真集のばらたち**     

                           あんりゆき「英国の薔薇」より
                                 −文化出版局−

 

本屋さんに行けば、ガーデニングの本が

たくさん並んでいる。

お店を始める前に、ガーデニングに少し興味を持ったが、

根が面倒くさいがりなので、

結局実践はせずに、本を眺めるだけで終わった。

フラワーコーディネイトも、

むかーし「生け花」を習ったぐらいで、

今、はやりの洋風「花あしらい」は出来ないままである。

(しかし生け花も、まともには活けられない・・・。)

 

余談である。

このHPにも、よく登場してくれる「ますみさん」も、

ばらの花には思い出があるそうで、

それをちょっと語ってくれた。

昔まだ、ますみさんが日本で、

ダンナさんのポールさんがカナダにいた頃、

ますみさんの誕生日に、

ポールさんが深紅のばらの花を50本、

カナダから送ってきたそうだ。

私だったら大感激ものなのだが、

ますみさん曰く、

「うーん、ばらの花より、ロプスターの方がよかった。」

それで、そのばらを近所中にくばったそうだ。

大枚はたいて、50本の深紅のばらを送ったポールさんは、

恋こがれた相手から、「食えるものの方がいい」と

言われていたことなど知る由もない。

 

さて、話を元に戻そう。

6.7年前に買った、フラワーアレンジメントの写真集がある。

「ばらの花」のあしらいだ。

いろいろ好きな花はあっても、結局選んでしまうのは、ばらの花。

「好きな花は何?」と聞かれて、

「ばら」なんて答えてしまえば、

当たり前過ぎて面白くないが、

それでもやはり、

ばらの花が一番好きな私である。

 

 

                                「暮らしを飾る英国の薔薇」
                                   
あんりゆき・著
                                 
 文化出版局

       (以下の画像は、すべてこの写真集をスキャナーで取り込みました。)

 

 

                                                          大輪の薔薇とヘリオトロープ

 

 

                             ピンクや白の薔薇とミニチュアローズ

 

 

                         ピンクと黄色のミニチュアローズとユウギリソウ

 

 

                            イギリスの名花「グラハム・トーマス」とつるばら

                

 

                                 房咲きの薔薇とハンジー、シャクヤク、ヒノキの実       

 

 

                             りんごと大輪のモダンローズ。黄色の花は、
                               野に咲くエレムルス。

 

 

                              ピラカンサとドイツィアの花の下で。

 

 

 

                                  「ウィークエンドのバラ」
                                    堀井和子・横山美恵子・著
                                      文化出版局

         (以下の画像は、この写真集をスキャナーで取り込みました。)

 

 

                             大輪の一重咲き「ホワイトウィング」

 

 

                               ハロッズの紅茶の缶に活けた淡雪とラズベリー

 

 

                                    赤いバラ「ピカソ」ときんぽうげ

 

 

                           赤いつるばらのカクテル、雪姫、八重津姫、ベビーキャロル

 

 

                               木のバスケットにカクテル、ピラカンサ

 

 

                          レディヒントン、フレンチレース、アスクレピアス、るり柳

 

 

あんりゆきさんのアレンジは、英国で活躍されていただけあって、

ヨーロッパの気品が感じられる。

横山美恵子さんは、自分の庭で育てたばらの花を、

シンプルで素朴に、ささっとセンスよく活けてしまう。

どちらが好きかと聞かれても、

どちらも大好きなので困ってしまう。

ばらにかすみ草は、いただけないが、

庭から切ってきた沢山のばらを花器に活ける。

いつかは、そんな生活を送ってみたいものだ。