進行方向は左。紫電の尾輪は、ゼロ戦に習って緩衝部が尾輪引き込み用油圧ジャッキのピストンになっています。

主脚の引き込み機構独自デザインでが凝っていたのに比べ、こっちはあっさりゼロ戦のコピーと言いたいところですが、ゼロ戦が油圧ジャッキの機体側の回転軸も尾輪本体と同じバルクヘッドにとって急角度だったのに対し、こっちは垂直尾翼の桁について引き込み方向に直角に近いので、地上で引っ込んじゃう故障とか多そうな気がします。

ゼロ戦に比べて重量が大きいので緩衝部もでかくなり、ゼロ戦みたいなコンパクトなジャッキが使えなかったからなのでしょう。

紫電改では陸軍機に見られるようなオーソドックスな二つ折れストラットで引きこむようになりました。

主脚
紫電改の尾輪 ゼロ戦の尾輪
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