青ボタンインコのハーコさんは、バカでわがままなとりちゃんでした。

ぼくの不注意で死なせちゃった。以下は思い出の文になってしまった。

盛りがつくと非常にうるさいです。

でもかわいい。

好きなものは水浴びと、キムチ。果物とか野菜は嫌いらしい。

たしか97年の生まれ。卵を産んだりするからめんどりだね。

ペット屋で、最後まで売れ残ってたので、一人でえさを拾えるくらいまででかくなってました。

で、さらに1週間まって、まだ残ってたので買った。

ペットやのおやじがカゴに手を突っ込むとき、いっしょにいたセキセイのひなも含めて、逃げようとしたのが見えたので、ちょっといやな予感がしました。

 

さらに、ペットやのおやじがこいつをつかんでカゴから出すのが荒っぽくて、カゴのすみに頭をぶつけられるのを見て、ますますいやな予感がしました。でも買った。

案の定、すごく人を怖がるように育てられていました。愛情がなかったのね。

カゴの前で飯を食ってみせ続けること三月ほど。やっとカゴごしにえさをねだるようになった。

さらに3カ月ほど餌付けして、頭をなでさせてくれるようになったら、それからあとは雪崩のようにベッタベタの甘えインコになってうるせえこと。

「あたまかいてくれ〜」と、朝の六時から騒がれると、ちょっと絞め殺したくなる。うそです。

写真はちゃぶ台のむこうの鳥カゴの上にのると、ちょうど頭が出るのでちゃぶ台で食事するハーコさんです。

最近まで、このポジションからちゃぶ台上に上がれることに気がつかなかったみたいです。冒険心は皆無のようです。(初めてだした冒険心とぼくの不注意が、命取りになるとは)

十年はいっしょかと思ったのに、たったの五年で、死なせちゃった。朝まで、とっても元気だったのに。

でも、ぼくはまた、また新しく鳥を飼ってしまうと思う。性懲りもなく。

ゆるしてね。ハーコ。

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