トランペッターがKVシリーズを立て続けに出したのは2005年のことだったようです。当時2500円ほどだったので良心的なキットでした。ので、買いまくった記憶があるのですが、今回発掘できたのはこの重装甲鋳造砲塔型と、簡易型砲塔型・・・ともに42年型だけでした。どちらを作ろうか迷った挙句、先に作ったズベズダに似ていない鋳造砲塔型を選びました。
ちなみに、簡易型砲塔型のキットの車体は、後部が直線処理をされていて、エンジンハッチもただの板になっているものが再現されていて、鋳造砲塔型と砲塔を交換して作りたくなるという、悪魔的なアレンジがなされています。火炎放射型も作れる・・・
キャタピラはフリウル。一個置きに左右分割の軽量履帯っていうやつ。
サスとかズベズダのでやったのと同じやり方で、可動にしました。このキットでは、転輪はキットデフォルトでポリキャップ使って転輪だけ可動です。でもなぜか誘導輪と起動輪は可動じゃない・・・可動にしたけど。
後ろ姿は、鋳造砲塔のほうが曲線のコーディネートが似合ってるという気がします。
乗員ハッチとエンジンハッチとトランスミッション点検ハッチと操縦手バイザーと砲塔ピストルポートと機銃のボールマウントを可動に組みました。
このキットは、KVマニアの方々から、「良いキットなのだが、何故か上部転輪の配置の比例にミスが有る」と指摘されているところが残念なキットらしいです。なので、いろいろな側面写真から、上部転輪位置を、サスアーム付け根とかを参考に修正して付けてみました。
テンプレートとかは作らなかったんで、トラペのキット作るたびに微妙に上部転輪位置が異なる完成品が量産される未来が予想されます・・・あるのか?そんな未来・・・
ズベズダのキットを作ったときに、エンジンハッチの下になんちゃってエンジンがあったのが楽しかったので、今回はミニアートのT−54のエンジンでも仕込もうかと思ったのですが、もったいなくてできなかったよ・・・
なんでプラバンとランナーでそれらしくエンジンをでっち上げました。
結構いい感じになってね?(自画自賛)
エンジンハッチは簡易型砲塔型のキットについてる平べったいやつをコンバート。
エンジンハッチの膨らみは、エアクリーナーをクリアするためかと思ってたんですが、平べったいハッチタイプのでは、エアクリーナーはギアボックス室側に収まってるみたい。膨らんだハッチの下にある、あのドラみたいな部品て、本当にエアクリーナなのかな?
砲塔の車長と装填手用のペリスコープは裏側から半田ごてで焼き潰して可動に。
KV-1の砲塔ハッチは、仕込まれたリングで回転しますので、それを真鍮リボン丸めてはんだ付けしたのとプラバンで再現。KV-2にはこの機構はないんですよね。不思議。
操縦手バイザーは、ヒンジアームを真鍮線で再現。写真撮り忘れたけど、輪っかの間はビールの缶を貼って埋めて、らしくしました。
機関銃はこのキットでは可動じゃないんでランナーでボール削り出して可動に。
実車のボールマウントはマジでただのボールなんで、機関銃を寝かせたりしても間違いではないっぽい。
車体側面の牽引ワイヤーを止めるターンバックルを真鍮線と真鍮パイプで。
ズベズダのキットと並べてみました。違和感はない。
でもね、上から見るとトラペのはフェンダーからキャタピラがビラビラっとはみ出てエッチなんだけれど、ズベズダのははみ出さないのです・・・トラペのが正しいらしい。