主脚の回転軸が胴体寄りにオフセットされているので、主翼内の脚収容スペ−スは、脚を降ろしたときの見掛けの脚の長さよりも短いスペ−スで済んでいます。ハセガワやエレ−ルのキットは主脚の長さをもとに主翼下面を設計したらしく、主翼上面のタイヤが収まるバルジと主翼下面のタイヤが収まる穴の位置が喰い違ってしまっています。

また、左上の図は回転軸がオフセットされていることを強調するために、そのまま畳んだ図になってますが、実際は主脚の回転軸は平面でみると、機首に向かって外向きに、側面でみると、機首に向かって上向きに設定されているので、主脚がたたまれてゆくと、あたかも脚のタイヤ面が進行方向にねじれてゆくかのような動きを見せ、収容時には、側面からみて、タイヤは進行方向に向かって斜め前にホイ−ル面を向ける形になります。

左下の図は、回転軸の角度を考慮に入れて造ってみました。わかりづらいでしょうけど。

以上のことから、主脚カバ−はタイヤとは前すぼみになるような角度で取り付けられていますから、脚を可動に組まない人も、脚カバ−の角度は、動かなくても動くかのようにみせるうえでのチェックポイントですよ。

 

 

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