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ミグ23の主脚は二つ折りにカモメの翼のように引上げられるのですが、その二つ折りになるしくみは、ちょっとミグ21の主脚のメカニズムと似ています。
しくみは意外にシンプルなんですが、構成はけっこう複雑なので、さきに、構造を、差し棒つけて勝手に名前を付けた止め絵でごらんください。
右脚を、真後ろから見たかんじです。比率とかはいんちきね。
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脚柱は、濃い緑で示した、横に延びた主主脚柱と、それにほぼ直角に、タイヤや緩衝部、タイヤカバー兼泥よけなどがセットになった、黄緑色で示したアクスル(って呼んでいいですか?)グループが回転軸で関節結合されて構成されています。この二つの位置を固定するために、青とピンクで示した二つ折りのストラットが、それぞれの先を主主脚柱とアクスルグループに関節結合され、青いリンクの中央部から関節結合された紫で示したひっぱりリンクが油圧ジャッキのレバーによって位置固定されているので、二つ折りストラットは伸びたままの位置で動けません。油圧ジャッキと主主脚柱の角度がアクスルグループの位置を決定しているのです。
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真上から見るとこんなかんじ。比例は他の図と対応してません。しかもいいかげん・・・すいません・・・面倒なんで・・・
主脚の折り畳み軸は機首上げ気味に設定されているので、実際は脚は斜め後上に引上げられます。
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で、動くとこんな感じ。
赤で示した油圧ジャッキが、濃い緑色で現した主主脚柱を引っぱり上げると、主主脚柱と油圧ジャッキの成す角度が狭まり、結果、黄色で示したピストンの先端に固定されたレバーが脚柱から見て時計回りに、下向きに回転することになります。すると紫のひっぱりリンクがストラットの青い方を脚柱から見て引っぱり上げる形になり、それにピンクが引っ張られ、アクスルグループがピンクに引っ張られて主主脚柱側に回転し、ほぼ一直線になるのです。
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リンクの動きをわかりやすくするために主主脚柱を中心にした視点で見てみましょう。
これを見ると、この、油圧ジャッキ先のレバーの回転でタイヤ部を回転というシステムは、ミグ21の主脚にそっくりだと思いません?
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