RE2005の尾脚の構成は、胴体のフレームに設けられた回転軸からでた、図中緑色で表示されている、上から見て「A」字型をしたアームに、バネで求心すると思われるキャスターがついています。

紺色で表されたシリンダーが緩衝部で、緩衝時はキャスタがアームごとスイングします。

緩衝シリンダーは、黄色で示された摺動部に関節接続され、摺動部は図中水色で示された、たぶん下面に長い切れ込みのはいったバネ入りのパイプ上を滑動するようになっていて、たぶんパイプ内のバネによって、常に脚を下げる方向に摺動部にテンションを加えているのでしょう。

ここまでの部分は、機体中心線と一直線に、左右対称に構成されているのですが、赤で示された引き込み用油圧ジャッキは、たぶん(3回目のたぶん?)機体左舷側にオフセットされていて、左ななめ前からカルダン接続された摺動部を前に引っ張ることで尾脚を前上方に引き上げます。

緊急時にはロックを外して油圧を切ってしまえば水色部分のバネで尾脚は降りるようになっているのでしょう。

尾脚扉は簡単なちょうつがい式のようです。

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