ミラージュホビーは1/400艦船キット愛好家の素晴らしい味方です!大好き!

元キットは「水雷艇Kaszub(カシューブ地方)」。世界の艦船を読んで偶然戦後のコルベットを見るまで「カッツァブ」と読んでましたですよ(恥)。

説明書を解読するに、この級は第一次大戦前にオランダの王室海軍の発注でドイツのフルカン造船所が4隻作ったけど戦争になったので名前をV105~108として納品先をドイツ帝国海軍にしたあと、バルト海でロシア相手に戦って、機雷でV107が沈んだだけで、ドイツの降伏後V105と108はポーランド海軍にもらわれたんだそうな。V105は長船首楼で違う船っぽいけどポ-ランドで「ORP MAZUR」とかいう名でスツーカに沈められ、V108は「カシューブ」として1925年にドックでボイラーが謎の大爆発を起こして真二つでゴミになってしまったようです。3人死んだらしい。

ぼくはこのキットを、考証とか面倒くさいので、どこかの海軍に引取られたV105型の知られざる一隻のその後としてでっち上げました。

「三脚檣」の志郎さんに見せたら「ビルジキールは?」って聞かれたけど実物にもないです。

最大速度は29.何ノットくらいで当時的には高速です。

発射管はドイツ時代には船首楼直後の両舷に単管各一基と煙突直後に単管一基計三基だったのがポーランドで煙突直後に連管一基に改められたらしい。どっちにしろ片舷に2発しか撃てないのでポーランドのが合理的ね。

砲はドイツ時代88ミリだったのをポーランド海軍になった22年から75ミリシュナイダー砲に変えたらしいよ。作例ではミラージュの4本煙突米駆逐艦に付いてたエリコンに変えました。どこ海軍なのかしら俺の脳内では・・・

キットの説明書では錨の組み方が解らないのですが、前述のアメリカ駆逐艦の説明書では丁寧に解説されてましたが、実家そばのペリー公園に実物があったのに気がついたのは完成した後・・・(おやくそく)

砲と魚雷発射管は旋回可能に組んだ。

ボイラーの吸気ダクトが回るのに気がついたのは完成後でした・・・実物の写真では当然ながら水を吸わないように後向きになってるほうが一般的のようです。

このキット、ブリッジ内には羅針儀と舵輪も再現されてます。艇長はその上の露天で、そこにもある羅針儀にしがみついて伝声管で指揮したんでしょうね。ロマンだ!

舷窓は手抜きで塗潰した。

お風呂で遊べるように上構は肉抜きして、手摺は太いのと細いののテグスなので折れません。これでも風呂に入れるとひっくり返っちゃうのでがっくし・・・でもいいの!

空中線は説明書にならったけど面倒なのでぜんぶは付けませんでした。

発射管直後には後部指揮所が!テグスで手摺作ったらくっつかなくて大変でした。

艦底の赤はハンブロールの100番。塗るとオレンジ色で焦りますが、乾くといい赤に。

排水量360トン/戦闘420トンだそうです。後のドイツのSボートは100トンだったかな?

どっちもかわいいね。

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駆逐艦島風と神風
(ピットロード1/700)
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