シンガポール〜マレーシア〜タイの旅 (2/5)


1月28日、いよいよタマン・ヌガラ(Taman Nugara)国立公園へ出発です。
タマン・ヌガラへ行くには、クアラ・テンベリン(Kuala Tembeling)から、ボートで2時間強です。
9:00発のボートに乗るため、ジェラン・トゥット(Jerantut)からバスでクアラ・テンベリンへ向かいました。
このバスなのですが、非常にスピードが出て、怖いです。ちよっとした、ジェットコースターでしょうか。
スピードが落ちるのは、道端に水牛がいるときか、坂道を登るときです。
馬力が無いのを補うため、下りのスピードをいかして、登りをこなします。
運転手によるのかと思ってましたが、この地区の人はみな飛ばすようです。

さて、クアラ・テンベリンに着くと、早速、ボートと入園手続きを済ませて、船着場へ。
いざ、タマン・ヌガラへ出発。
といっても、木でできた頼りないボート。
手を伸ばすと、川の水に手が届きます。
水面に近いスピード感とたまにエンジンが止まる頼りなさから少しの不安はありますが、顔や腕に当たる心地よい風は最高です。
川岸には水牛がいたり、景色も最高です。

ちょうど、1時間を過ぎたころでしょうか。突然、ボートが小島に止まりました。
休憩かな?と思っていると、船頭が、我々の荷物の場所を変え始めました。
なんと、ボートが浸水しだしているではないですか。
船頭は荷物を濡れないところへ移動すると、今度は、バケツで水をかき始めました。
不安そうに見つめていると、船頭は、ニヤッと愛想笑いをするだけです。
どうも、あまり英語が得意じゃないようなのですが、その愛想笑いが更に不安にさせます。
一緒に乗っていたアメリカ人女性は、
「彼はビギナーだ。」
とよけい不安にさせてくれます。
少し時間が経った後、私が水かきを代わりました。
その時、
「ブルン。」
何と、船頭はエンジンをかけ、進み始めるではないですか。
船頭は相変わらず愛想笑いするだけで、水かきを止めるに止めれなくなりました。
結局、クアラ・タハンに着くまで、私のボランティアは続きました。
休暇で来ているのに、何て働き好きな日本人だこと。

このハプニングで昼過ぎに着いたこともあり、ツアー参加は明日としました。
宿泊は、タマン・ヌガラ・リゾート対岸の安宿を確保。
この対岸には、レストランも並んでいます。
ガイドブックには、この対岸への行き来は無料となってますが、RM0.5 (約15円)必要のため、注意が必要です。

そうそう、最後にこちらで飲んだ飲み物を紹介したいと思います。
名前は、”ホーリック”。
味はというと、ケロッグに牛乳をかけて、先にケロッグを食べた後の牛乳の味。
あの牛乳が好きな方は、是非、お試しあれ。


2001年1月28日

バス(ジェラントゥット −> クアラ・テンベリン) : RM1.5 (約45円)
ボート(クアラ・テンベリン −> クアラ・タハン) : RM19 (約570円)
タマン・ヌガラ 入園料 : RM1 (約30円)
タマン・ヌガラ カメラ持込料 : RM5 (約150円)
ホテル : RM60 (約1800円)


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