比の写真用品   第三話   フィルター その1

写真用品のおはなし、第三話はフィルターその1です。
だいぶごぶさたでした。今回はフィルターの箱の話です。中身は、次回ね。

今月のカメラ10月号での、KONICA IIIにも出しましたが、フィルターは、気になる写真用品です。
ケンコーは皆様必ずお世話になるでしょう。ただ、近頃のコンパクトカメラは、基本的には、フィルターはつけられませんけどね。
ケンコーの箱で今も残っているものをいくつか並べてみました。
左下の一番小さいのが、Canon Demi Sにつけた、34mm径です。
ここらへんは、スカイライトとUVがほとんどです。










ニコンの純正の箱は少ないのですが、手持ちの新旧を並べてみます。
72mmは1976年に買ったものです。52mmは1999年に買ったものです。23年でもほとんど変わっていないのが、ニコンらしいところかな。
72mmのほうには、「現金正価 \3,700」と印刷してあります。今は無い表示です。









妹が結婚する時に、初代のCanon EOSを贈りました。
それまでは、CanonじゃないMFの一眼レフを使っていましたが、新婚旅行もするだろうし、子供も生まれるだろうから、使いやすいものと考えて、発売されたばかりのEOSにしました。EOSを見たらピンとくるものがありました。未来を予感するものがありました。残念ながら、超音波モーター内蔵のレンズは高いので、安いズームをつけて贈りました。そのときにつけたフィルターの箱だけ取ってありました。その初代EOSも、故障の修理不能ということで、メーカーから帰ってきたそうで、月日の経つのは早いですね。






マミヤ純正は珍しいでしょ。
1976年に、仙台の営業所まで行って買いました。
通常は、小売をしていないところを、無理を言って売っていただきました。領収書は、「○○カメラ店様」と、記入されていました。あの領収書はどこにいったのだろう。
マミヤ光機(当時)は、このあと倒産騒動があって、今は、マミヤ−OPとなって、つり竿とカメラという、奇妙な組み合わせの製品を作っていますが、中版カメラの実力はさすがと思わせます。当時は、35mm一眼レフも作っていたのですよ。






オリンパスブランドのフィルターは、買った記憶がまったく無いのです。
このほかに2枚出てきました。これは、ごらんのようにR1です。いったい何の目的で買ったのか、当時の記憶がありません。ただ、長期間、冷蔵庫に、ハイスピードインフラレッドの期限切れフィルムが残っていて、引越しのとき捨てられましたので、その時いっしょに買ったと推測されます。ハイスピードインフラレッドにしても、現像した記憶がないので、つまり、これは、一度も使ったことの無いフィルターと思います。
OMファンの方で、高く買ってくれるのなら、このほかの2枚も含めて、箱入り新品同様ということで、手放しても良いかなと思っています。




東芝もフィルターを出していました。
ケンコーより、少し安いが、枠が厚くていやだなあと思って買った覚えがあります。
東京芝浦電気ですよ。












Walzです。
それも、イコンタ用ですよ。
大学のときに、近所の某カメラ屋さんの、在庫を見せてもらって、これは良いと思わず買いました。












バヨネット用です。
YashicaFlex に使っていました。
これも近所のカメラ屋さんの在庫から探しました。













Walzの裏面です
当時の価格700円は高かったのでしょうね。









今回、ガラクタが入っている箱を探して、これだけ発見しました。フィルターの箱ですから、捨ててしまったものもかなりあります。今思えば残念ですが、引越しを2度していますから、これだけ残ったのは、りっぱと言えるかもしれません。
高校、大学のころのレンズは、シングルコートが主だったもので、レンズがシングルコートなのに、フィルターがマルチコート使っても意味無いかなと思っていましたが、今は、フィルターのマルチコートが常識なうえに、ハードなマルチコートもあるということで、最近のフィルターのカタログを見ていると感心してしまいます。
(2001.3.22)


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