比の写真用品      富士 その2
フィルムの混沌の館 カラーフィルム



N100 135 36EXP.
35mm ネガカラー 36EXP だが、ほかに20EXP もありました。12EXPもあったはずです。
JIS規格で、モノクロは、20EXP, 36EXP と規定されていましたが、カラーネガフィルムはJISで、枚数の規格はありませんので、コニカの「4枚増えて値段は同じ!」と言う、萩本欽一によるコマーシャルが出るまでは、モノクロのJIS規格に合わせていました。

これは、1973年に、カラーネガの36枚撮りをはじめて買った記念のフィルムと思います。高校生でしたから、おこづかいも少なく、ネガで撮ると、プリント代もバカにならない時代です。安いお店で、35円でしたから、フィルム現像を含めて、1500円程度したでしょう。それを考えると、カラーの36枚撮りを使いきるのは、なかなかたくさん撮らなければいけないと思いました。一こまの撮影に、力が入りますから。

富士の場合、この時代は、現像のプロセスを明記していません。

この時代の前のN100の箱は、ふたの部分は全部黒だったように思います。これもYコレクションで、確認したいと思っています。

今回も、私の少ない手持ちから出しています。
コレクションのつもりは無かったので、不完全なものです。
N100 135 20EXP.
時期が違うせいか、上の36枚撮りとは、フタの印刷の方向が違います。。


F-II 135 24EXP.
N100が引退して発売されたのは、F-IIです。

この時代には、もはや24枚撮りになっています。それでも、KODAKは20枚撮りのまま販売を続けていました。国際的に20枚撮りが、標準だったためと思われます。



F-II 400 135 24EXP.
いよいよ、カラーネガも高感度時代がやって来ました。400のフィルムなんて、粒子が荒くて使い物にならないと、信じてはいましたが、撮影を頼まれると、自然の成り行きで、400を使ってみようかと思うことがありました。




NSUPER HG400 24EXP.
時代は、400の時代です。確かに100よりは、粒子が荒いようですが、使用するには400の方が便利でした。でも、この時代に今の、400が当たり前、800も標準的というようなことが予想できたでしょうか。カメラの進化は予想できたとしても、銀化合物の光に反応することが、こんなに進化するとは考えても見ませんでした。

DX規格のものが、ここから出てきました。
まだカメラが追いついていませんでした。


SUPER HR 400 36EXP.
グリーンベースですが、カラフルな箱の時代になりました。



SUPER HR 1600 36EXP.
モノクロは、TRI-X をパンドールで増感現像すれば、粒子の荒れはともかくとして、1600は、可能でした。しかし、カラーで、増感もしないで1600が発売されたときはびっくりしました。すぐに飛びついて、使ってみたものです。TRI-X の増感より、粒子が荒くないように見えてびっくりしました。

空港の手荷物検査のX線に注意するように箱に書いてあるのが、高感度フィルムらしいところです。と、言うことは、これより感度の低いフィルムは、X線の影響は無いと言うことでしょうか。

9月11日のテロのせいで、空港の手荷物検査のX線が強力になったうえに、空港により複数回の検査をするところがでてきたということで、低感度フィルムも危なくなってきたと聞いています。鉛の袋を購入しなくてはいけないのかな。


FUJICHROME R100 36EXP.
ためしに使いたくなって使ったはじめての、富士のリバーサルでしたので、記念にとっておきました。
100という感度は、高感度だったと感じました。お気に入りの、コダクロームは、25と64ですし。エクタクロームもノーマルのデーライトは、64でしたから。



FUJICHROME Professional 120
120フィルムでも、富士を使ってみたくて、これを試してみました。ポジの入ってくる、袋が、富士の場合きれいだったので、うれしかった覚えがあります。

これらの、フィルムのあと、箱を取っておくことをしなかったので、しばらくブランクがあります。
富士の最近のものは、そのうちにやる予定です。

今回はここまで。

(2001.11.2 とりあえず初版)
(2001.11.5 一部訂正)


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