比の写真用品 第七話      サクラ/コニカ その1
フィルムの混沌の館 3回 カラーフィルム+α



コニカとサクラ
「小西六」「コニカ」「サクラ」この言葉が結びつかない、若い方のために、コニカ株式会社のホームページから、歴史を抜書きしてみましょう。そうすれば、関係が見えてきます。
1873 小西屋六兵衛店開業
1879 小西本店となる
1902 小西本店の工場部門として、「六桜社」設立
1903 印画紙「さくら白銀タイプ紙」発売
    カメラ「チェリー手提暗箱」発売
1929 「サクラフヰルム」発売
1936 「さくらパンFフィルム発売
    小西六本店設立
1941 カラーフィルム「さくら天然色フヰルム」発売
1943 小西六写真工業株式会社となる
    (工場は「六桜社」)
1957 コニカIII発売
1975 ピッカリコニカ発売
1976 24枚撮サクラカラーII発売
1977 ジャスピンコニカ発売
1987 コニカ株式会社に
    全ブランドをコニカに統一

1987年で、サクラブランドは消えてしまいました。

INFRARED 20EXP.

今でもあります。名前は変わっていますが。
残念ながら、使った記憶は無いのです。印象が強くなかったのでしょう。本や雑誌にある作例が、まずありき、ですからね。
残念ながら、箱は見当たりませんでした、Yコレクションに寄付したのかもしれません。パトローネが残っていたので、良しとしましょう。ネガも探せば出てくるでしょう。モノクロのネガは、ネガシートに入れて、A4サイズの安いファイルに綴じこんでいますから。




R-100 135 20EXP.
多分、今まで使ったリバーサルとしては、唯一の、サクラです。
当時は、KODAKがあこがれでしたから。
試しに使ったものです。高校のクラブの部室にある、先輩の撮ったリバーサルは、以外にサクラが多かったのですが、何年経過しているか、わかりませんが、退色しているものが多かった。そのためか、サクラは信用できないなあと刷り込まれてしまった。結局KODAKのEKTACHROMEですら、内式の悲しさで、退色していくことを後で悟るのですが。

有効期限1974-12ですから、1973年頃に使ったものです。高校時代ですね。

今回も、少ない手持ちの分から、出しています。













Sakuracolor II 135 24EXP.
30代以上の人なら、「欽ちゃん」こと、萩本欽一氏の「4枚増えて値段は同じ」というテレビコマーシャルを覚えているでしょう。
このフィルムが出るまでは、JIS規格で、モノクロフィルムは、20枚、36枚と、枚数が規定されていました。カラーフィルムの枚数の規定は無かったのですが、モノクロに準じたため、12枚、20枚、36枚というのが常識でした。
しかし、当時の小西六は、そのアナに目をつけて、消費量の多い20枚撮りを24枚撮りとして、差別化をしました。おかげで、この時期、シェアを延ばしています。ただし、このあとすぐに、富士も24枚撮りとしました。KODAKは国際的に変更が難しかったのが、日本向けだけでも20枚撮りにしたのは、後になりました。今では、プラス3枚として、いろいろなメーカーが、特別なもので、27枚撮りを販売することはありますが、枚数を増やしたからといって、シェアを伸ばせる時代ではなくなったのか、AGFAの27枚撮りが、もてはやされるとは思えません。

フィルムの発売開始は、1976年ですが、この箱の有効期限は1984-2ですから、使ったのは、1982年頃でしょうか。

コストダウンのためと思いますが、この時点で、箱の中の、説明書が無くなって、必要な説明は、箱に印刷されています。





SR-200 135 24EXP.
はじめ、400のネガカラーは、色も良くないし、粒子も荒いということで、あまり使いませんでした。この200は、粒子が荒れていなくて、一段シャッタースピードが稼げるので使いました。
で、どうだったのかということは、よく覚えていません。覚えていないと言うことは、悪くなかったのでしょう。
有効期限は1987-5ですから、1986年ころに使ったのでしょう。独身の最後のほうですね。


















SRS-100 120
さすが120フィルムだと、PROFESSIONALという、表示になります。
YashicaFlexにネガカラーをつめて遊んだ記憶がありますので、その時のものでしょう。サクラブランドの120フィルムは、あまり使った記憶もありません。
有効期限が1987-11です。















SR-V 100 36EXP.
この時点で、「サクラ」ブランドのイメージカラーである、オレンジ色は無くなっています。オールドファンには、ここらへんが分岐点でしょうか。

有効期限1988-1です。

このあと、はじめてのこどもが生まれたあとは、奥様が気に入った、「ママ撮って」というフィルムを結構使いましたが、箱がひとつも残っていません。残念です。写真を趣味として、フィルムを楽しむ余裕はなく、単なる記録の手段として使っていた、ということでしょう。


コニカのお仕事は、日本の写真において、エポックメーキングな製品をたくさん出しています。
また、最近少しづつ、コニカのフィルムを使い始めました。コニカブランドのフィルムの箱がたまりましたら、また書きます。












(2001.11.16)


[「由美と比の趣味の廊下」にもどる]