大樽川   釣りの表街道は問題いっぱい

現在、最上川源流と言われているのが、大樽川の上流、吾妻連峰の若女平付近から流れ出す、赤滝と黒滝。この二つの滝は、西吾妻スカイバレーの途中のパーキングから遠く眺めることができます。最上川のような大河の源流を、車で行って、簡単に眺めることができると言うのは、きわめて珍しい川であると言えます。逆に考えると、見ることができる源流としたいがために、その昔松川が最上川源流といわれていたのに、大樽川を源流としたのではと、かんぐってしまいます。

大樽川はシーズンともなると、釣人がたくさん押しかけてきます。地元だけでなく、県外の車が、ポツンと止まっているので、「釣りだ」とわかりやすいのです。なぜ、このようにたくさん県外から押しかけてくるのか事情はわかりません。理由の一つは、白布温泉の近くの、滝壷で毎年、大きなイワナが釣れたと、新聞に掲載されるためでしょうか。釣りをしない方なら、なんとなく、わかるでしょう、毎年、決まったように、大きなイワナが、決まったポイントで釣れるという理由を。白布温泉のすぐ近くですよ。釣りをする人は、理由は考えたくも無いでしょう。だってね.....

もっといろいろ問題のあるこの川についてのは、少しづつ、書いていくことにしましょう。

早春の大樽川 (2001年)
白布温泉の下に位置する、代堰堤。砂で埋まって、数年経ちます。人工の滝となってしまいました。作った人は、このあと、どうしようと考えているのでしょう。実は、何にも考えていないとか。このまま、人工の滝を、作り続けるつもりですか。
(2001.3.20 E950)
こんな風に、河川改修するまえは、ここでもイワナやヤマメが釣れたんですが、魚が棲めるところはなくなってしまいましたね。
(2001.3.20 E950)
今年は、松川と羽黒川をメインにしていっていますので、大樽川は、ほんのすこしだけ書かせてもらいます。
大樽川、4月中旬版
(2001.4.21)


[「米沢の川」にもどる]