羽黒川2   春の羽黒川 2001年春

上流部 笠松鉱泉より上流
長根橋より上流。板谷に抜ける林道方面へ入らず、峠駅の北側のトンネル方向に抜ける林道の途中。
だいぶ水量は少ないが、まだまた、沢というより、たしかに羽黒川。

焚き火、飲み食いをしたあとのゴミ、いろいろ残っていました。開高健は、「ごみの中から生まれた民族」と称したが、なるほど、川のそばには、ゴミありです。

(2001.5.12 E950)
本流から次々に水たまりにやってくるヒキガエル。この状態だと、警戒心どころではないため、接近して余裕で写真が撮れる。釣りをしていても、川のそばに水たまりがあると、春は良く見られる光景です。

(2001.5.12 E950)
上流部 大沢より笠松鉱泉
まだ笠松鉱泉までしか入れない。4月下旬。
笠松鉱泉より少し下流の山の岩場が見えるところ。
キーキーという声が聞こえた。猿にしてはへんだなと思ってよく見ていると。オスとメスと思われる鳥だった。遠くなので、シルエットでしか見えない。種類不明。鳩サイズ。

(2001.4.29 E950)
深みの上の木には、ロープがかけてあった。どこかの子供が、夏の間水遊びに来て、このロープにぶら下がって、ザンブリと飛び込んで遊んだ様子が目に浮かぶ。羽黒川は、魚もいるし、水もきれいなため、昔から水遊びには最適なところだった。

(2001.4.29 E950)
ここらへんは、川底が一枚岩になっているところが多く。また、段差の少ない、滝のようになっている場所が多い。

写真には無いが、結構まわりは、とけ残った雪がある。しかし、山桜は咲き始めている。

(2001.4.29 E950)

上流部 その2 すみれ荘より、小僧ヶ滝を目指したが
すみれ荘より、歩いて小僧ヶ滝まで行って、撮影する予定で入った。
すみれ荘の南のJR山形線(奥羽本線)の橋りょうを走る在来線普通列車。

(2001.5.4 E950)
メガネになにやら虫がまとわりついたと思ったら、カゲロウでした。
羽黒川は水棲昆虫の多い川で、ここから数キロ上流に、川底が白っぽい岩でできているところがあります。そこを流れる水棲昆虫の幼虫は、気持ち悪いくらいたくさん見えます。生まれてはじめてみたときは、岩の模様がなぜ流れに沿って移動するのだと、びっくりしてよく見たら、虫だとわかってびっくりしました。

(2001.3.3 E950)
いたるところに倒木。今年の冬の積雪は、びっくりしました。木もたくさん折れています。
林は、倒木だらけで、風が吹くと、倒れた木がこすれあって、キー、ギーと音がします。このときは夕方に撮影に行きましたが、誰もいないところで、ただひとり立っている時に、薄暗い林の中から、キー、ギーと響く音は、なかなかドキリとします。

(2001.5.4 E950)
このあと少しで、小僧ヶ滝に到達するはずだが、夕方に来たせいで、タイムアップ状態。もう帰らなくちゃと思い、今回は、ここであきらめ。今度は、じかに小僧ヶ滝に行こうか。

(2001.5.4 E950)
下流
現在の羽黒川橋。強化工事はしているものの、だいぶ古くなりました。

(2001.5.2 E950)
羽黒川橋の100mほど上流に新しい橋を作っています。
架け替え工事となっていますので、羽黒川橋という名前になって、現在の橋は壊されるのでしょうか。

(2001.5.2 E950)
下流 四ヶ村堰 (しかむらぜき)
羽黒川と松川の合流点の100mほど上流に、大きな堰がある。羽黒川の近くに住む人たちは、「この堰ほどすばらしいものはない」と、自慢げに話す。聞くところによると、はじめて作ったときは、かなり苦労の末に完成したらしい。その苦労話は、そのうちに調べるとして。
ある程度の年齢の人なら、小学校、中学校のころ、米沢の北、東方面に住む男の子なら、ほとんど、この堰で遊んだ経験があるはずだ。私も、自宅からそう遠くはないので、自転車ででかけて、魚とりをしたことがある。手づかみで捕まえるのだ。ここでは、釣りなんかより、手づかみが面白かった。

これは、国道13号線方向から東方向に見る。山形新幹線を写しましたが、確認できますか。

(2001.5.2 E950)
堰の下から、東岸より見る。左にわずかに魚道が見えるが、魚道と言っても果たして魚が上れるのか。

四ヶ村堰は、この写真を撮影するため、30年ぶりくらいで訪れました。子供の頃は、自転車で、田んぼ道を来たものですが、今は車で来ますので、どこから入ったら良いのかわからずに、迷いました。見えるのに行けないという状態です。

(2001.5.2 E950)
四ヶ村堰の下流100mほどのところで、松川と羽黒川が合流する。左が羽黒川、右が松川。この松川も、上流200mぐらいで、掘立川と合流する。このあと、この川は、鬼面川と合流するまでは、松川となる。つまり、ここが、羽黒川の終点です。この下流は、いたるところの表示は、「最上川」となっているが、ここは「松川」以外の何者でもない。

(2001.5.2 E950)
場所は秘密 羽黒川にもカワセミは棲んでいます
場所の詳細は秘密です。魚の多い羽黒川ならカワセミも生活できます。ただ、巣を作れる場所がだんだん、少なくなっていま す。

友人のケンイチ氏撮影。ISO400のネガからトリミングしています。

(2001.5月 Nikon F2, 500mm+2X)
今年、2001年は、松川と羽黒川を中心に行きましょうと思ったのに、ついつい、流域の懐かしさで、ゴールデンウイークは、掘立川をたくさん撮影してしまいました。なんとか、これから、松川と羽黒川に励みます。羽黒川の良い情報も入って来ましたので、これからの撮影が楽しみです。
羽黒川、5月版
(2001.5.8)
(2001.5.10 羽黒川橋追加)
(2001.5.12 上流2枚とカワセミ追加)


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